TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

浩然の気 ~ 九千部岳

2014年05月25日 | 山(県内)
九千部の吹越側登山口から少し行ったところです。


とても静かです。野鳥のさえずりの他は一切物音がしません。
雲仙の喧噪が嘘のようです。
五感を研ぎ澄まし、じっくりと自然と対話をしながら歩を進めました。
最も幸せを感じるときです。
体力的には、雲仙の3峰を周回した後なので疲れているはずなのですが、精神はどんどんと浄化されていくのがわかりました。
私をどんどん元気にしてくれる山の力、これが浩然の気というものではないでしょうか。
これぞ山歩きの神髄です。

雲仙と比べれば地味な山ですが、ピンクの花が道の所々にひっそりと、あるいは群れになって咲き誇っています。
その中をゆっくりと、ゆっくりと歩を進めました。



















遠景は午前中に登った雲仙の山々です。同じ山域ですがこちらは(九千部)とても静かでした。



この日の九千部登山は一応計画には入れていました。ただし、私の体力がともなえばの話でしたが。
幸い体力に余力があったのと、雲仙周回に物足りなさ(精神的な充足感)を感じたので九千部に挑みました。
結果的には行ってよかったです。
静かな山の中で精神を解放させ、十分に山に癒やしてもらいました。
最近、パワースポットという言葉を耳にしますが、このパワースポットも同源だと思います。
ただ、人がいっぱいいる中では、自然のパワー(浩然の気)と自己の精神との共鳴はできないように私は思います。
みなさんはどのように思われますか。




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