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てらまち・ねっと



 昨日のブログで、「◆今年最初の診察は、CTと「骨シンチ」の予約に 走った/放射線治療の紹介状のため」として、次のことを書いた。
 その段落・小見出しは

 1. まず、初めての放射線治療(昨年10月)の要約 
 2. 名大病院の泌尿器科の主治医の月例の診察が1月6日
 3. CT撮影と「骨シンチ」の予約に走った


 そして、文末で「そのCTの結果をもらった11日、痛みの原因となっていた場所が示された」
 と書いた。だから今日は、CTの結果と「骨シンチ」の結果を書いておく。

4. 1月6日の緊急のCTの画像診断・読映医の所見から
  (報告書のアンダーライン部に黄色のマーカーをつけ、私がこのブログゆえに色付けしたいところには紫のマーカーを付しておく)

 2021/9/17の前回CTと比較しました。
前立腺のサイズは前回と著変ありません。前立腺癌原発巣は同定困難です。

左小胸筋下~肋間部新たに腫瘤を認めます。転移の除外はできませんが非典型的な部位と思われます。造影CT等での評価もご検討ください。

左腋窩の腫大リンパ節は前回に比し縮小するも、新たに別部位のリンパ節の軽度腫大を認め、周囲には脂肪織濃度上昇を認めます。同様に、転移としては非典型的な部位で、上述の胸壁病変による反応性腫大や浮腫を見ている可能性があります。

肝転移、肺転移は指摘できません。
胆道系、膵、脾、副腎、腎に特記すべき異常所見は指摘できません。
腹水は認めません。

肺転移は指摘できません。
胸水は認めません。

咽頭・喉頭・大唾液腺・甲状腺に特記すべき異常所見は指摘できません。

胸骨・肋骨・上腕骨・胸腰椎・骨盤骨などにびまん性の骨硬化が認められ、骨転移を考えます。前回に比しやや骨硬化が増強しています。

[Impression] 前立腺癌
 ・前立腺のサイズは著変ありません 
 ・左胸壁腫瘤が出現しており、造影CT等での評価もご検討ください。

5. 前項4のCTの画像診断の私にとっての意味は
 ● まず、良いこと
  A、 各種の内臓転移など心配すべき懸念はとりあえずクリアしたらしい。
  B、 「骨硬化が増強」ということは、溶骨性転移で骨がスカスカになっていることの逆で、癌が居なくなるあるいは弱体化して治療としては良い方向と考えられること。
   
  ● 次に、「今回の痛み」=「今回の放射線治療のポイント」との関係が見えたこと
  「左小胸筋下~肋間部に新たに腫瘤」「新たに別部位のリンパ節の軽度腫大」「左胸壁腫瘤が出現」
 という3つは、同じことを指していると推測するところ、その肥大部が「痛みの原因」となっているらしい(説明を受けたから、このように書ける)
 それが、今回の12月からの左肩甲や肩の痛み、つまり今回、放射線治療を受けるポイントになるのであろうことを示している。

6. 1月11日の癌の骨転移を映し出す「骨シンチグラフィー」検査の結果から
 「骨シンチ」とは何かについては、癌の骨転移や骨折などを調べる検査。
  ★≪骨にがんが転移しているかどうかを、放射線を発する物質(アイソトープ)によって全身にわたって調べる検査≫ (文末にリンク、抜粋しておく一般的な解説)
  注射する薬剤は、骨の異常部分に集まる性質を持っているため、がんの場合に、骨に転移しているかが分かる。

 私は、1月11日に検査を受けた。
 10時頃にアイソトープを注射、そのあとは動くことも水を飲んだり食べたりは自由。
 13時過ぎに撮影。約40分。

 後で見た「骨シンチ」データを、
 2年前に岐阜大学病院で「前立腺がんの告知」を受け、その翌日の「2020/02/13」に検査した結果の数値、
 その後の名大病院での何回の検査結果の数値、そして今回の数値を比較した表にしておく。

●骨シンチの結果の AI による判定・集計の比較 
 
 データの言葉の意味は、癌の骨転移の状況を次の数値で表している。
 ANN値: 異常(転移)の可能性を示す指標(レンジ.0-1)

 BSI: (%)高集積部位(リスク高)の広がりを示す指標

 Hotspot数: 高集積部位(リスク高)の個数(ホットスポット数)


7. 前項6の1月11日の骨シンチの結果を私から見ると
 骨シンチの結果の一部は、検査時点で癌の骨転移として認識された位置(スポット)などは「赤色」で塗られ、他方で、治療が始まって以降の癌の転移が認識されなかった過去の赤い位置(スポット)は「青色」で塗られて、示される。
 視覚的にも、数字的にもとても分かりやすい。

 実は、私の場合、2020年2月の告知時の検査では、スポットが「90」と著しく多く、「撮影された身体骨格画像」では、「赤色」のポイントで身体の骨格が真っ赤に見えるほど。
 あまり衝撃的なので、ネットには載せていない。 

 今日は、前記の表をもうちょっと分かりやすい表に加筆して、掲載しておく。
●骨シンチの結果の AI による判定・集計の比較 (加筆)
 2年たって今回2022年1月は、スポットが「18」とぐっと減少

 とりあえずは、ホッとして良い数字か・・・・

 「撮影された身体骨格画像」でも、「赤色」が大幅に減り、どこに残っているかが分かりやすく、他方で、コンピューターだから、過去に検査で見つかった骨転移のスポットを、その時の検査で「骨転移と認識されない」ところは「青色」で表示している。
 だから、「赤色」と「青色」の混在した画像で表示されているので分かりやすい。

 大幅に改善されたから、そろそろネットに載せていいかも・・・と思うが、ま、それは改めてとする。
 今日の後半には資料として、次の3件にリンクし、一部を抜粋しておく。

【用語】腫瘤とは・・・/看護roo! 2019/06/11
【用語】骨シンチグラフィー/What's前立腺がん
●がんの骨への転移と日常生活/骨転移のメカニズム骨転移の分類/静岡県立静岡がんセンター 

 なお、昨日2月9日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,292 訪問者数998」。

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【用語】 腫瘤とは・・・  看護roo! 2019/06/11
腫瘤(しゅりゅう)とは、「できもの」や「瘤(こぶ)」「はれもの」などの総称のことである。しこりと呼ばれることもある。炎症性か腫瘍性かはっきりしない場合などに用いる。原因には関係なく、体表や体内で確認された塊(かたまり)やできものなどはすべて腫瘤と呼ぶ。
【腫瘤に含まれるもの】
・血液が固まった血腫(けっしゅ)
・皮膚の真皮内の良性腫瘍。粉瘤腫(ふんりゅうしゅ)や表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)とも呼ばれる。

【用語】 骨シンチグラフィー   What's前立腺がん
骨にがんが転移しているかどうかを、放射線を発する物質(アイソトープ)によって全身にわたって調べる検査。
がん以外の骨の病気や骨折、骨周辺組織の炎症などもわかります

 時にがんの転移と炎症を区別しにくい場合もあります。アイソトープを注射し、薬が体の中に行きわたった頃合いを見計らって特殊なカメラで全身の撮影をします。注射する薬剤は、骨の異常部分に集まる性質を持っているため、がんの場合に、骨に転移していないかを調べるのに役立ちます。なお、検査に使用する薬剤の放射線はごく微量で数日中には尿や便から排泄されて、放射能はなくなります。

●がんの骨への転移と日常生活/骨転移のメカニズム骨転移の分類
    静岡県立静岡がんセンター/大鵬薬品工業株式会社 
★参考資料 /静岡がんセンター作成冊子のご案内
目次
1 がんの骨への転移について
2 患者さんの声
「がん体験者の悩みや負担等に関する実態調査」より
3 骨の役割
骨の役割
骨のリモデリング(骨の代謝)
4 骨転移のメカニズム
骨転移の分類
5 骨転移の治療法
治療法の選択
治療法
6 骨転移と日常生活
転倒予防のための注意点や工夫
足の骨や骨盤に転移がある場合の移動方法や工夫
腕や肘の骨に転移がある場合の動作方法や工夫
背骨や首の骨に転移がある場合の動作方法や工夫
補装具の装着の方法
療養費の支給について
療養生活を支える社会制度
・・・・・・・・・・・・・
★パンフ8ページ/骨転移(こつてんい)の分類
がん細胞が骨に住み着いた後の骨の反応により、骨転移は大きく3種類に分類されます。おのおの、起こりやすい症状や治療法が異なってきますので、簡単に説明します。

溶骨型転移
転移部で骨が溶けてしまうタイプ。骨の強度が低下するので骨折を起こしやすくなります。レントゲンやCTでは病巣部が黒く写ります。

造骨型転移
骨を造るタイプですが、造られた骨は正常な骨組織ではありません。骨折は少ないのですが、骨痛を訴えることが多く
なります。レントゲンやCTでは病巣部が白く写ります。

混合型転移
溶骨型と造骨型が混在しているタイプです。

実際には、純粋な溶骨型転移や造骨型転移は少なく、混合型転移が多いと言われています。がんの種類別のまとめは下の表を参照して下さい。

がんの種類 骨転移のタイプ
肺がん 溶骨型、混合型
乳がん 混合型、溶骨型
胃がん 造骨型、混合型
前立腺がん 造骨型
腎がん 溶骨型
大腸がん 混合型、溶骨型


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