車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

萬翠荘(ばんすいそう) in 愛媛県松山市

2020年11月16日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・愛媛県

松山市一番町、松山城の城山の南麓に位置する「萬翠荘(ばんすいそう)」。大正11年(1922)、旧松山藩主の子孫『久松 定謨(ひさまつ さだこと)伯爵』が、別邸として建設。坂道に続く石の門を入ると、左手にこじんまりとした「旧萬翠荘守衛所」が見えて来ました。

萬翠荘までは比較的なだらかな道ですが、雨で滑りやすくなっており、足に力を入れなければ前に進みません。それでも前方に見えてきた建物の美しさが、早く早くと手招きし、背中を押してくれます。

「陸軍駐在武官としてフランス生活が長かった定謨伯爵好みの、純フランス風の建物は、当時最高の社交の場として各界名士が集まり、皇族方がご来県の際は、必ず立ち寄られたところであります。また、裕仁親王(後の昭和天皇)の松山訪問に合わせ、完成を急がせたとも伝えられております。萬翠荘は戦禍を免れ、建築当時の様子をそのまま残す貴重な建築物として、昭和60年に愛媛県指定有形文化財に。その後、2011年11月29日に萬翠荘本館と管理人舎の2棟が国重要文化財に指定されています。」萬翠荘HPより

何処を切り取っても絵になる美しさ。悔しいかな下から見上げるアングルでは思うように建物が写せません。帰宅後、ブログ用に画像修正しまくって😅何とか「らしく」見えるように頑張りました。

 

ちなみに銅版葺きの屋根に付けられた避雷針の先端には松山藩の大判・小判が使われているんだそうです。まさかそのままの形で使われているはずも無いのに、つい凝視してしまうあたりが・・・庶民なんです😓

それにしても・・・何時になったら建物の中に入るんでしょう。 もう小一時間あまり、デジカメもってウロウロしているような気がします。

あの植え込みの片隅にあるのは藩政時代の井戸。ここはかって松山藩の家老屋敷があった場所で、夏目漱石が松山中学の英語の教師として赴任した折に下宿をした「愛松亭」があった所。この井戸水、夏目漱石も愛飲したんだって・・と際限なく、見つけては駆けよる歴史の足跡。

いや・・・・もう本当にいい加減に建物内に入らないと、時間切れになったらどうするんですか!? と急かされてやっと建物内に・・・足を踏み入れた瞬間、・゚*。☆ヾ(´∀`)(´∀`)ノ☆。*゚思わず死蔵していた顔文字を駆使したくなるほどス・テ・キ~♪

何もかもが贅沢な造りで、ステキ過ぎて実感が湧きません・・・?まぁ・・実感も何も、庶民の私たちには縁が無い世界なのは確か。

帰りかけて目にした土蔵、これだって結構凄いと思うのですが、ここまで華麗な建物の側だと、脚光を浴びることは少ないみたいですね。

「夏目漱石の書簡碑と愛松亭跡」

誰の句か確認し忘れてしまった句碑😔

訪問日:2011年6月12日


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