金沢市浅野本町に鎮座される「浅野(あさの)神社」。御祭神は『大山咋神(おおやまくいのかみ)、大己貴神(おほあなむちのかみ)』。「金沢の山王さん」と親しまれ、厄除け開運のお宮として知られています。
由緒「滋賀県鎮座日吉大社を勧請元社とし、長徳3年(997)平安時代に創建『淺野山王社』と称す。一向一揆のため社殿・文書はことごとく灰となるが、その後 再興。春4月の祭礼は神輿が渡御し、秋9月には流鏑馬を催し、その盛況ぶりは遠近に聞こえたりという。藩政時代の馬場は即ちその遺跡にして、浅野川の辺りに門を構えこの川を御手洗として当時は社地2万歩に及んだ。神遣いは『猿』敬意を込め『まさるさま』と言う。 神紋は『麻の葉』拝殿内の額絵は『ひらがな盛衰記』を描いたもので徳田秋声著「穴」にて、淺野神社拝殿の額絵のことが書かれている。」公式HPより
境内の内より神域を守護されるのは、大正三年九月建立・『石工:福嶋伊三次』の加賀逆立ち狛犬:吽形さん。
あまり写真に良い時間帯とは言えませんが、珍しく後姿がしっかりと写せたので・・足の裏の毛並みに思わず触れてみたくなりますが自粛(笑)
そして・・・逆立ちこそしていませんが、笏谷石の質感と美しさを最大限に生かした仔狛連れの阿形さん。
中々大人びた顔立ちの仔狛さんですが、しっかりと阿形さんの足の間で守られているお子様なのです(*^^*)
摂社「淺野稲荷社」。御祭神は『倉稲魂神(うがたまのかみ)』。加賀藩の家来であった弥三右衛門が、狩の途中に助けて逃がした懐妊中の白狐。そこから起こる様々な出来事を経て、この地に霊狐となって祀られる事となった白狐さん。別名「弥三右衛門稲荷」とも称します。
摂社「若宮白山社」。御祭神は『菊理媛神(くくりひめのかみ)』
「室生犀星句碑」。【竹むらや やゝにしぐるる 軒ひさし】 。句碑の裏面には犀星からの手紙の一文「厚見君の家を二度ばかり訪ねたが、二度とも夜で秋であった」。碑は犀星とも交流のあった名造園師『植宗』の作で「亀作り」と言う目出度い作りとなっています。
「北川洗耳句碑」。【水音に 火伏せ太鼓も ぬるみてん】。第四高等学校に勤務し、淺野神社横の「小橋用水」に沿う水車町に居住していました。
手水舎の扁額には「愛国心」
参拝日:2011年10月13日
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