私の家の近所にあるお寺さんの境内には、百日紅(さるすべり)の木が植えられています。5~6年前に、あるところから移植されて、今の庫裡の前にしっかりとした石組みの中に植えられました。檀家のある方が、処分されると聞いたこの木を「枝ぶりがいいから」と境内に写すよう住職に勧めたのでした。
その時に私も同席していたのですが、正直なところ「さるすべり」って聞いたことはあっても、どんな花なのかは知りませんでした。別のお年寄りが「そりゃ、鮮やかな花が夏中、3ヶ月ぐらい咲いている」と教えてくれました。「そうか、百日ぐらい鮮やかな赤い花が咲く」で「百日紅」と書くんだなと覚えたことを、夏が来るたびに思い出します。
右の写真は、うちの庭にある「白いさるすべり」です。もちろんずいぶん前から、夏になると花が咲くのは知っていましたが、これがお寺の境内にあるさるすべりと同じとは全く気づきませんでした。赤い花の方が派手で、いかにも夏の花という感じがします。
うちの白いさるすべりは、昨年害虫にやられ、花は咲きませんでした。今年もダメかなと思っていたのですが、今日ごく一部にですがこのように花を咲かせていました。昨年咲かなかった事もあり、白も可憐な感じがして上品だなと…。