車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

西有年大避神社 in 兵庫県赤穂市有年

2023年10月02日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・兵庫県

赤穂市西有年野々宮に鎮座される「西有年大避神社」「有年の野々宮」とも号されます。主祭神は『秦河勝(ハタノカワカツ)』

由緒「創立年月不詳 大避大神たる秦河勝坂越庄に来たり住するや屡々此の里に狩りし里人に蚕業其の他の事を教えしかば土人其の徳を慕い坂越村に鎮座せる県社大避神社の分霊を此の地に勧請したるものなりと伝う。」兵庫県神社庁

青銅拭きの屋根が美しい拝殿には〆柱が建立され、左右に一対の砲弾が奉納されています。

〆柱左右より神域を守護されるのは、鬣をなびかせた、一見ライオンのようにも見える狛犬さん。顔の大きさが際立つ一対です。

拝殿の向かって左に鎮座される「荒神社」『素盞鳴尊』を配神とします。

〆柱の奥の拝殿は壁の四方が吹き抜けになっており、絵馬殿も兼ねているようです。神域を守護されるのは、備前焼の宮獅子一対。備前焼の窯元とは非常に近い距離にある事を思えば、無い方が不思議かもしれません。長い年月の内に手足や尾に生じた傷みは丁寧に補修されており、氏子さんたちに大切にされている事が感じられました。

忠臣蔵の本拠地でもある赤穂市、ここでも義士の姿が一人一人、丁寧に描かれた絵馬が奉納されています。手にした獲物や姿装束、どれもその人となりを表しており、時間を忘れて見入ってしまいます。

他の絵馬も、まるでついこの間奉納したばかりかと見まごうような鮮明な鮮やかさを保っており、氏子の方々の思いが伝わるようでした。

参拝日:2010年8月12日

 


コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 坂越大避(おおさけ)神社 in... | トップ | ご当地マンホール in 兵庫県... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
秦氏のこと (onecat01)
2023-10-02 14:10:35
tiibinekoさん。

 主祭神は『秦河勝(ハタノカワカツ)』、創立年月不詳・・という言葉を読み、田中英道教授の講義を思い出しました。秦氏についての説明です。ご存知かもしれませんが、紹介いたします。

「秦氏は、ユダヤ系の武人で、応神天皇の時渡来しました。」「秦氏は、秦の始皇帝の末裔と言われています。」「世界中で差別され、迫害されていたユダヤ人ですが、」「そんな秦氏を、応神天皇が暖かく迎え入れました。」「土地まで与えられ、住んでみますと、日本は素晴らしい国でした。」

 「過酷な自然もなく、迫害する人々もなく、食べ物も豊富でした。」「稲作だけでなく、狩猟をしても、漁労をしても、暮らしていけました。」「だから秦氏は、一神教を捨てたのです。」「だいたい一神教というのは、戦いの宗教で、遊牧民の宗教なんですよ。」「過酷な自然の中で、敵対する他民族と常に戦わないと、生きて行けないから、生まれた宗教なんです。」

 「ところが、日本では、過酷な砂漠もなく、命を狙う外敵もいません。」「引き連れてきた一族とともに、秦氏は日本に同化してしまったんです。」「ご存知と思いますが、波田とか、羽田とかいう名前がありますでしょ。」「こういう人は、秦氏の子孫です。」「すっかり日本人になっているので、誰にも分かりません。」「高橋とか、服部とかいう名前も、その流れです。」

 どこまで本当の話なのだろうと、首を傾げながらも、夢中になってしまいました。

 「秦氏は武人ですから、天皇をお守りしました。」「そればかりでなく、計算が得意なユダヤ人ですから、国の財政にも力を尽くしました。」「今で言う、大蔵大臣みたいな役目もしました。」「天皇は彼らに敵対するのでなく、彼らが住むのに十分な土地を与え、自由に使わせました。」「戦争をするのでなく、天皇は秦氏に対し、いわば国譲りをしたのです。」

 「応神天皇の厚遇と、日本人の暖かさに感激し、」「秦氏はその後、多くのユダヤ人を呼び寄せています。」「応神天皇や仁徳天皇の大古墳 ( 天皇御陵 ) は、彼らが、そのお礼として作ったものです。」

 秦氏は応神天皇の時代に渡来していますから、紀元前5000年から紀元300年の話になります。秦河勝(ハタノカワカツ)氏は、その子孫でしょうから、西有年大避神社の創立もだいたい推測できるのではないでしょうか。
返信する
狛犬さんのこと (onecat01)
2023-10-02 14:24:14
tibinekoさん。

 本当はライオンのような狛犬さんと、氏子さんたちの手で大切に補修されている狛犬さんについて述べたかったのですが、コメントが長くなりすぎて、一度に書けなくなりました。

 いつまで眺めていても、心が惹かれる二対の狛犬さんですね。

 ついでに言いますと、これもまた田中教授の説明ですが、『素盞鳴尊』もユダヤ人で、出雲大社を作っています。大国主命のお父さんですね。

 田中教授の説は、日本の学界の主流では認められていないようですが、私はこの方の説を正しいのではないかと考えています。なぜなら日本を否定せず、明るく語る保守の学者だからです。

 たくさん余計なことを書きましたが、ご容赦ください。
返信する
onecat様 (tibineko)
2023-10-02 15:10:00
素盞鳴尊と言えば大国主命の義父に当たられる方ですね。
流石に素戔嗚尊がユダヤ人というのは・・私的には受け付けられません(^^;)
理由は単純明快、素戔嗚さんは生粋の日本の神様でいて欲しいという我儘な理由と、あくまでも日本神話の世界が好きな女子(私)の気持ちなので、学術的な解釈とかは全く無視です(笑)(笑)

田中教授のお話、onecat様から教えていただくまで知りませんでした。

古代の日本が、唐国などから逃れて日本に辿りついた人を稀人として温かく迎えた寓話は、全国に残されていますね。
稀人が何処の国の人間かはさておき、やがて日本の国造りに貢献し、そうして神様の一柱として祀られる。
一神教の国では絶対にあり得ない事を、いともあっさりと普通にしてしまう大らかさ(と私は捉えています)ゆえに、日本の神々の世界が好きなんです。😊

そうそう、芝山古墳から出土したユダヤ人埴輪、実際に現地で見て、何でこの形なんだろうと物凄く不思議に思った記憶があります。
返信する
備前焼の狛犬 (まっち)
2023-10-02 22:38:17
未だかつて焼物の狛犬は見たことがございません。
参考までに備前焼狛犬のハッシュタグをクリックしたら当投稿のほかは1件のみ。
写真を拝見すると、石製の狛犬とは異なる独特の光沢と質感。
均等に熱を入れて焼き上げるには相当の熟練技術が必要なのかな?と思う一方、一度型を作ってしまえば実は大量生産できるんじゃね?
だったらもっと多く目にすることもあるんでしょうが、あまり目にすることがないのは、地震などで壊れやすいことも影響しているのかな?
返信する
#備前焼つけておこう(笑) (tibineko)
2023-10-03 00:34:40
今、言われて確認したら「#備前宮獅子」で投稿してました。
備前焼の狛犬は、宮獅子と呼ばれていて、その方が聞きなれ、言いなれていたので。
#備前焼・・目からウロコ 😅
焼き物の狛犬さんって、関東では稀有ですか?
・・・でも言われてみれば、千葉・埼玉・それに東京のごく一部へマンホール&神社巡りの旅をしましたが・・焼き物の狛犬は・・
千葉の成田山新勝寺以外では見なかったような・・いや、外でも見たかな?。
焼き物で有名な土地には、備前焼は無論、万古焼・信楽焼・常滑焼の狛犬が居てそれぞれに特徴があって面白いです。
ちなみに備前焼の狛犬さんですが、作者の銘があり、似ていても同じものはありません。
岡山県内で参拝した神社には、ほぼ70%の割で、備前宮獅子が奉納されています。
また備前市の宇佐八幡宮には、文化財指定の文政九丙戌年(1826)奉納の備前宮獅子も奉納されています。
https://blog.goo.ne.jp/tibinekosan/e/e869835c0218e9272a32aff5e6e64b7d
返信する

コメントを投稿

神社仏閣・名所・観光・兵庫県」カテゴリの最新記事