東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

一緒に

2024年12月31日 21時58分40秒 | ラストイヤーにかける想い

お世話になっております。ディンギーマネージャーの吉田あかりです。

あっという間に最上級生になり、気づけば2024年度も終わろうとしています。私は北海道にいる酔っぱらいくんとは反対の沖縄で2025年を迎えます。

あっという間と言いつつも、先輩と一緒にホッパーで出艇していた同期が、今では自分と船に乗っている後輩にアドバイスをしながら、他の船にも目を配って出艇している姿を見ると、成長と頼もしさを感じるとともに自分達が最上級生なんだなと実感します。

思えば3年間色々ありました。八景島で夜遅くまでおかしみをみていたり、葉山の海のきれいさに一緒に感動したり、旧合宿所で色々なものと戦ったり…。プレーヤーとマネージャーで立場は違うけれども、同じ時を刻んで一緒に成長してきたなと、肌が白かった同期の写真を見返すたびに感じます。

そして引退まであと1年をきりました。

引退する時には自分・マネージャーチームもスナイプチームや470チームと肩を並べるヨット部の柱の一つだと胸を張って言えるようになりたいと思っています。そのために連携と協力を大切にし、お互いに刺激し合える関係を築いていきたいです。

また、マネージャーだからできない、ではなくて、マネージャーだからこそできること、みえること、伝えられることなど、マネージャーならではの視点を大切にして、この代のヨット部に貢献していきたいです。

さらに、楽しみながらも部全体に貢献・紡ぐことができるチーム作りをしていきたいです。

 

自分やみんなを見ていると、時間の問題や自分の成長、チームのために、楽しいことややりたいことだけをやるのは難しいなと感じます。

部員全員が東大ヨット部に賭けてきた分、何倍もの喜びが結果として返ってきますように、ちゃんと紡がれますように。

つらい時に私やマネージャーがみんなの気持ちをプラスに変えるきっかけを与えられるように。

誰かの力に、みんなの力になれるように全力投球していきます。



賞状受け取ってる同期見たいなあ

笑顔で陸に帰ってきてほしいなあ、ハイタッチとかしたいなあ

みんなが思い描いてる引退になりますように。

一緒に追い求めていこうね。

91代 ディンギーマネージャー 吉田あかり


『於室蘭説湯自論』

2024年12月30日 23時59分59秒 | ラストイヤーにかける想い

↑ こちらは先日一緒に「ミス/ミスター東大コンテスト2024 ファイナル」を見に行った、ミスター・ムンバイ州立大学のタイゾー=ナマステ=シモムラくん。

 

世間は聖夜だ聖夜だなんて浮かれておりますけど、そんなもんとは一切縁が「ネェヤ」の我々でございますが、皆様いかがお過ごしでしょう。

自分はと言いますと先週から私のアナザァスカイ(第二の故郷)ともいえる、室蘭の祖父母の家に滞在しております。さすが天下の東大生様をお迎えするというだけあって、毎食出てくる豪華な海産物や地酒に舌鼓を打っているところでございます。高学歴っちゅうのはいいもんですなァ。

 

さて、「ラストイヤーにかける想い」というテーマで新四年が毎日リレー形式で書いております。みんな真剣です。どれくらい真剣かというと、Lineの学年グルで市毛くんがブチギレをかますくらいには皆真剣です。真剣と書いてマジです。

正直言って、僕はいつもと変わらぬことをするまでであるという昨日の悠汰くんのブログに大賛成でありまして、ラストイヤーといって特段なにかを頑張るモチベーションはそんなにありんせん。なので特に何か大したことを書くつもりはありんせん。考えてみると千田さんも当時、中高の恋愛を振り返ったりするようなこと書いてましたしね…。

なので今回は温泉について書こうかなと思っております。

 

今回はお風呂について。親戚一同が風呂好きなのに加えて、家の近くが温泉街ということもありまして、私は小さい頃からよく温泉に連れて行かれました。

昔は大層不思議でした。湯船のじいさんがなぜあんなにも演歌だとか詩吟だとかを気持ちよさそうに詠じているか。こぶしをきかせながら。ステータスの一種だとも感じました。じじステータス。周りは距離置きますしね。「あれ、このじいさんなにやら詠じてるぞ」って。「念仏か?」って。

まあしかし気がつけば月日は流れ、22歳の私もいい気分になりながら鼻歌なんか歌っています。雪見の露天なんかに入って今年のあれやこれやを思い出してると、あのじーさんではないですが、思わず口が動いてしまいますね...。あーぱつあぱつ..あーぱつあぱつ♪…だなんて…。

 

そう考えると、年寄りのイメージというものは年寄りになってみるまでわかりませんな。どうやら私は小さな構成主義者を飼っているようです。

 

いま私は「小さな構成主義者を飼っている」と言いましたが、これは特に意味はありません。そもそも構成主義はなんなのか数分前に検索しました。なんとなくブログを締めくくるのにちょうど良いフレーズかなと思った次第でございます。なのでその道の専門家(西間とかかな?)に指摘されたら、甘んじて指摘を受け入れます。

 

というわけで一旦ブログを締めます。明日余力があったら編集します。

 

新4年 スナイプチーム

今年は総合入賞してみんなで涙をなーがすながす♪ マン

 

p.s.

明日はロゼです。


僕は毎日この窓の下で寝ているのですが、朝目覚めると同時に目標が目に入ってくるって素晴らしいと思いませんか?

2024年12月29日 00時53分48秒 | ラストイヤーにかける想い

代替わりしてから3階で寝る人が増えて寂しく感じております。特に、今まで僕は三上くんと北村くんにサンドイッチされて寝ていたのですが、北村くんが窓下界隈を脱退して3階の住民になってしまいました。僕は北村くんの横だから安心して眠りにつくことができており、彼も同じように感じていると思っていたのですが、どうやらそれは僕だけだったようです。ということで、僕の今年の目標は北村くんを2階に呼び戻し、オアシスを取り戻すことです。

 

お世話になっております。4年470スキッパーの松本悠汰です。

 

ラストイヤーにかける想いという題目で4年生のリレーブログが展開されておりますが、僕は"4年生だから"とか"最後の一年だから"などの理由で何かを頑張りたいというモチベーションはあまり無く、あくまで今までの延長線として今年一年を見据えたいと思っております。

僕個人としてのヨットに乗る目的も目標も一年前に見出したものと変わっていません。コーチやlb、保護者の皆様の期待に応えたい、そのために全日本で前を走りたいといったものです。

この思いは変わっていないのですが、最近は同期や後輩達と一緒に良い景色を見たいという思いが強くなっています。これまで一緒に乗ってくれたクルーにあまり良い思いをさせてあげられなかったこと、レスキューボートで、陸で応援してくれる後輩をワクワクさせてあげられなかったこと、先輩を悔し涙で引退させてしまったこと。これまでのことを思い返すとそんなことばかりで、今は一番近くにいる存在である同期や後輩達と共に最高の景色を見たい、そう思っています。

470、スナイプ、マネージャー全員の最高の笑顔で91代最後の日を迎えらるように。

 

以上、「ラストイヤーにかける想い」でした。


地に足をつけて上を見据える

2024年12月28日 00時53分17秒 | ラストイヤーにかける想い

お世話になっております。 新4年470チームリーダーの槇枝です。

 

 

西間クン、欲求不満は悪いことではありません。現状と理想の乖離に真摯に向き合っているからです。「上(空)しか見てねえからな」と言っておきました。

 

 

最近はというと、基本的に毎日課題に追われております。夏に勉学をサボりすぎたツケが回ってきています。レポートと一緒にクリスマスを迎えました。

 

しかし、今までは座学というか知識のインプットが主でしたが、最近はアウトプットでようやく飛行機設計のそれっぽいことができて楽しくなってきたところです。

 

最近までの製図室の様子。まさにこんな感じ。形だけにならないようにします。

(宮崎駿「風たちぬ」より)

 

 

そういえば、航空宇宙の知識ってヨットに活かせね?的なノリで勉強してきましたが、そんなに単純な分野でない故に、今のところ共通点を見出す程度にしかできていません。いや、理解が足りてないだけですね。「ヨット知識の体系化」に少しでも繋げられればいいな。

 

 

 

気づけば2024年の終盤を迎え、ラストイヤーブログを書くことになり、時間の経過の早さに驚きを隠せずにいます。入部するか迷っていた頃がつい昨日のことのようです。いよいよ個人主義で自分が上手くなることだけを考えればいい学年は終わってしまいました。

 

 

今年度の個人の目標は「バランス」です。

 

 

個人として昨年度を一言で振り返ると、心技体が備わっていなかったです。

 

心技体全て足りないといえばそれまでですが、よくなかったのはそのバランスの取り方でした。

 

春。乗せてもらっているクルーから、自立したクルーになるための技。

夏まで。レースを重ね、少なくとも体力とパワーで負けたくないという体。

夏以降。うまくいく時といかない時の差をなくすための再現性とそのメンタルケアを考えた心。

に重きを置いていました。

 

しかし、各時期その課題を克服するために必死でした。このあと自分がどういう環境に置かれるかどうかなんで考える余裕もなく、その結果一つのことを克服しようとしている間に他は蔑ろにしていました。視野を狭く、未来予測ができていない。周りからどう見られていたかわかりませんが、簡単にいうとこれにつきます。このことから「バランス」という目標立に至りました。

 

 

「バランス」をとるためには先見の明が必要で、起こりうることに敏感に反応してそれに対応する準備をしておく。ブローのインパクトが予想より強いのであれば、次からは前のブローとその境目を見る。ヒールトリムと一緒ですね。ヒールしてからでは遅いです。

 

 

「紡ぐ」のスローガンの中には「継続」が含まれています。現状と理想の乖離を認識し続けて、微修正を加え続ける努力を怠らないという信念です。

 

総合入賞というのは今年度の理想の集大成です。ここでいう理想は、現段階でこういう練習ができたらいいな。こうなってないといけないなという、一般の意味よりも現状に寄り添ったものです。

 

数回しか行っていない通常練習からすでに多くの課題と問題点が見つかり、それをどのように修正を加えていくかどうかが問われています。頭がパニックにならないように、目の前のことを嫌なことでも一つずつ向き合っていきます。

 

現象認識と自己分析。それを踏まえた未来予測と微修正。

「地に足をつけて上を見据える」ということです。

それが「バランス」につながるのではないでしょうか。

 

その先に全日本総合入賞があると考えています。

 

 

個人のつもりでしたが、チームのことを言っている気がしてきました。

しかし、チームの目標においても共通していることばかりです。

 

ディンギー班の目標「全日本総合入賞」。

それに貢献するための470の目標は 「再現性」 を掲げさせていただきました。

 

その具体的な数値と経緯は省かせていただきますが、本番で練習通りの安定したレースをし、地に足をつけて上を見据えるという意味です。「バランス」の取れた選手がインカレでの「再現性」を実現できるはずです。

 

今年度一年この「再現性」に根をなすチームを作っていきます。

 

個人とチームの区別さえ曖昧な未熟者ですが、背中で語り、チームにパッションと向上心をもたらせ続けられるモチベーションリーダーになれるように一年間精進します。よろしくお願いします。

 

 

笑顔で心躍る江ノ島インカレを目指して頑張りましょう。

 

 

眉間に皺を寄せずに、

 

91代 470リーダー 槇枝大祐


それゆけ日々に彩りを紡ぐもの

2024年12月28日 00時49分57秒 | ラストイヤーにかける想い

上の写真は、1年生、閖上での七大学戦の時のものです。旗を振ってるのが僕です。懐かしい。

ヨット部に入ってから初めての公式戦でした。戦う姿勢になった先輩たちを見て、カッコいいなぁ、いつか自分も、と思ったのを覚えています。

平素よりお世話になっております。新4年、470スキッパーの北村湧です。

 

 

先々週から代替り後の正規練習が始まりました。久しぶりにヨットに乗ったところメインが重くて筋力の衰えに唖然としました。オフ期間のトレーニング頑張ります。

全日本インカレから1ヶ月が過ぎ、2ヶ月が経過しようとしています。長いようにも思える最後の代も残り10ヶ月とちょっとといったところです。

 

さて、ラストイヤーブログということで今年の僕の目標は、

「心踊る景色を求める。同じ景色を深掘る。」

です。

 

同じ海でも、一年生のときに見た海と四年生の時に見る海は違う。LBになって見る海もまた違うんだろう。

誰かは忘れてしまいましたが、ホッパーに乗り始た頃、八景島のレスキューの上で先輩がそのようなことを言っていました。

一年生の時は自分がどの方向に走っているのか、どこで練習しているのかも曖昧だったし、海面を見ることも少なかった。それに比べたら今では、海を見て考えれる事は増えました。空間的にも、時間的にも。

しかし、満足していたら成長はありません。上手い人は同じ海を見て、ブローの形・スピードが分かるだろうし、経験した似たような海面での練習を思い出しているだろし、これからの天気も予測しているでしょう。

小松さんは同じ海を見て、何十年も前の、世界の何処かの海を思い出しているのかもしれないし、今まで見てきたトップセーラーや学生達を頭の中で走らせているのかもしれません。

ミーティングして、色んな人の話を聞きながら、同じ景色の中に探究心をもって思考を止めないようにしたいです。

 

心踊る景色を求めることについて。僕たちは全日本総合入賞を目標にしました。目標を決めるにあたって色々議論はありましたが、最終的にこの順位に決まったのは、皆んながワクワクする、心踊る気持ちを大事にしたからです。

寒さ厳しい春合宿が始まりますが、その中にも心踊る景色はあります。去年琵琶湖で体験できたような雪の中でのセーリング。かなり寒い北風が、相対的に暖かい海面を吹いた時に起きることがある海からの湯気。先週の西風ド強風の時に見れるような富士山にかかる不気味で壮大な吊るし雲。

辛い日もあるかと思いますが、経験した事のない景色を求めて海に出たいと思います。

 

皆さん、来年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

4年 北村湧


東京の地価ってやっぱり圧倒的ですね。今は東京都市圏におけるCBDになる一点を探しています。大手町or丸の内に設定したいのですが、銀座と新宿が邪魔してきます。

2024年12月27日 23時21分40秒 | ラストイヤーにかける想い

お世話になっております。4年主将の西間です。

 

私の研究の軸がざっくり決まってきました。東京都市圏の都市モデル再考です。見出しの図は各地域の地価にその建物の総階数をかけたものを、対数スケールで色分けしたものです。丸の内、大手町、新宿、新宿、大手町、銀座、、、と続きます。これを都市経済の理論に当てはめて、東京特有の性質を見出したいと考えています。

 

 

 


今日はラストイヤーにかける思いということで。先日ブログを書いたばかりなので、このスパンでの更新に少々戸惑いを隠せませんが、、、

 


このブログでは主将としてよりも、僕個人の思いを書こうかなと思います。


去年一年を振り返ると、色々な経験をさせていただいた一年と言えます。


最初の大きなイベントは京大留学でした。他大がどういう練習をしているのか、どういった点を東大に持ち帰ることができるのか、琵琶湖は寒すぎてしんどくなかったと言うと嘘になりますが、大変いい刺激になりました。

ちなみに今年は九大と京大にお世話になることになります。特に2,3年生を中心に小戸や琵琶湖に行くことになるので、いろんな刺激を受けて帰ってきて欲しいです。

その後は春インでした。当時はレギュラーになれるとは一ミリも思わず、正直言ってたなぼた的ポジションでした。ただもうそのメンタルで行くことが間違いでした。目立った活躍も全くできず、ずーまーさんとのペアも解消。ただここでインカレメンバーとしてのプレッシャーとか期待されている雰囲気を感じることができたのはいい経験だったはずです。

澤田さんと組んだもののその春インの雰囲気を引きずったまま個戦へ入っていきました。今振り返れば全日本で入賞するための中間テストだったのだと思いますが、もっと追い込む必要がありました。一年で一番後悔が大きいのはこのタイミングだったかもしれません。

ちなみにこの近辺のオリンピックウィークで、上レグ終盤に吉田夫妻ペアにリーバウを打ったのはいい思い出です。結局DNFでしたが。

七大の総合優勝はレスキューの上から見届けました。心の底から嬉しかったし、マストに旗を上げた瞬間の喜びたるや、それまでもそれからも経験したことがありません。でも、出れなかったことは純粋に悔しかった。チャンスはあったけど自信を持てなかった。勿論自分個人がレースに出ることが目標ではありませんが、来年は勿論総合完全優勝を成し遂げると共に、後悔のないレガッタにしたいです。

全日本470。とてつもなくレベルの高い大会で連日オーバーコンディション。死ぬほど疲れた思い出と死ぬほど楽しかった思い出です。ワールドレベルの大会の雰囲気というか、きちんとしたレガッタの雰囲気というか、フォーマルな大会のいろはを知れた機会でした。

秋インシーズンは振り返ればあっという間でした。直前でレギュラーから落ち複雑な思いでレースシーズンを迎え、自分の弱さと向き合わざるを得ない期間でした。でもその期間で成長できたことも多く、特に全日本期間ではいい景色を焼き付けることもできました。ただチームとしては目指していた入賞には全く届かない形に、、、4年生に恩返しできなかたという大きな後悔を残してしまいました。



さて、ラストイヤーにかける思いと言いつつ、一年の振り返りになってしまいました。

 



僕個人の今年一年のスローガンは「やったもん勝ち」です。

海上練習での動作一つ一つのこだわり、コース引き、フィジカルの強化、チームマネジメントなどなど。

ヨットというスポーツ自体マルチタスクなスポーツで、各要素の強化は勿論のこと、それを同時にこなす技術・体力・精神力が必要です。

また大学の部活動として活動する以上、部として最大のパフォーマンスを発揮するために、いろいろな人たちとの関係づくりが必要不可欠です。

海上での自分も、陸上での自分も、1東大ヨット部メンバーとして、1 470メンバーとして、主将として、いろんな自分がいてそれに葛藤することもあると思いますが、「二兎を追って二兎を得る」ような、そんな姿勢で1年間「東大ヨット部」と向き合っていきたいです。

 


同期たちのような上手いブログは書けませんが、それだけ愚直にやるしか僕にはないんだろうなと感じます。感謝の気持ちと愚直さを追い求め、全てやり尽くします。



それではこのあたりで。明日は最近欲求不満を原因に奇行に走りがちな、470リーダーの槇枝くんの担当です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


東京大学運動会ヨット部ディンギー班
3年 主将 西間 立


フローラル・ペコ

2024年12月26日 11時04分00秒 | ラストイヤーにかける想い

お世話になっております。新4年の遠藤です。


先週末インフルになってしまい、毎日布団でゴロゴロ生活を送っておりました。M-1グランプリも部屋で1人寂しく見ていましたが、真空ジェシカが最終決戦まで残ってくれて嬉しかったです。来年こそは優勝してほしいです。


何かしらのウイルスにかかるたびに「今回のおうち時間ではこれをやるぞー」と決意するのですが、結局寝て起きてを繰り返し、アマプラで相席食堂などを見てたら5日間が終わってしまいました。儚いものですね。


さて、今回のブログはラストイヤーにかける思いについてですが、僕の今年の目標は「丁寧さを継続すること」です。


東大ヨット部はこれまで代の初めに毎度「合宿所を綺麗に」「バースを綺麗に」「船を綺麗に」と高貴な目標を掲げてきました。しかし、今までそれが継続された年はありませんでした。


自分は元々船を綺麗にしたり、合宿所内の工具などを整理整頓したりすることは好きなので、これらを継続するのは比較的容易だと思っています。


その一方で、今までは海上でその丁寧さが失われていたように反省しています。船に乗っている時にメイントリムとクローズをしっかり走ることだけに集中し過ぎてしまい、その他の要素に頭を使えていませんでした。


今年は練習中にも丁寧さを心がけていきたいです。もっと風を見てその後の振れを考えたり、他艇との位置関係の変化を見たりと、コース練でなくても色々と考えながら乗ることで多くの学びを得ることができると思います。


自分の課題を考え、それに向けた目標を立ててヨットに乗って練習し、脳死でこなすようなことがないようにしたいです。


レースも同じく丁寧に取り組む。


これらを継続することはとても難しいですが、引退する時にやり切ったと思えるよう、1年間継続していきたいです。


また今年は部の目標の一つに、「やると決めたことを継続すること」を掲げています。最上級生として、他の部員について合宿所の使い方など丁寧さが欠けていると気づいた所に関しては注意していこうとは思っています。しかし、部全体でその丁寧さを維持することはとても難しく、ほぼ不可能だと思っています。


合宿所内で私物を散らかしたまま放置する人間や、解装が雑な人間、工具を使って元にあった場所と違う場所にしまう人間など。


それは後輩に限らず、幹部代である同期にも存在します。


これはもはや価値観の違いであり、僕が「こうしろ」と言うのはもはやエゴの押し付けなのではないかと思っています。


だからこそ、自分は丁寧さを貫いた先の成績を求めたい。


それによって、後輩やこれからのヨット部のみんなが丁寧さの大事さに気づき、部全体としての水準を上げられたら良いなと思っています。


1年間頑張ります。


遠藤功大


虹の果て

2024年12月24日 23時53分26秒 | ラストイヤーにかける想い

お世話になっております。東大ヨット部新4年、470クルーの五熊と申します。「ラストイヤーにかける思い」。今までは読む側だったのに、もう書く側になっていました。本当に時が経つのは早いものです。気づけばブログ期限も過ぎていました。

 

チームに関しては、市毛槇枝西間が書いてくれるでしょう。このブログでは自分について書こうと思います。

 

まず去年を振り返って、一言でまとめると、「辛かった」です。「楽しむ」ことが代として掲げてられていたにも関わらず。ずっと首を浅く絞められているような、息の詰まる閉塞感。神様がいるとしたら、それはきっと自分を否定する存在なのだろうとさえ思いました。時期ごとに振り返った文章を書いてはみたのですが、あまりに鬱すぎたので載せません。ただ、一年を省みて、なぜ前を走ることができなかったのか。その結論だけは書こうと思います。それは、「無思考」です。

 

ヨットは、船という道具を使い風という自然を相手にするスポーツです。船も、風も、ある程度自分の力ではどうしようもない部分がある。でも、そこで思考を止めてはいけなかった。自分の乗る船が新艇でないのなら、どうやって同じくらいの走りにするのか。自分の反対海面が伸びたなら、何か前兆はなかったのか。自分の力では如何ともし難いことがあっても、それは無思考の理由ではない。卑屈な僕は、負ける理由を考えてはいてもそれを打開するための、死に物狂いの努力ができませんでした。そこがきっとヨットの真髄であるのに。「神様がいるとしたら、それはきっと自分の否定しかしない存在なのだろう」とさっき書きましたが、これも無思考の表れだったと思います。

 

人間的成長なんて、どこにもありませんでした。

 

そして今年、最上級生になります。もう、この一年を繰り返したくない。一年後の江ノ島でどんな人間になりたいか自分に問うて、真っ先に思い付いたのは「“強い”人間」でした。僕らが掲げたスローガンの一つに「心の強さ」があったけど、僕にとってはそれ以上の意味もある。寒い強風の中でも動き続ける肉体の強さ。チームを信じる強さ。ーーー自分を信じる強さ。どれも、妥協したり逃げたりしたら手に入れることはできません。自分の現在位置を冷静に分析し、目標に至るための現実的なステップを歩み続け、一年後に「これ以上はできない」と思えるほどの質と量を尽くす。その果てに、「紡ぐ」チームと、「全日本総合入賞」があると信じています。

 

「紡ぐ」というスローガンには、未来への祈りが込められています。これからも続く東大ヨット部の躍進への祈り。「全日本総合入賞」というのは東大ヨット部が歩んでいく道のりの一つの中継地点と言えるでしょう。でも、91代個人個人にとっては、終着点です。僕らは「紡ぐ」存在でもあるけれど、同時にかつての先輩方が「紡いできた」果てにいるのです。LBの方々が流してきた涙を嬉し涙に変え、東大ヨット部という物語の一章を、今年で終わらせたい所存です。

 

4年生 五熊健


マスタープラン

2024年12月22日 23時15分03秒 | ラストイヤーにかける想い

お世話になっております。

クルーザー班新4年の杉山です。

 

昨日は月光の忘年会に参加し、1979年のファストネットレースでの惨事から生き残った方や月光の草創期を彩った方をはじめとする様々な方の興味深いお話をお聞きし、今日は納会ということで引退された関根さん・友成さんを送る会を楽しみました。

年の終わりの気配がぷんぷんする中、全日本振り返りに引き続きラストイヤーとしての意気込みに触れたいと思います。

 

クルーザー班としては、全国・全世界のJ24の艇数が縮小している中、このままJ24を続けていくのか、それとも艇種を変えるのか、続けるとしたら従来通りフリートレース主体(全日本選手権を目標、全日本選手権を受けての世界選手権を大目標)の活動とするのか、それともマッチレース主体(国内のマッチレースに積極的に参加して実力をつけ、海外の大会への参加も視野に入れる)とするのか、艇種を変えるならどんな艇種にするのか、インショアから飛び出して外洋レース主体とするのか、あるいはクルージング主体とするのかというように、今後5年10年、ひいては20年の活動の方向性をどのように定めるかを考える重要な立ち位置にあります。

 

とはいっても、現在の我々はJ24の全日本選手権に50艇ほどが参加していた時代を肌で知っているわけではなく、またお世話になっている関東フリートの皆様のお陰で現在の規模に満足しているところがあります。

今年はそのような中で、他の選択肢をとるとどのような実態が見えてくるのか、どんな活動になってくるのかを想像できるよう、マッチレースや艇種の異なる社会人チームの船や外洋レースなど、幅広く体験をしてイメージをつける期間として活用しようと思っています。

その中で、主軸は従来の活動体制通り、全日本選手権を目標、そこで権利を得て世界選手権に出場することを大目標に掲げて活動していきます。

今年の全日本選手権は我々の活動拠点である油壺で行われるため、慣れ親しんだ場所で落ち着いてレースに臨めるというメリットがあります。

 

昨年の全日本は良いレースができず最後までスッキリできない気持ちで終わってしまい、先輩方に気持ちよく引退してもらうことが叶いませんでした。

今年は結果をしっかりと追求した上で、チーム皆で満ち足りた気持ちでハーバーバックできるよう、源ちゃんと一緒に笑って写真を撮れるよう、さいごに後悔のないように終わることができるよう、これから1年間チーム作りに励んでいきたいと思っています。

 

途中入部ということで頼りない部分が多くあると自覚している一方、途中入部だからこそ、1つ下の学年とも対等な関係でぶつかり合うことができるし、2つ下の学年ともより近い関係を結べるのではないかと思っています。そんな立場をうまく利用しながら、自分のできることを増やし頼りにしてもらえるような存在を目指していきます。

上位を目指す上でチームはこれからたくさんの困難に直面することとなるでしょう。そんな中でも、最後にはチームの皆がチームに誇りを持てるように、チームに特別な思いを持てるように、そして勝って終われるように。

源ちゃん・梅子とともに最高の仰秀チームを目指して奮闘します。


雨降って地固まれ

2024年12月20日 19時41分20秒 | ラストイヤーにかける想い

お世話になっております。新4年スナイプスキッパーの市毛佑弥です。

 

ラストイヤーです。とうとうがむしゃらにヨットに乗るだけではいけない立場になりました。真面目に文を書くのは苦手ですし、自分の心の内は隠しておきたいタイプですが頑張って書こうかなと思います。

ちなみにこのブログは3Aから配属された研究室で書いております。プチ研究の進捗発表の始まる時間に起床し、ぐちゃぐちゃの髪の毛とスライドでプレゼンを話し、先生に「your research is overkill」的なことを言われ、バタバタしていますが頑張って書きます。

 

 

 

1ヶ月と少し前、全日本インカレ後の円陣mtgでオェオェ泣きながらバトンを受け継ぎ、気合い十分で新しい代が始まりました。それでも、やっぱりと言うべきか、うまくいかないことの方が多いですね。自分は根拠のない自信と、高い理想を持っていることに関しては根拠のある自信があるのですが、それも相まって、事務作業や年間計画で、いろいろと問題が生じており、ちゃんとアップアップしています。

 

 

そんな中でも、合宿が始まればみんな楽しそうにしているし、思うところがあったとしても笑顔で過ごしてくれています。今まで言われ続けた、「東大ヨット部らしさ」を感じました。部活とは考えられない縦横の仲の良さは、東大ヨット部の本当に素晴らしい文化であり、今後部が強くなるために必要不可欠であると信じています。

 

 

今年のスローガンは「紡ぐ」となりました。いい言葉ですよね。本来の意味は、綿や繭から繊維を引き出し糸にすることだそうです。それが様々な形に派生していきました。本来の意味に立ちかえると、部員一人一人が、糸の原料となるのでしょうか。そこから紡がれた糸は、僕たち次第で、強く長いものにもなれば、ボロボロで見るに堪えないものにもなります。どうなるかは、僕たち次第。日頃の合宿生活や、ハーバーでの立ち振る舞い、海上での動き、コミュニケーション、そういった些細なことが全て、確実につながっています。

 

先輩方が築き上げた技術を、思いを、昨日の自分を、部員の信頼を、笑顔を、紡ぎ続けた結果、1年後江ノ島でどうなっているか、本当に楽しみです。

 

 

 

 

スローガンについて話したので、目標についても話します。

今年は、ディンギーでは、「全日本インカレ総合入賞」、スナイプは「全日本インカレ3位」を掲げました。詳しい経緯については、省かせていただきます。先日のmtgで部員全員に真に伝わったと信じています。

 

自分が一年生のころの琵琶湖インカレで、その代の主将の調さんは3つ下の僕たちに向かって、「今からだったら何にだってなれる。」とおっしゃってくれました。その次の代は「究極の勝ち」を掲げました。自分達は無理でも、いつか、総合優勝する東大ヨット部が現れて欲しい、そのための一部になる、という意味です。そして1ヶ月ほど前、面と向かって次を任されました。

 

総合入賞が、スナイプ3位が、どれだけ難しいことであったとしても、この目標は僕たちだけのものではないのかもしれません。期待されている以上は、それに応えたい。

 

そして何より、目標を達成した先の景色を見てみたい。

 

幸いなことに、今の東大ヨット部は、L Bの皆様や、保護者の皆様からご支援をいただき、コーチの方々にはヨット以上のことを学ばせていただいております。発展途上な東大ヨット部は、伸び代しかありません。今までのどの大学のどのチームにもないような、歴史を、傾向を超えた自分達だけの成長曲線を走っていきます。

 

 

 

気づいたら具体的なことは何一つ書いていませんね。それは日々の練習や合宿生活で背中で語りたいと思います。猫背ですけど。

向上心を忘れることなく、自分らしく駆け抜けます。がんばるぞい。

 

 

 

1年後、江ノ島のハーバーで、賞状を持って全員が最高の笑顔の写真を撮りましょう。

 

 

91代スナイプリーダー

市毛佑弥