59歳の早すぎる死、前田秀明氏のご逝去に心からの哀悼の意を表す
一昨年の夏、我がパートナーが糖尿病のインスリン調整の関係で入院していた病院の玄関で、彼と出会った。パジャマ姿だったので、「やぁ、どうしたの?」と聞くと、「肺に腫瘍があり、切り取った」と笑顔で語られた。術後直ぐであったが、顔色も良かった。
そして、その後今度は民主会館で、また偶然にも会った。「どうもガンみたいで、明日からまた入院だ」と、少しだけ表情を曇らせながら語られた。
その後、厳しいという症状を聞き、昨年夏には「現代医学の科学的治療法(抗ガン剤)」と決別し、ご夫婦で病と闘っておられる状況が、時折だが私の耳にも届いた。そして先月・5月29日、2年間の闘病生活の後、ついには59歳の若さでの永遠の旅立ちを余儀なくされた。あまりにも早すぎる死だ。
さて彼とは、若い頃からいろいろといろいろなステージで会い、かつご指導をいただいた。いつも笑顔で、優しくいろんな物事を説いてくれた。私よりは年下だが運動の先達であり、ある意味では師であった。
そんな彼の葬儀は家族の密葬とし、今日無宗教での告別式が執り行われた。ご挨拶に立たれた娘さんはご挨拶の中で、「戒名はいらない、私はどこでも前田秀明として生きていく」と生前の彼の意思を披露された。
今日の夜は、彼のご冥福を祈りながら、彼が1992年に出版された著書『閉ざされた街からの解放』を読もうと思う。
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