河田修著『仕事は99%気配り』を読んで、「相手目線の気配り」を学んだ
河田修著『仕事は99%気配り』(朝日新聞出版刊)を読んだ。人間関係を築くことが苦手な私であり、少しだけでもきっかけを見つけたくて読んでみた。
この本のカバー裏には、次のように書いていた。「徹底した相手目線の『気配り』で、人間関係が上手く回り出す」 「相手をよく観察して、自分にできることは何かを考え、その人のために役に立つ『ちょっとした気配り』を積み重ねていく- 『見せかけ』ではなく 『本物』の気配りを習慣にする方法を、伝説の営業マンが教えます」。
この本を読んで、胸にぐさりと刺さったのが「組織力で勝負できるから、個人を磨くことが疎かになっている」という指摘だ。私も大きな組織に身を置いていたので、この指摘に頷かざるを得なかった。
この本では、「社員の家族に毎月手紙を書く女社長」等の著者が体験した様々な「気配り」の事例が具体的に書かれているので、とても理解しやすい。しかし、それらはすぐには実践できないが。それでも、「相手目線の気配り」の大切さを教えられたので、今後少しだけでも心がけて生きていきたいと考える。
ただ、著者の「私は新聞も本もあまり読みません。本は年間に3冊も読むかどうか。情報源はおもにテレビ」の文章には、いささか違和感がある。私は新聞は最低2紙は読むべきだと考えている。「時代と共に生きる」ことが大切だと考えている。また本を読むことについても、「学びと知識の涵養の部分と、みずからの感性へのみずやり」として、とても大切だと考えている。
『仕事は99%気配り』を読んだ後、苦手なコミュニケーション能力を高めることができるかもと思い、野呂博子・平田オリザ等著『ドラマチック日本語コミュニケーション 「演劇で学ぶ日本語」リソースブック』(ここ出版刊)を県立図書館で借りた。このところ、読書の秋を楽しむ私がいる。
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