何となく聞いていたけど昨年末ごろは中国でのローカルなもので、そのうちに忘れてしまうものだと思っていました。騒がしくなってきたのはやはりあのクルーズ船が横浜に来た頃から。その頃でも欧米の人たちは東アジアだけのものと思っていたようです。
そして日本人がマスクをつけ街を歩く姿を「異様だ」といかにも軽蔑した感じで批判していたと思います。そして今、その欧米人がマスク不足で困っている。どうも流行の広がりが日本とは比べものにならないほど早いようです。批判を覚悟の上でいいますが、欧米人のマスク姿を見て「ザマアミロ」という気持ちはあります。
まあこんな事を言えるのもまだ淡路島に住む私には、現実感というか切羽詰まったものがないのです。移動は自家用車、作付けの終わったタマネギ畑が広がり、人混みなんてないから。これがたとえば神戸に住み毎日電車で通勤しているとしたらとても怖いと思います。
なのにやっぱり心配されるひとはいて、風邪症状で受診すると「あれじゃないですよね」とよく言われます。そういう患者さんも他人事と思いながらの冗談っぽい。
「心配だったらうちに来ないで、相談窓口に電話して指示を受けてください」と言うしかありません。待合室には「新型ウイルス感染症について、当院では診断も治療もできません」と張り紙をしています。
テレビなどの報道でも、「心配なかたは医療機関は受診せず、コールセンターや帰国者・接触者相談窓口に連絡の上、指示を仰いでください」と言ってるのは何度も聞きますが、もっと具体的にして欲しいのです。「厚生労働省ホームページで」とか言ってます。スマホ・パソコン、みんなが使えるわけじゃない。
たとえば兵庫県ならこれ一枚を新聞チラシに挟めば済むことなのに(神戸・芦屋・西宮など大きな街なら、保健所じゃなく別の相談窓口があります)まあ。自分が電話したことないのでどのような対応なのかはわかりませんけど。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/singatakorona.html
マスク不足って何とかならないものでしょうかね?まじめに対策・対処しているとは思えない。日本が中国に劣っているはずはないと信じてるのに。MARS対策用の95マスクが倉庫から出てきました。これもすぐになくなっちゃいますね。