南あわじ市にある休日応急診療所です。とても老朽化していて、耐震工事もできないために、近い将来取り壊す事になっています。そしてすでに今年8月に別の所への移転が決まっています。
いつからこちらでの診療が始まったかは、調べないとわかりませんが、私より年上の先生のお父様がこの診療所完成の時の記念写真に写っていますので、もうかなりのもの。
以前からとても気になっていたのですが、こちらの受付カウンターの端にはダイヤル式の電話機がいまだに置かれています。この20年間以上、使っているのを見たことがありません。移転の時には譲ってもらおうかなと考えていました(本当は黒色の電話機がいいんだけど)
そういえば研修医の頃、病棟詰め所に置いてあったのは、ビジネスフォンじゃなく、この色の電話機でした。これでも外部からかかってきた電話を別の内線へ転送する事ができてました。どうやってたんだろう?
これで思い出したけど伝票を送るのに、エアシューター?(筒状のカプセルに伝票を入れ、送り先の番号をセットすると、間違わずにそこへ飛んでいく)ってありました。今のように画面で確認するんじゃなく、実物の書類が届くわけで、通路(太いパイプ)が病院中に張りめぐらされていたわけですね。入れて蓋を閉じるとバシュってカプセルが飛んで行ってました。このカプセルがないと私たちが階段を使って10階以上をダッシュ。ですから取り合いでした。話がそれました。
こちらへの出務は昨日が最後となりました。インフルエンザの流行が今年は長引いていて、たくさんの患者さんが来所。十分にお礼奉公させていただきましたよ。