小松市浜田町に鎮座される延喜式内社「莵橋(うはし)神社」。御祭神は『菟橋大神(うはしのおおかみ)・建御名方命(たけみなかたのみこと) ・八坂刀賣命(やさかとめのみこと)』
由緒「創建は古代にさかのぼり、慶雲元年(704)とも、それ以前とも伝えられる。加賀國の初代国府:能美郡菟橋郷に鎮座。『和名抄』に加賀國能美郡莵橋郷三十ヶ村の総鎮守として篤く崇敬された。寛永十六年前田利常公居城に当たり、本社を小松・金沢両城の鎮護の神とし、慶安四年(1651)、大工棟梁山上善右衛門に命じ現在地に社殿を造営。社名及び祭神名の莵橋とは、莵橋郷(莵は兔、兎、得とも書く)に由来する」公式HPより
二の鳥居正面に唐破風の拝殿
参道途中より神域を守護されるのは岡崎型と浪花型を足して二で割ったような狛犬さん一対。場所的に木の枝が鬱陶しくてたまらない吽形さん・・(^^;)
社殿右手に聳える「昇龍の松」。本殿の奥には樹齢数百年の「牛若松」もあったとの事。・・・残念。
「外發英華(はつがいえいか)」碑。訓読で「英華(えいか)、外に発(あらわ)る」。にしては、何故「英華発外(えいかはつがい)」でないのか不明。
この時は御朱印を貰う為に思わぬ時間を取られ(間が悪く結婚式の申し込みと重なり小一時間、参集殿で待機)。結局、境内のあれこれを画像に収める時間が無くなってしまいました。
鳥居の右手に昭和45年(1970)8月建立の芭蕉句碑。元禄二年(1689)7月27日、諏訪宮(莵橋神社)の祭礼を訪れた際の句。
【 しほらしき 名や小松ふく 萩すすき 】
芭蕉カブッキー(笑)
参拝日:2015年10月21日
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御神名一口メモ
『莵橋大神(うはしのおおかみ)』、莵橋郷の鎮守の神、産土神(氏神、鎮守神ともいう)。
『八坂刀賣命(やさかとめのみこと)』、建御名方神(諏訪大明神)の妃神。諏訪固有の神と考えられる。
今度は是非、北国道の街道歩きを楽しんでください(*^^*)