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てらまち・ねっと



 先日までに、名古屋市立大学病院での放射線治療に関して何回かでまとめた。
 ただ、最後の肝心の「治療の結果=痛みの緩和」のことを具体的にまだ書いていない。

 日にちが延びてしまった理由は次。
 「照射することで痛みは減じた」それをどうやって、的確に伝えるのかということ。
 10月の放射線治療は5日間の照射期間中に痛みがほぼ消えたことは当時、言葉で書いた。
 今回も、抜群に即効的に痛みがとんだ。
 ただ、同じ言葉で表現してもつまらない。

 今回2月の放射線治療に関しては、2022年2月11日に投稿したブログの末で、次のように書いた。
 ★≪・・・やっと実際の照射のことや私の痛みの変化の報告にたどり着いた。ただ、もう23時になるので、明日にする。 それを書けば今回の治療のことの報告は一区切りとなる≫ (⇒ ◆名市大での放射線治療開始が2週間遅れた、私の帯状疱疹で/その間に、腫瘍マーカーは3割増加)

 そこで考えたのは、「12月から、毎日、何錠も使用している痛み止めが、日ごとに不要になっていく」ということをエクセルの表にして、つまり、「痛み止めの使用の状況・変化で即効的に痛みがとんだこと」をあらわしてみようということ。
 12月中旬から2月に照射が始まる日まで、通常の痛み止めとしては最も強い鎮痛薬を飲用していた。
 それが照射の最終・5日目からは、まったく飲んでいないということが、放射線治療の効果がいかにすごいかを表していると私は実感している。

 「痛み止め」の薬剤については、以下に簡単に説明を引用しておく。もちろん、別にブログの記事を立てて、説明するつもりでいるが、今日、次の表を作ったので、まず載せてみる。
 (※翌日、【改訂版】をアップした ◆抜群の「疼痛緩和」の放射線治療/【改訂版】「痛みが即効的にほぼ消えたことを鎮痛剤で示す表」む)
 
 表の見方としては次。

痛みの期間、
その時の痛み止め薬の使用状況、
その痛み止め薬を簡単に点数化してみた、


次に、
放射線治療の期間や回数、
それに作興的に反応した痛みの軽減、
とうぜん、痛み止め薬の使用減として反映した、


「この痛み期間の薬の多様=痛みの強さと
放射線治療後の痛みの軽減」

このあたりを見てほしい。

(今見ていて、基本構成は変わらないけれど、まだ修正した方がよさそうなところがある印象。
トラマールとアセトアミノフェンの配点を変えた方が薬剤の性質に合うかも・・という点、など)



 私が今回使用した「痛み止め薬」の概略は以下。
★ ワントラム錠100mg 非オピオイド鎮痛薬で治療困難な疼痛を伴う各種癌、慢性疼痛に対する鎮痛

★ トラマールOD錠25mg 通常、非オピオイド鎮痛剤で治療困難ながん疼痛、慢性疼痛の治療

★ アセトアミノフェン錠 200mg 作用のおだやかな解熱鎮痛薬。日本の病院では解熱薬として用いることが多い。1回1000mg、1日総量4000mgを限度とする用量拡大についても承認された。
 カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500と3つの種類。

 なお、昨日2月18日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,847 訪問者数772」。

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なお、何度も載せるが、自らが去勢抵抗性前立腺がんの治療受けていて、「痛みが発生した時の疼痛緩和」とて放射線治療のことが知られていないようなので、くどいが転載・抜粋しておく。
ネットで見る限り、私が最も分かりやすいと思う、骨転移がん(特に前立腺がん)の疼痛緩和とての放射線治療を解説したページへのリンクと抜粋
2021年10月8日 ブログから
●●もっと 知ってほしい 前立腺がんの 放射線療法のこと 2019年版  制作:NPO法人キャンサーネットジャパンかん  監 修 浜松医科大学医学部放射線腫瘍学講座教授 中村 和正

◆骨転移に対する緩和放射線療法
 痛みや手足のしびれ・麻痺、病的骨折に対する緩和放射線療法としては、骨転移のある部位に体の外から放射線をあてる外照射が第一選択になります。
 また、骨の代謝が活発な骨転移巣に集積しやすい性質を持つRIを注射して体内に投与し、体の内部から放射線をあてるRI内用療法(図表8)があります。さらに、オリゴメタ(少数転移)のときには、前立腺または転移部位に照射を行う試みもあります。
* * *
 このように様々な治療法や緩和療法がありますが、早期に適切に対処してもらうためには、痛みやしびれ、麻痺などの症状を感じたら、担当医や看護師などの医療スタッフにすぐに具体的に伝えることが大切です。・・・(略)・・・

● ◆「骨転移に対する緩和放射線療法」もっと 知ってほしい 前立腺がんの 放射線療法のこと(制作:NPO法人キャンサーネットジャパン)/骨転移に対する放射線治療(腺友倶楽部)

●骨転移に対する放射線治療の進歩と可能性/ 20.21ページ NPO法人腺友倶楽部 5号 2020年 2月10日
       前立腺がん、放射線治療でできること 浜松医科大学 放射線治療科 教授 中村和正 先生
|骨転移に対する放射線治療の進歩と可能性
限局性前立腺がんの治療のあと、骨転移が出てきたときに、これをどうするかについてお話します。
・・・(略)・・・

● 骨転移と症状
症状がない場合もあり、PSAが上がって画像で転移が分かった場合はホルモン療法、抗がん剤がメインになります。痛みがある場合にはだんだん強くなることが多いのですが、痛み止めや手術での対応もありますが、放射線も痛みを取るのによく使われます。
病的骨折などで急に痛みが強くなったりするときには、ぜひ主治医の先生に相談してください。
・・・(略)・・・

● 骨転移に対する放射線治療
骨転移の箇所が多ければ、放射性同位元素のラジウムなどの内部照射を行いますが、これは赤倉先生の説明にもあったので、ここでは主に外部照射についてお話をします。

骨転移に対する外部照射は、1回~10回、約1~2週間で終ります。
だんだん痛くなる痛み、折れると急に強くなる骨折の痛みなどに適用されます。

骨転移の痛みには物理的刺激(骨膜の圧迫、痛覚神経の刺激、骨折・微少骨折による痛み、神経根の圧迫・浸潤など)と化学的刺激(生理活性物質、pH低下)がありますが、放射線治療はどちらにも作用して痛みが取れると言われています。

効く可能性は大体8割ぐらい。完全に痛みが取れる人は4割ぐらいです。
副作用は当てる場所によって違いますが、軽度のことが多く、治療後は徐々に消失します。
また、痛みが無くても骨折予防のために放射線をかけることもあります。



● 骨転移に対する放射線治療の新しい役割
骨転移があれば、薬物療法というのがこれまでの考え方でしたが、転移のある患者さん(約2000人)に対し、前立腺に放射線を当てた場合にどうなるかという試験(STAMPEDE)の結果が昨年発表されました。

転移が3個以内の方には、照射を加えたほうが全身療法だけより生存率は良いという結果が出ました。転移の数が少ないいわゆるオリゴメタについては、引き続き多くの研究が実施されています。
転移が多数の場合は、ラジウム223による内部照射という手段もあり、将来はPSMA療法という新しい治療も入ってくることでしょう。これから前立腺がんの治療も、新しい分割法とか照射法が進んでいって、全身療法とのコンビネーションが工夫され、より良い治療が進んでいくと信じております。
 


コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (mintdaisuki)
2022-02-20 14:03:47
こんにちは、てらまちさん。
放射線の緩和照射で痛みが劇的に改善したとのこと。おめでとうございます。
多分、PSAも減少しているのでは?と思います。
自分のガンと向き合い、ガンの動きまで冷静に判るのは凄いと思います。
ただただ恐れるだけの自分もしっかり学ばねばと思っています。
今後の情報発信にご期待申し上げます。
 
 
 
変化 (●てらまち)
2022-02-21 19:27:02
mintdaisukiさん、

>PSAも減少しているのでは?

いえ、上がっています。
がんが動いていると自覚できるほどの状態(笑)

そして放射線治療に入ったら、PSAはあがる、これは転移が多い人のことのようです。
 
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