備前市香登西に鎮座される「岩長姫(いわながひめ)神社」。御祭神は『磐長(いわなが)姫』。岩の神・寿命長久の神とされます。
由来沿革:創建年代不詳。「寛和二年再興。元大将と奉称したが、明治二年三月管許を得て、石長姫神社と改称した。」
真っ直ぐに延びた参道の先、社門前より神域を守護されるのは、明治36年(1903)9月吉日建立の浪花狛犬さん一対。
「顔の美醜だけで妻を決めるなんて、何て愚かなニニギノミコト・・」「絶世の美女と岩のような顔の姉妹だからね~。まぁそれが男の性というもんさ」・・・そんな会話が聞こえてきそうな、小さな境内の静かな昼下がり。
随身門内に随身さんがおいでだったのかどうか・・・残念ながら確認が出来ていません。
唐破風の拝殿、屋根には是でもかと言うくらいに「岩」の文字が刻まれています😅
向背の彫刻はかなり写実的な波間の龍。投げ出した足がだらりと見えているのがひと味違う。
境内にはいくつかの摂社:末社がありましたが画像に残した物は本殿の脇近くにあった「勾玉の木」と「社日塔」のみ。
社日塔は、地神さま・地神碑・五角柱とも称されるもので、天照皇太神・少彦名命・大己貴命・埴安媛命・倉稲魂の神名が刻まれており、いかなる場所においても「天照皇太神」を「北」向きに鎮座させる事とされています。
参拝日:2010年5月7日
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