旧山武郡松尾町(まつおまち)は千葉県東部、九十九里平野のほぼ中央に位置した町です。北は芝山町、山武町、南は蓮沼村、東は横芝町、西は成東町に隣接。明治元年に遠江国掛川藩主太田資美の入封により、大堤、田越、猿尾、八田、4か村の山林荒地22万坪余を開拓して誕生した「松尾」に端を発し、地名は、掛川城の別称を用いたといわれています。木戸川沿いには千葉県史跡に指定されている「大堤権現塚古墳」があり、大刀を初め、多数の鉄鏃、金銅製の耳環や、水晶製切子玉、勾玉などが出土しています。松尾町松尾には、1887年に建てられたヘボンゆかりの「九十九里教会(国登録有形文化財)」があります。木造下見板張りの外壁に切妻屋根、正面に入母屋屋根の玄関ポーチが付けられた建物は、軽やかな印象を与えアメリカ的なものを感じさせます。
明治22年(1889)、町村制の施行により、武射郡松尾村が発足。
1897年、郡制の施行により、山辺郡・武射郡の区域をもって山武郡が発足。
1898年、山武郡松尾村が町制を施行し、松尾町(初代)となります。
1955年、山武郡大平村、豊岡村と合併し、改めて松尾町(2代目)を新設。
2006年3月27日に、山武郡成東町・山武町・蓮沼村が合併し、山武市となりました。
マンホールには町章を中心に「町の花:キキョウ」と、町名からの「松」が描かれています。
農業集落排水マンホールには、四つの円の中にデザイン化した「松」が描かれています。
昭和34年1月10日制定の町章は「「松葉」の形をデザイン化してあり、2つの円は「円満」と「発展」を意味しています。」旧公式HPより
撮影日:2019年3月10日
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