金山町中川上居平、「道の駅:奥会津金山」の敷地内に建つ「旧五十島家住宅」。沼沢地区の五十島家が江戸時代中期の宝暦頃に建てたものを現在の場所に移築。原形を残したまま正確に復元したものです。
どこからどう見ても真夏の服装の御亭主殿、東北の雨にすっかり冷え切ったようで、囲炉裏の温もりが恋しい様子😅
「只見線復旧復興募金」。僅かばかりですが、美しい景色を見せて頂いたお礼の気持ちを込めて・・
2011年7月の新潟・福島豪雨で甚大な被害を受け、福島県の会津川口―只見間27.6kmで運休が続いていたJR東日本:只見線。地元の方の念願であった運行が2022年10月1日から再開されたと聞きました。長かった11年、地元の方達を含めた多くの方々の尽力と熱意と執念が実現させた只見線全線復旧・・できるものなら今一度現地に行き、見る事が出来なかった第一橋梁を走る電車を見たかったと心から思います。
国道252号線を隔てた向かいに門を構える曹洞宗寺院「滝谷寺(りゅうこくじ)」。近くに立ち寄ったのもご縁の一つ。宗派の礼儀は存じ上げませんが、二人揃ってお参りさせて頂きました。
石仏様のお顔はこの上なく優しく、私たちに笑みを見せてくれます。
会津川口駅では「カッコ良い」転車台を見学。そこから只見川と平行に走る国道252号の右手にダムを発見!。山道や林道は遠慮したい軟弱者ですが、こんな風に苦労せずにみられるダムは貴重😊。 金山町水沼、阿賀野川水系只見川にある東北電力「上田(うわだ)ダム」。ダムマイスターのブロ友さん風に説明するなら、提高 34m。発電用の重力式コンクリートダムで、総貯水量・20500千m3。洪水吐用のローラーゲートは5門。
いわゆる「天端」と呼ばれる道。ダムによっては立ち入り禁止の所もあるようですが、ここは通行可能のようです。止まない雨ですが珍しい景色を見る事ができて、ちょっと得した気分😊
上田ダムを後にふたたび国道252号を走行。ふと見上げた山沿いにJR只見線の「細越拱橋(きょうきょう)」。昭和14年(1939)に竣工されたコンクリート製の8連アーチ橋で、 通称:めがね橋と呼ばれています。
2015年の訪問当時、目に入る只見線の線路はどこも草の浸食が激しく、言葉に出来ない切なさを感じたものです。
金山町滝沢上ノ山の一隅にある「大塩天然炭酸水」。春にかけて湧き出る炭酸水は貴重な軟水にして微炭酸というまろやかな口あたり。今回、とっても楽しみにしていた場所です。後日談ですが、2019年に開催された第14回20ヶ国:地域首脳会合において、ミネラルウォーターとして提供されたそうです。
国内産としては大変珍しい、地下において自然の炭酸ガスがほどよく溶け込んだ天然炭酸水と言う事で「物凄~~~~く!!」期待していたのですが・・・「井戸の水位が下がった為 つるべ等を撤去しました(美味でない)自然のなせる業なので何卒ご了承ください」😱 確かに、ズームで見た井戸には、水の気配が有りません😭
更に後日談ですが、この記事を書いている2024年現在、井戸は塞がれており、炭酸水を汲む事は出来ません。ただし、近くに取水口が設けられており、そちらで美味しい天然炭酸水を取水できるそうです。
訪問日:2015年7月1日