目的地に向かう折々に見かける素敵な景色、と言っても車中から見かけるものは、大概の場合指をくわえて見送るだけなのですが・・(^^;)
日根神社参拝の折に見かけた立派な塀。そこに大層大きな木の化石が幾つも並べられています。最初は庭石を並べてるのかと思ったのですが、近寄ってそれが全部化石だとわかって、何というか・・とりあえず凄いです(((((^_^;)
泉佐野市本町にある「旧新川家(にいがわけ)住宅」。もとは18世紀末から同地で醤油業を営んでいた住宅で、泉佐野市の指定文化財となっています。
入母屋造本瓦葺の町家建築ですが、木割が太く豪壮な農家風の部分もあり、邸内には江戸・明治期の商いや生活の様子を伝える展示がされ、町屋の暮しぶりを間近に見ることができます。
このお宅は、きっとタバコを販売していたお宅でしょうね。壁の中央部の丸いふくらみがショーウインドウ。ほら上に「TABACCO」の文字が。
泉佐野市上之郷にある小さな児童公園の一画に残る「茅渟宮(ちぬのみや)址」。茅渟宮とは上之郷にあった古代の宮・・・。それと思って探さなければ見つからない程ささやかで、実際に車に乗ったままだった私たちは、二度も行き過ぎてしまいました。
それは5世紀中頃の話、『允恭天皇』は皇后の妹姫である『衣通姫(そとおりひめ)』を愛していましたが、皇后の嫉妬を避ける為、天皇は姫を都から茅渟宮に移しました。遊猟と言っては姫のもとへ通う天皇でしたが、皇后の怒りからそれもできなくなった時、衣通姫は【とこしへに 君もあへやも いさな取り 海の浜藻の 寄る時々を(海の浜藻が波のままに岸辺へ近寄り漂うように、まれにしかお会いしておりません)】と詠いました。
宮の跡には、この歌を万葉漢字で記した石碑が建つのみ。古代のこの場所がどんなだったかわかりませんが、決して華やかな地ではなかったでしょう。皇后の怒りにふれて、好きな女を1人寂しくほうっておくなんて・・・男らしくない。それ以前に、妻の妹に手を出した時点で両方を納得させられない天皇って、情けない(笑)(その当時、妻の身内を愛人にするのはごく普通)
市内を走っているとき偶然目に付いたこのお宅、とても立派な鏝絵が施されています。本当は車から降りて、もう少し大きく鏝絵を写したかったのですが、よそ様のお宅なので・・・・。
泉佐野市南中樫井町、ここに慶長20年(1615)に発生した大坂夏の陣「樫井古戦場跡」の碑があります。
大坂冬の陣で堀をすべて埋められてしまった豊臣家が、江戸幕府に対して決行した最後の抵抗。樫井の戦いは、それを鎮圧する為に行われた大阪夏の陣の一つで、樫井の合戦で幕が開きました。結局この戦いによって、豊臣家(羽柴家)は滅ぼされ、徳川による「江戸幕府」が開闢(かいびゃく)しました。
樫井古戦場跡がある場所は明治大橋の北詰に位置します。「明治大橋」と刻まれたこの石柱、おそらく先代のものでしょう
訪問日:2015年10月8日
よほど歴史に詳しくないと知らないし、
見ても興味もたないと思うのですが、
そういうものに目をむけるtibinekoさんの博識に驚きました。
どっちも悲しい話ですね。
衣通姫は・・時代が違うからよく分かりませんが、
やっぱり天皇に迫られたら拒めなかっただろうし・・
そうして(たとえ好きだったのだとしても)
結局離れたところに放っておかれて一生を終える、って、なりゆきとは言え、むごいなって思います。
豊臣家の断絶も悲しいです。
世の常とは言え、親が築いた地位を言いがかりで奪われていく、それを守れない悔しさ悲しさを思うと・・辛いですね。
信長が死んだ後の、信雄も秀吉に疎ましがられて、
どんどん言いがかりで立場を削られていくのが悲しいです。
(と、確か小説で読みました)
秀頼も信雄も、好きでその立場に生まれたわけではないのに・・。
まあ、庶民よりはマシだったでしょうけどね。
庶民だってこうした不条理は避けられず、しかも生活は激貧ですから。😓
ともあれ、そうした皆さんの冥福を想います🙏
今日も良い1日をお過ごしください😊
きちんと歴史を語る場所が残されていますよね。
都合の悪い事は無かった事にするどこかの国と違って(笑)
そういう国に生まれた事を、誇りに思いたいです。
秀頼や信雄にたいしての想い
その根底に流れているもの・・
それこそが《まかろんさん》の紡ぎ出す物語の原点なのだと思います。
どんなに悲惨なラストになったとしても
読み終わった後に心に残される優しさ。
私は大好きです。
一言だけ、ありがとうと伝えさせてください。
>読み終わった後に心に残される優しさ。
ありがとうございます。
そう言ってもらえたら、ほんと書き手冥利につきます。
tibinekoさんはほんとうに読む力のある人ですね。
キミーさんの絵にも鋭く心から反応されてましたし…。👏
ありがとうございます。
そう言ってくださる方のために頑張りたいです🙏
《まかろんさん》に届きますように。