今年のお盆もおしまい。先ほど家に前にある川辺で、送り火を焚いてきました。私の家では16日の夕方にそうします。近所でも違って15日のところもあります。
お盆だから、というわけではないのですが、少し前から感じている事があります。ヒトは皆いつかは病気や事故や、もしかしたら老衰で亡くなるわけです。私もこの年になると、近隣の人、親戚や知人、そして友人のことを考えると、ずいぶんたくさんのヒトがいなくなってしまいました。あちらの世界の方に行ってしまった人の方が、こちらで親しくしてもらっている人より多くなってしまったような気もしています。
親しい人が亡くなり、後に残ったものたちはとても寂しい思いで、その人を弔い、叶わないのはわかっていても、また会えることを望むのです。そしてお盆の数日だけは、見えなくても近くに帰ってきてくれ、「ほんわか」した気分になれるように思います。
いま私にもしもの事が起こっても、後はそれなりになんとかなりそう。そうなるとあちらの世界に行くと、その人たちに会えるし、それは怖く嫌な事ではないのかも…。なんて事をなのです。
えっ!って、心配しないでください。痛いのや苦しい目に遭うのは嫌いだし、だいたい先ほど今週末のお出かけの計画を立てたばかりですから。想像のような事はまったくありません。お盆だからそんなことを考えただけ。明日からは皆と一緒に現実に戻ります。
このイラストは、送り火じゃなくて、花火ですけど、何か夏の終わりの寂しさのようなものを感じます。父親の仏壇の前に冷やした缶ビール、その上に保冷剤も置いちゃいました。