tonto's blog

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ふすま絵

2018-10-04 | weblog

 定期的にどちらかから送られてくる無償の雑誌で、「現代の襖絵」というものが特集されていました。いつもは「ふうん」でそのまま捨ててしまうのですが、これまでみたことのある寺院での襖絵とは全く違って、鮮やかで遊び心のあるものが最近増えてきているということなので、今日それを見に京都へ行ってきました。

 

 このようにみたことのない地名だと思いますが、京都市営地下鉄東西線の「小野」に向かいます。ここには小野小町にゆかりのある真言宗の随心院というところがあります。

 

 これが「極彩色梅匂小町絵図」というもの。寺院の襖絵は墨絵みたいのばかりでしたので、これを見た瞬間「おーっ!」って声が出ました。当初は撮影禁止だったものを解禁したところ若者の参拝が急増したとの事です(そのほかの狩野派による歴史的価値の高いものは撮影禁止のまま)

 その後は地下鉄・バスを乗り継ぎ、大徳寺の真珠庵(あの一休さんが開祖)で公開(こちらは期間限定)されているユーモアたっぷりのふすま絵。さらに建仁寺で鮮やかな「青」が印象的な「船出」というものを、前の台風の影響で外国人観光客の激減し、さらに平日という事もありゆっくりと見学することができました。

 真珠庵は写真撮影禁止で手荷物もみんな預かられるという厳しさで、写真は撮れませんでしたが、建仁寺では「みんな撮影可能です」ということでした。

 

 されに建仁寺では有名な天井絵の「双龍図」も首が痛くなるまで見上げみることができました。

 平日に仕事を休んじゃうという、少々後ろめたさは感じつつも、こうしなきゃこのようにゆっくりと見学はできません。