南会津郡下郷町(しもごうまち)は福島県会津地方の南部に位置し、面積の約87%は森林に覆われる緑豊かな町です。南会津郡南会津町、会津若松市、大沼郡会津美里町、昭和村、西白河郡西郷村、岩瀬郡天栄村、さらに県を跨いで栃木県那須塩原市に隣接。町名は、古くから旧田島町を中心とした地域を上郷と呼んだのに対して、当地域が下郷と呼ばれていたことに由来します。「町の木:白樺」「町の花:藤」「町の鳥:ウグイス」を制定。
町内各地からは縄文、弥生式土器が出土しており、数千年前から人の営みがあったものと推測。鎌倉時代には長沼家の所領となり戦国時代まで約500年間その支配下にありました。寛永20年(1643)に保科氏が会津に入ると、当町を含む地域は南山御蔵入と呼ばれ、幕府の直轄領へと編入。江戸時代初期には下野街道(会津西街道)が、元禄年間には松川街道が開かれ、街道沿いには「大内宿」などの宿場が新たに整備されました。
那須山系などの山々に囲まれた町域の約87%は森林に覆われており、町のほぼ中央を南西から北東に阿賀川が貫流し、国指定天然記念物「塔のへつり」に代表される雄大な渓谷が形成されています。
キャッチフレーズは「いで湯と渓谷の里 下郷町」
明治22年(1889)、町村制の施行により、南会津郡長江村・二川村・楢原村・旭田村が発足。
1928年、長江村、二川村が合併、南会津郡江川村となる。
1946年、楢原村が町制を施行、南会津郡楢原町となる。
1955年、楢原町、旭田村、江川村が合併、南会津郡下郷町となる。
残念ながら下郷町にはデザインマンホールは存在しません。代りと言うのも変ですが、阿賀川の旭橋で見かけた「町の花:藤」「町の鳥:鶯」のレリーフ。
昭和55年4月29日制定の村章は「下郷町の「しも」の字を図案化したもので、町民の融和と団結を表し、町勢の着実な前進を象徴したものです。」公式HPより
町の木でも、町の花でも無い「桜」がデザインされた側溝蓋。もしかしたら越境の側溝蓋かもしれません。
福島県旧船引町(現田村市)町章入り制水弁の越境蓋。
撮影日:2015年7月3日
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下郷町の旅では、標高861、41mにある「道の駅:下郷」で車中泊をさせて頂きました。お友達お薦めの「とち蜜」を、自分用とお土産用に購入。閉店ぎりぎりだったので、間に合って良かった!!
高台から見る南会津の雄大な山並みは深い緑、その向こうにさらに連なる山々。あの右に見える高い山は・・あれは何という山なのだろう?
やがて沈み始めた夕日が最後の輝きを増した時、空はまるで燃えるように不思議な赤と、オレンジと、紫のない混ざった色に染まり、木々や山の緑までも同じ色に染め上げていました。
車で旅をする者にとってこの様な道の駅は本当に有難く大切な場所です。改めて、その折には本当に有難うございました。🙏🙏