最近頂いた次のコメントに今日9月18日のブログで私の意見を書くことにする。
理由は、そのコメント氏が、週明け早々に「密封小線源治療を受ける為に入院」とのあるので、今日土曜日には意見を書くのが良いと考えたから。
まず、私が出したブログの日付、タイトルにリンクをつけ、いただいたコメントの抜は私が番号をつけて下記の枠内に列記する(A-1から5、B)。
その枠のあとに、番号順に私の意見を書く。
では、私の意見は以下に記します。
なお、昨日9月17日の私のブログへのアクセスは「閲覧数1,838 訪問者数935」。
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◆◆「500」にハネ上がった前立腺がん 腫瘍マーカーPSA (基準は「4」)。とはいえ、数値の1日当たりの増加スピードは低下傾向にある・・・と都合よいことを評価する私 (いただいたコメント)
1. てらまちさんの病状を拝察いたしますと、去勢抵抗性前立腺癌に移行し、骨への転移もあるが、内臓や神経組織への転移がないので、健康状態は良好という理解でよろしいでしょうか?
⇒(寺町の意見) 「前立腺がん」から「去勢抵抗性前立腺癌」に移行」したことは、私の場合昨年に2月 PSA2392で発覚して、7月にPSA2まで下がったのに、8月から上昇、その段階で去勢抵抗性前立腺癌と認定されているのでしょうね。
「内臓や神経組織への転移がない」については、名大の主治医もそのようにならないように心配していますから、時々、単純「CT」などで確認して、「内臓への転移は(今は)無いでしょう」との見解を述べています。
「健康状態は良好」とは主観の世界になりますが、昨年2月のがん発覚の直前(1月)のから私の身体の痛み(激痛)を診断対処していたかかりつけ医もは、昨年も今年も「こんなに癌が進んでいるのに、痛みも不調もないなんて」といつも驚いています。
悪いのは「腫瘍マーカー PSAの値の激変」(笑)
(いただいたコメント) 2. この状態を確認するのに有効なのは、PETCTではなく造影剤CTなんですね。
⇒(寺町の意見) それは知りたいことの目的次第ですね。
今回16日に私が、新しい主治医に「PETCTで検査を」と求めたのは、「PSAの激変」が癌が「増加しいる」からか、「そうでない」のか判断し難いところ、昨年12月にPETCTで検査している画像があるので、その比較で癌が「増」か「減」か見てみたい、という理由です。
その問いかけに医師は、「PETCTは細かいところの判定はしにくいので」・・・というのです。
もちろん、そうなのですが、私は、「増」か「減」かすらわからないので、大まかな傾向を知りたい、という思いでした。
しかし、医師は、私が併せて、強調して「肩や腰が痛いことがある」と申告したことで「単純CTでなく、造影CTで内臓や神経の圧迫などを点検しよう」という旨でした。
だから、翌日に「造影CT」を行ったという背景です。
骨転移の特定には「骨シンチ」がいいとされます。
ただ、「骨シンチ」の検査は、時には「フレア現象」で癌の拡大か縮小の判定を誤ることがあるといわれています。そういう調べをしたいと時には、PETCTは有効だと思います。
その関連の論文や指摘は、後日、リンクをつけて抜粋することにしましょう。素人の私たちでも興味深い、「検査結果の診方」です。
なお、「PETCTは費用も高い」し、と医師は述べました。確かに、PETCTの検査費は、造影CTなどより高いです。
(いただいたコメント) 3. 今の骨以外への転移を抑えているのは、リムパーザなのでしょうか?この薬の効果の有無については、遺伝子検査で確認済みという事ですか?
⇒(寺町の意見) 私が、私のBRCA2遺伝子変異の治療薬のリムパーザを飲み始めたのは今年の4月から。
つまり、昨年の2月の癌の発見時を含めて、それ以降も「骨以外への転移」は出ていない、という診たてです。
今回は、昨年の2月と11月に行った「造影CT」で、念のために詳細にみてみよう、ということです。
「薬の効果の有無」に関して、それが「開始5か月」で結果がスパッと出ていれば、腫瘍マーカー PSAは激減している。
しかし、いまでもPSAが上下・激変しているので、「リムパーザの効果の有無」がしつかりと見えない。(もちろん、私は、リムパーザはしっかり効いていると想像している)
リムパーザに詳しいその医師は、リムパーザが効く癌はそれとして、別に、「前立腺がんというのは、転移して、新しい『子』になっていく、しかもいろんなタイプの新しい『子』がいる、それぞれの『子』にどの薬が効くかは(その人に応じてやってみないと)分からない」という旨を述べていました。
この説明について、私は納得できます。
癌の初期であれば、リムパーザでおおむね対処出来たのかもしれませんが、私の場合は転移が進んでいたから、いろんなタイプの癌がすでに身体の中に散らばっていた、今も、その方向だから、リムパーザだけでは解決できない・・・と考えるしかないのです。
「遺伝子検査で確認済みという事ですか?」というのは、ちょっとズレ過ぎた質問だと感じます。
なぜなら、「BRCA遺伝子検査で確認」できるのは、「BRCA遺伝子変異」の陽性、陰性であって、「仮に陽性と分かっても、リムパーザがその人にとって100%効くかどうか」まで保証するわけではありません。
ただ、「BRCA遺伝子変異」の陽性者の前立腺がんには、今までの治療法はほとんど効かないらしいという時代にあって、分子標的薬リムパーザが高い確率で効果があるというデータ・実績があるというステージに進める、ということです。
さらに、「転移で変質した前立腺がん癌がどういうタイプの『子』・前立腺がん癌であるか」は、「遺伝子変異」の検査では分かりません。
だからこそ、私は、BRCA遺伝子変異の検査を初期に行って、「必要なら対処した方が後悔しない」と「せかす」タンスでブログを書いています。・・・ でも、深刻な当事者にならないと、伝わらないことなのでしょうね・・・
(いただいたコメント) 4. 週明けより密封小線源治療を受ける為に入院いたします。放射線を帯びた線源を体内に埋め込む為、暫く個室に籠ることになります。
⇒(寺町の意見) 素晴らしいことですね。治療が将来にわたって成功裏に行くことを願うばかりです。
もし、お嫌でなければ、「密封小線源療法」の体感レポートを寄せていただけると嬉しいです。ブログに載せることで、今、同療法を考えている人にも大きな参考になるでしょう。
「暫く個室に籠る」・・・食事も窓から差し入れ、というような表現を見た覚えがあります。悪く書くと「独房?」なのかも(笑)。興味津々です。
(いただいたコメント) 5. 先ずは、私の段階での自費での遺伝子検査の必要性について、尋ねてみようと思っています。
⇒(寺町の意見)
医療の「必要性」は、患者側である自分が求める。あなたが、「必要性」を感じていないなら、質問する必要もないでしょう。
訊いても、医師は、「密封小線源治療が効かなくなって、腫瘍マーカー PSAが上がったら、去勢抵抗性前立腺がんになったということで、保険適用のBRCA遺伝子変異の血液検査ができるから、それからでいいんじゃない」というのではないでしょうか。
あるいは、「自費で行われる検査には、どうこうは言いません」、ということですかね。
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★ B- 9月13日ブログ
◆ホルモン由来の「がん」の治療の副作用「ほてり」「ホットフラッシュ」/漢方製剤の桂枝茯苓丸は良く効いた/ ホルモン療法において最も多い副作用で早期より出現し80%にも(東北大学医学部)
(いただいたコメント)
6. なるほど、精巣摘出で男性ホルモンを根絶してるという事ですね。
それなら去勢抵抗性とは無縁だと感じるのですが、そこが人間の身体の難しいところですね。
⇒(寺町の意見) 男性ホルモンを手術的にあるいは薬物的に遮断しても、前立腺がんが進行する、という前立腺がんの悪質さがあまり宣伝されていない、「早期発見すれば前立腺がんは治る」と伝わっているのが怖いことだと思います。もちろん、だからこそ、早期の検査はより重要なのですが・・・
前立腺がんが悪化した癌が「去勢抵抗性前立腺がん」ですが、去勢抵抗性前立腺がんは男性ホルモンを餌とはせずに増殖していく「新たな『子』」です。
去勢抵抗性前立腺がんはコレステロールを餌として増えていくように変化する、などとも言われます。コレステロールって、身体に必須なのにね・・・
また、「他のいろんなものをかき集めて自分の武器を作っていく」、という表現をした医師もいます。
そもそも、男性ホルモンは「精巣」以外にも、「副腎」から5%とか10%作られるとか、前立腺に40%位ストックされる、という表現も見た覚えがあります。
つまり、前立腺がんにとって、餌は身体中にいっぱいあるのです。
去勢抵抗性前立腺がんは、「第2世代・新規ホルモン療法」の薬剤も、いずれは効かなくなるのは当然でしょうね。
それに、他の癌でもいわれるけど、癌という生物は、「抗がん剤への耐性」をも身に付けて生きていく形に変質していく場合もある、とか。
このように去勢抵抗性前立腺がんはたちが悪い。
しかも、BRCA遺伝子変異者の場合は、もっとたちが悪い。
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先ずもって驚くのは、進行ガンであるにも関わらず前向きな生きておられるその姿勢、生き様に敬意を表したいと思います。ハートがチキンな私も勇気づけられています。
遺伝子検査の件、今日の小線源治療の前に伝える機会があるかどうか不明なのですが、「出来るだけ早く自費でも検査して欲しい。」と伝えるつもりです。
さてさて、今日の午後1時から治療開始で9時から点滴開始です。身体に放射能を帯びた線源を多数埋め込むので、強制的に個室です。
ただ、私の場合はHDR(高線量)ではなくLDR(低線量)の線源なので、今日一日の隔離の様です。
明日以降、暫くはオシッコを濾過して線源がオシッコと共に漏れ出て無いかのチェックとか色々あるようです。
線源は放射性物質なので、体内から出たら専門的な措置か必要なんでしょう。
線源の放射能は一年程度かけて徐々に低減していく様で、術後3ヶ月は孫を膝の上にダクのは厳禁らしいです。
但し、日常生活で一緒に暮らす成人には、ほぼ影響は無いので、他の人に伝える必要はないとの事です。
また、術後に追加の情報があれば、ご報告いたします。
いつもありがとうございます😊
遺伝子検査について、丁度今グッドタイミングで週明けの教授回診があり、その際に主治医にお聞きしました。
遺伝子検査の検体は、3年も保たないので○○さんの場合は今採っても意味無い的な回答でした。
BRCA遺伝子変異についても、調べるのはまだまだ先でいいし、必要な際に血液から検査できるとの事でした。
説明に少し違和感を感じましたが、教授回診のバタバタした最中ですので、これが精一杯の質問時間でした。
この件につき、てらまちさんのコメント頂ければ幸いです。
いつもこの主治医(教授)には助けられています。転移巣への放射線照射といい、遺伝子検査といい、こちらからの提案、質問に真摯に向き合ってくれるので、前向きな気持ちになれます。
>(低線量)の線源なので、今日一日の隔離
それは、勘違いしてすみませんでした。
>日常生活で一緒に暮らす成人には、ほぼ影響は無いので
公式には、ですね。
ともかく、支障なく進むことが最良ですね。
>いつもこの主治医(教授)には助けられています
それは、素晴らしい。話が通じることは大事なこと。
>BRCA遺伝子変異についても、調べるのはまだまだ先でいい
率直に言って、標準的な答えだと受け止めます。
先に紹介した学会の見解は、私は、「できれば、早めに調べるのが良い」と訴えていると読みます。
もちろん、保険での検査のことですが。
先日、私の主治医は「BRCA変異の人は PSAが2とか3でも転移が見つかることがある」と話していました。
それと、回答(主治医の返事)は「血族関係」をみていないと私は感じます。
何もない一般の人たちならともかく、bobkundaisukiさんは、「前立腺がん」が発症、再燃、転移しているわけでしょ。
とするなら、ご自身のこととは別に、「血族関係」者の「前立腺がん」、あるいはもっと厄介なこともある乳癌とか卵巣がん、そしてきわめて厄介なすい臓がん、そのリスクのある人たちが「血族関係」にいるかもしれない・・・と思って、発症した自分がまず、率先してBRCA変異を確認し、陽性なら伝えることが基本ではないか・・・・(陰性なら放っておけばよいだけ)
これが突然に深刻な当事者となった私の実感です。
もちろん、このことは「医学の考え」ではなくて、一人の人間の持つべき人生観や価値観の選択のことです。