TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

雨水の貯水タンク

2021年06月06日 | 畑・園芸・工芸・片付け
早々と梅雨に入ったかと思うと今度は日照りが続いています。
サツマイモを植えるタイミングを見計らっていたのですが昨日植えました。



しばらく雨が降りそうにないので水やりを工夫しました。
畝の苗を植えた所にくぼみを作り、水が溜まるようにしました。





これなら水が流れないので、水が有効利用できます。
水の有効利用についてですが、先日父の工夫の跡を発見しました。
それは雨水をためる貯水タンクです。



父が亡くなって3年目のサツマイモ作りになるのですが、今までこの貯水タンクの存在に気づきませんでした。
父はずいぶん前からこれを作り、野菜づくりに使っていたはずなのですが…

それは廃材を利用して作った掘っ立て小屋の一角にありました。
ブルーのドラム缶がそうです。


視界には入っていたのですが、蓋がしてあったことと、次から次に生えてくる雑草対策に追われ、それが何なのかを確かめようともしませんでした。今年、少しずつ畑の周辺を片付けていて、覆っていた蓋を取ってみて、それが雨水の貯水タンクであることに気づいたのです。







掘っ立て小屋も雨樋もすべて廃材利用です。それらは見た目が悪いので、物を捨てることができないない父の貧乏性を疎ましく思っていました。でも、最近になって考えが変わりました。父はいろんな工夫を楽しみながら野良仕事をしていたんだと。この貯水タンクに限らず、裏の畑の周囲には父の工夫の跡が随所に残っています。それらを発見する度にもっと父と一緒に野良仕事をし、もっと父と話をしておけばよかったと思います。
この貯水タンクににしても、「これいいね」と一言ほめていたら父はどんなに喜んだことでしょうか。

父のことを思いながら今年もサツマイモを植えました。
しばらくは雨が降りそうにないので、雨水をひしゃくで1本1本に掛けています。




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