「細川元首相が、毎日新聞のインタビューで「応仁の乱みたいにぐちゃぐちゃになってきた」とおっしゃったようですが、急激に希望の党の人気が剥落して、安倍政権安泰の様相になってきました」
さすが細川家が言うと重い。
「今回の選挙は政権取りではなく、安倍内閣を退陣させることが目標だというのは政治の世界では通用しないのでしょうか」
…? 野党の戦術目標としては通用してるんじゃないですか? 実現の見通しがないだけで。そして与党としては可能な限り現状維持プラスマイナスくらいに持っていって「民意」を確認したいというのでしょう。
そして「安倍内閣を退陣させること」とは、ここ数年間、延々言われたことであって、かつその”売り込み”が明確な成功をおさめていないらしい現状を見ると、この”売り込み”方がやや機能していないらしいと思うのだが、どうだろう。
「希望の党については、完全に準備不足を突かれ、小池さんの優柔不断さも手伝って、前原さんの思い切った左派切りも、かえって判官びいきの同情を枝野さんが獲得するなど、非常に厳しくなってきました」
「実際、組織もつくれず、まともに組織として機能していない小池さんの私党の域を越えていない党が政権を担おうというのは無理です」
どうも緑の小池(新党)支持らしい人がこうまでいうので、結果については現時点ですら、「お察しください」状態らしい。
リセットやしがらみのない政治といったスローガンは、あくまでも「○○からの脱却」という消極的政治姿勢。今求められているのは「○○への道筋」といった積極的政治姿勢なんだけど、その「何を実現するか」が希望の党からは聞こえてきていない。
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2017年9月28日
未来が見えないのよねえ、どうも。
…安倍首相は、まだしも、ステキっぽい未来を売っている点、私は評価する(この点にかけては共産党もそれなりに)。しかし、安倍嫌いなひとは、安倍氏の悪口を言えば安倍支持率は落ちて政権交代するとでも思っているらしく…。
<現実を無視してアベノミクスを貶し続けた人たちの雑なやり方>
— タクラミックス (@takuramix) 2017年10月3日
始まった途端「失敗するに決まってる!」と貶し、
株価が上がれば「年金使った株価操作だ」…
大企業の業績が上向くと「中小企業の切り捨てだ」…
中小企業も上向くと「消費者にしわ寄せ」…
賃金上がってくると「非正規ガ?」…
おおむね全て聞かされたかな。
アベノミクスで景気回復の実感がないって人は、コンビニかどこかでバイトの大学生に先輩や友達の内定数を聞いてごらんなさい。
— 梓弓 (@Ma_R8) 2017年10月2日
二つ三つは当たり前って言うロスジェネからしたら信じられない状態だから。
この状況が数年続けばブラック企業は人が集めらなくなって滅ぶ。
アベノミクス継続が必要。 https://t.co/eyeYmlLBDP
私は本気で、爺様が「非正規がー」と言うのに対して、「ないよりマシでしょうが」と言った。ないよりましだ。そして、微妙に正規職も増えてはいるらしい。このことをいうと、「一部の退職者を置き換えただけでー」といわれた。それでもないよりましだ。そして現に、学生たちの就職戦線は、ここしばらく割と好調に進展している…。
しかし私は、”安倍にだまされている”らしいのだ、その種の人の見解によれば。学生時代には「はっきりとした左翼」と評された私だが。
そして
…もう、アベノミクスを貶すためなら何でもありになっていて、こんな事ばかりやってるから、アベノミクスを超える提案が出てこない。とにかく現行の経済政策を貶して止めて潰す事しか考えず、まともな提案は無し。提案が出たと思えば、真逆にしただけの案なんかが出てくるという阿呆らしさ。
— タクラミックス (@takuramix) 2017年10月3日
なので今の体たらくがある。
…批判の為の批判に甘えて、から騒ぎの中で民意を見失い、とうとう野党第一党が事実上の解体となった。全く、どこにも、同情の余地が無い。
— タクラミックス (@takuramix) 2017年10月3日
と、私も思う。
「削る、省く、叩く」というデフレ感覚が世の中を覆ってしまった結果、政治も「あいつを引きずりおろす」というスローガンが前面に出てしまったのかも。野党が「減税を勝ち取る」と言っていた昭和のころが懐かしくなってしまう。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2017年9月28日
…うん…。
日経新聞 首相が演説場所を変更 「反安倍」ヤジを警戒 2017/10/5 19:00
「安倍晋三首相(自民党総裁)は5日、神奈川県内で予定していた街頭演説の場所を変更した。交流サイト(SNS)上で首相に批判的な人々が「押しかけてヤジをしよう」などと呼びかける書き込みが相次いだためだ」
「約15分間の演説中に目立ったヤジはなかった」
とすると、反アベ野次は熱心な人たちによる「おっかけ」が重要な部分を担っており、政権不支持率については社会全体に普遍的に行き渡った反アベ意識というまでには至らない、というあたりでよいものか。少なくともコアな反アベ層は分厚くはない、と読める。
そうそう、片言節句を残しておいて、後で「言ってたもん」とドヤ顔するのが今やデフォールト。で私の説では小池さんは「現在の」アウン=サン=スーチーのような地位を目指している。つまり正式の権力者ではないが、実権が大きく、かつ、最終的には「軍部が悪い」と言って責任は負わなくていい。 https://t.co/d1AqrlNUMt
— 中東ニュース速報 (@chutoislam) 2017年9月28日
「「現在の」アウン=サン=スーチーのような」は卓見というべきだろう。そして「ような」というのは、類似を言うのであってそれ自体を言うものではない。
アウンサンスーチーは、あれでもなお、大問題を解決するためのビジョンを示しているが―具体的には国籍問題の解決―、小池氏は、果たしてどうだろう。国民・支持者から確実に嫌われるようなこと(具体的には、例えば「Rohingyaに国籍を認める」可能性)を示唆して、なお立ち続ける気概はあるだろうか。
…と思ったが、なんというか、なんというか…だなあ…。
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