昨日はシネマクレールの「日本原 牛と人の大地」へ。いろんな方がこの映画についてFBなどに投稿されており、多いだろうなと思いつつ、監督の舞台挨拶もあるというので、やはりと出かけた。
矯正展に顔を出した後なので、シネマクレールについてのは約1時間前。やはり、大変な人。何番と聞くと67番との答え。定員は110人なので、ま、大丈夫と買った。昨日はずいぶんと立ち見も出ていた。
さて映画は、自衛隊日本原演習場のある奈義町が舞台。私が労働組合運動に参加していた頃から「日本原闘争」は戦われている。ただ、私は一度も、その闘い・集会に参加したこととがなかった。今思えば情けない限り。
そんな日本原で医学部を止めて牛飼いの道を選んだ内藤秀之さん(ヒデさん)が主人公。牛を飼い、乳牛を搾り(「山の牛乳」となる)、田畑を工作し、憲法を守る闘いに参加する。日本原の美しい自然の中で、粛々と生きる姿が映し出される。
ところで、津山市の小さな牛乳工場の社長とヒデさん、二人の手による「山の牛乳」だが、岡山市内で宅配する障害者作業所パステルで働く人たちによって、私はその「山の牛乳」を一時期配達してもらい飲んでいた。
さて、会場でなつかして方に出会った。内藤さんに花束を渡すということで紹介された津山市のIさん。同じ自治体労働組合運動に参加し、彼は日本原闘争にも参加していた。その彼とは30年ぶりだろうか、会えて嬉しかった。
「山の牛乳」と言い、Iさんとの再会と言い、生きているといろんなことがある。やはり生き延びなければと思った。