微笑みを生きる

ナラティブセラピストとして、日々の心の気づきを書いています。また、ケアマネージャーの視点から介護についても記述します

学びの目を持って生きる

2020-09-21 04:44:38 | 

息をゆっくりすい

息をゆっくりはきます

手をあわせ

静かに呼吸を続けます

呼吸にかえるひととき

呼吸とともに在るひとときを楽しみます

まだ暗い早朝

雲の合間にぽつんと見えるオレンジ色の星にほっとしながら

ゆっくりと歩をすすめます

ときおり頭の中をよぎるいろいろ

そばを流れる川の音や静かにたたずむ川原の草木が今ここにもどしてくれます

認知症の女性がおいでました

その方を介護している人たちはその方を名字で呼んでいました

ある日その方は突然私の苗字は○○ですと旧姓を言われました

○○旧姓○○名前ですと

認知症の方の記憶は今を忘れ、過去に戻ることがあります

成人して立派な大人になっている方もその人の記憶では小さな子供のままであったりします

なのでそれからはみなさんその方を○○さんと名前で呼ぶことにしました

それまで、少しうまくいかなかったコミュニケーションが円滑になったようです

同じように名字を呼ぶと怒る認知症の女性の方がいらっしゃいました

試しに名前でよんでみるとはいと穏やかに返事をされます

このことはネットや教科書には載っていません、実際にその人と接して学んだことです

学ぶということ

学びとはそのものから学ぶこと

本やネットの知識も必要だけど

毎日の暮らしの中で、いろいろみつめてみると学ぶことはあります

自らが体験や経験を通して学んだことは忘れることはなく

日々の暮らしの中での学びはどんどん更新されていきます

体験や経験の数だけ学びも増えてきます

日々の暮らしの中でふれるものすべてに学びの目を持ってみつめてみると

毎日が新鮮な驚きや発見であふれてきますよ

平和でありますように

良い一日を

いつもともに

 


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