今日の昼は洋食を食べたいと思ったのです。でも近所には、エビフライやハンバーグが得意だよといういわゆる「洋食屋さん」が思い当たりません。よくよく考えるとそういえば一度も入ったことのないお店が一軒。お店ができてたぶん40年以上になると思いますが、入ることはなかった。
入ってみてびっくりで、想像以上に広い。そして「昭和の洋食店」そのもののテーブルや椅子があり、その奥にはかなりご高齢のご主人とその奥様と思われる方が訪客を待っていたって感じでした。
テーブルにはメニューはなくて、その奥様が壁に書かれたメニューを指さし「こちらから選んでください」とのこと。なかなか個性的な表示でそして難解な文字。よくわからないまま「Aの3、お願いします」でオーダーがとおったようでした。お料理が出てくるまで何が出てくるかわからない楽しみも(笑)
結局は「ささみとハムの間にチーズを挟んだカツ」にご飯とみそ汁、そして食後のコーヒーつきという意味のようでした。
お料理に添えられてたナイフの切れ味のよさにびっくり。ソースをカツにかけないのはこちらのこだわりかもしれません。みそ汁にももう少し力を入れてほしい。食後に運んでくれたコーヒーはあきらかにインスタントコーヒーでしたが、これが妙に美味しかったです。箸袋の下には落花生がひとつ隠れていました。箸置きに使うアイデアはグッド。
これまで気にしませんでしたが「グリル」って?どうも食材を焼き網や鉄板で加熱することを言うようですね。カツはグリル屋さんの料理じゃないわけで。