東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

ドラマ

2022年10月14日 18時06分17秒 | レース反省

お世話になっております。

二年470スキッパーの安藤です。

 

先週末の三連休に、関東インカレ決勝が行われました。僕としては2回目の秋インです。

三日間にわたるレースを陸から応援していましたが、正直、ドラマを見ているような感じでしたね。野球は台本のないドラマであるみたいな言葉をどっかで聞きましたが、ヨットレースもそうなんでしょう。一番盛り上がったのは二日目でした。サポートボートに乗っている人から電話が来るたびに、ドキドキハラハラしながら聞いていました。法政大や神奈川大と競って競って競りまくって、最終的に両方抜かして7位になった時はもうみんな沸いていました。本当に色々なところで魅せてくれる先輩方です。

もう一つ、3日間の中で、改めて感じたことがあります。それは、ヨット部は本当に大勢の方々から応援していただいているということです。3日間の中で、保護者の方々、lbの方々、さらにはrxjapanの方まで、出艇前の朝早い時間から応援に駆けつけてきてくれました。また、観覧艇にのって海の上から応援して下さったlbの方々もいました。今のヨット部のスローガン「好み好まれる」というチームの一つの表れを見ることができた気がしました。

それだけに、あと1ヶ月足らずでこのチームを作ってきた4年生の先輩方が引退されてしまうことが、悲しいです。こんなにも「好まれている」チームを、東大ヨット部の伝統としていけたらいいなと思います。

 

色々と思ったことを書いてしまいました。読みづらくてすみません。

これからも全日本インカレに向けて、4年生が最高の引退をできるよう、サポート頑張っていく所存です。

これからもどうぞ応援よろしくお願いします。

 

安藤


秋ですね

2022年09月22日 21時36分47秒 | レース反省

お世話になっております。

3年スナイプスキッパーの千田です。

 

台風14号が過ぎ去り、早くも秋の訪れを感じていることに驚きです。

 

9/17()-19()に行われました、「日建・レンタコムカップ 30回全日本学生女子ヨット選手権大会」について報告と振り返りをしたいと思います。

 

まずはリザルトです。

 

スナイプ 全39

30072 千田(3)/今川(2) 20-27 47点 20

 

詳細なリザルトはこちらをご覧ください

→ https://sd254a156085413e3.jimcontent.com/download/version/1663501529/module/14023237588/name/全女最終成績表【スナイプ】.pdf

 

1日目の1Rは超微風で行われました。下レグはもはや進んでいるか分かりませんでした。下有利スタートで下目からそこそこのスタートをしたものの、下の艇を受けてタックすると前を切れると思っていたスタボ艇団が上から降ってきました。その後は挽回のチャンスもなく、1下で少し上げたものの、DNFギリギリでのフィニッシュとなりました。

 

2日目は台風の影響で前線が定期的に通過し、強風と視界不良のため一時APHとなりました。その後再出艇し、1レースのみ行われました。風速は3-6mほどだったものの、うねりが大きく風の強弱が激しく、難しいコンディションでした。下有利なラインで周りよりバウの出たスタートをした直後、下の艇に吸われ、タックもできず、ズルズルと一番左まで出してしまいました。しかし右のシフトが入り、あっという間に絶望の見た目となりました。セオリー通り、振れ戻ることを予想してロングを走ることを最優先に考えるべきだったと、結果論ながら感じました。

 

3日目は台風接近のため、レースは中止となりましたが、レセプションは逗子マリーナで予定通り行われました。

 

この大会で、いかに自分がレース中に余裕がないかということを実感しました。周りを見たりコースを考えたりなど、走りに100%の集中力を出せていなければ走り負けるし、それだけ実力がまだ伴っていないのだと痛感しました。

 

楽しみにしていた全女、なんともあっさりと終わってしまいました。あっさりと終わることもあるからこそ、毎レースでしっかり前を走れるよう、来年の全女に向けて精進したいと思います。

 

それでは失礼いたします。

 

3年スナイプスキッパー 千田綾菜


出直し(全日本個人戦)

2022年09月07日 15時36分40秒 | レース反省

お世話になっております。

スナイプスキッパー3年の西尾拓大です。

 

僕から全日本個人選手権のご報告をします。

 

7月の頭で行われた関東予選で上位18位までが蒲郡で行われた今大会に出場できました。東大からは僕たち一艇が参戦してきました。

 

また、先週行われた全日本スナイプにも自艇は出場していたため、2大会続けての長期遠征になりました。

 

最終成績は以下の通りです。

31308山村/西尾 16位
10-2-18-40-1-39-17-(BFD55)

 

今大会を通して感じるのは、圧倒的練習不足です。

 

団体戦の総合入賞を見据え、全日本個人戦での自艇の目標は入賞(6位以内)でした。

 

大会初日。2位を含め、ある程度のところで3レースをまとめて暫定成績は総合5位。まずまずの滑りだしのように見えました。大会2日目の初っ端。上一を狙うも、入れず…

しかも本船にタッチしてしまい一回転。回転を終えた後には、はるか前にみんながいました。しかも1上で挽回できず、前の艇と20秒ほど離れて最下位で回航。次のレース、気を取り直して、右展開を狙い上5ぐらいでスタート。意図しなかったものの、スタートが半分死にながら即タック。右への道がパァーっと開け、1上を2位で回航。ランニング/リーチングで逆転し、トップフォーン。これで、再び入賞が見えてきました。しかし、3レース目は中盤より少し前を走っていたのに、崩して39位。後がなくなり、迎えた4レース目は10番後半。最終日の1レースを残して、早々に入賞圏外。入賞まで30点差。

 

「明日は次に繋がる1レースを!」と励まされるけど、やっぱり悔しさが込み上げてくる。最終日を待たずして、入賞争いをする権利がないんだ、同じ土俵で戦えないんだと。

目の前で、壮絶な優勝争い、入賞争いが行われているのに、僕たちは蚊帳の外。あの時と同じだなあと。一ヶ月後の秋インの団体戦では、「次」がないかもしれない。

 

そして最終日。今までと同じミスはしないと誓い出艇。下からスタートを狙う。やけによく見えてた気がした。スタート5秒前、はっきりとアウターと本船を確認。3秒前、上の集団が高い!、あっ、上が出た。でもこっちはまだスタートラインまで距離がある。自分の周りの船のバウの高さをもう一度確認。これ以上最後の一引が遅れては負ける。カチカチ。最後のひと引き。周りとバウを揃えながら、スタート。

 

結果、BFD。自信があったはずなのに…実力不足を痛感させられる最後でした。

 

全スナ、全個で計17レースをやったうち、自分たちのプラン通りのレース展開に持ち込めたのは全個の1日目の2位のみ。17分の1。

 

今回の成績で褒めてくれる人もいる(その気持ちは嬉しいのですが)けど、これは間違いなく重く受け止めるべきだと思います。

 

このアップダウンができてしまうのは、一言で言うと「ヨットレース」ができていないから、と某伝説セーラーが教えてくれました。レース前にどれだけ勝利へのプランがあるか?そして、それを実行する意志の強さはどれだけか?そして、それをこなすだけの技術があるか?

 

こうすれば勝てる!ような、自分なりの明確なイメージを持って、それを実現すること。レースで勝つ「コツ」のようなものを意識して戦う。それこそが「ヨットレース」。

そうすれば、最終レースまで粘り強く土俵に残り続けることができる。そして最後の最後に決着がつく。

それができたら、最高に楽しいよ!とのこと。

その域に達して、ヨットの醍醐味を味わいたいです。

 

そのためには上達しないと、

 

冒頭で圧倒的練習不足と書きましたが、これまで通りの練習を続けて良いのかなあ?とも思います。練習不足には間違いないです。じゃあ練習量増やそうか?いや、冷静に考えて無理ですね。部活のオフの日を全て自主練につぎ込んで、台風の1日、遠征の移動日を含めたら、7/29からオフなし。なんと今日で41日連続(整備も含めてだけど)らしいです。この記録はどこまで増えるのかなあ?笑こんなにもヨットができて幸せです。

 

練習量がダメなら練習の質を高めるしかない。もっと頭を使って乗る。

 

成功/失敗したことを振り返るとき、コメントで終わってしまうことが僕は多い。今のタック、進まなかったよね。今のスタート、引き遅れたね。こんな感じで終わってしまうことがある。コメントでしかない。だから何?と突っ込まれても仕方がない。

 

じゃあ、もうちょっと深く考えて、今のタック進まなかったのは、移動後のハイクアウトが遅れたからだよね。でも、これでも失敗した原因についてコメントしたに過ぎない。

コメントの域を出るには、じゃあどうすればもっとハイクアウトに早く出られるのか?を考える必要がある。移動のタイミングがずれている?移動の時にちょいヒールがかかっていのが良くないのか?ハイクアウトベルトの吊り具合が良くないのか?持ち替えで時間ロスがあるのか?

どうすれば改善できるのか?どんな練習をして克服すれば良いのか?まで考えて初めて意味のあるものとなる。

 

昨日の反省が今日活きたかどうか?を意識して練習したいです。今日よりも明日、明日よりも明後日、どんどん上手くなろう!と小松さんの声が聞こえそうです。

 

「試す→成功具合の判断→その原因の追求→改善策→試す」

このサイクルをいかに早く回せるのかが重要だと、上手い人は口を揃えて言います。

極当たり前のこと。別にヨット以外でも通じる話です。でも、ヨットに長く乗っていればいるほど、疲れてくればくるほど、マンネリ化してしまい、このことを忘れてしまいがちです。

 

 

最後の表彰式の時。

入賞チームが読み上げられていった。

実力不足なのに、それでもやっぱり悔しかった。入賞が一瞬でも頭にチラついたからこそ

感じたのかもしれない。あの激戦を自分も繰り広げてみたい。そして、メダルを、旗を、とる。持ち帰る。そのとき、どんな景色が待っているんだろうなと。

 

それは間違いなく険しい道だと思う。1位〜3位まで同点。それでも点数差に現れない差で勝ち負けが決まる世界。表彰されてもなお悔しさが滲んでいる。だからこそ、「一位」は特別だし、輝いている。

経験もない、まだ実力もない、僕らにとって、まだ遠いかもしれない。

どんだけ努力したって、どんだけヨットに注ぎ込んだって、そこに到達できないかもしれない。それでもやっぱり、目指したい。それだけの魅力を感じた。

 

ヨットの上手い選手が全国にたくさんいた。

入賞チームのほとんどは3年生以下。来年も、その次の年も、そしてその次もある選手だっている。

 

上位を独占していく某大学は、惜しみなく練習に時間を使っている。事前練習でどの大学よりも早く出艇し、誰よりも長く練習していた。これからまだまだ強くなるんだろうなと、一目見れば伝わってくる。

そして、めちゃくちゃ楽しそうにヨットをする。覇気を感じる。

 

それを打ち崩すには、生半可な気持ちでは到底勝てない。

 

出直してきます。

 

 

全スナも含めて2週間にわたり、ハイレベルな中でヨットができたのは本当に楽しかったです。ここでしか分からない、ここでしか経験できないことが多くありました。

 

こんな貴重な機会を頂けたのも、練習環境を整えて下さったり、遠征を援助して下さったLB様をはじめ、温かく声援を送って下さった皆様のおかげです。ありがとうございます。

 

また、チームのみんなが快く送り出してくれ、レース速報を出して盛り上げてくれたり、応援メッセージを送ってくれたりしました。部のみんなからの応援が励みになりました。本当にありがとうございます。ここに書ききれなかったお土産話がまだまだあるので、いっぱい伝えたいです。面白いスクープは入手できていないですが笑

みんなで全日本の舞台に行けるようこれから頑張ります!!

 

最後にこのような素晴らしい大会を開いて下さった大会関係者の皆様にも感謝を伝えたいです。

 

非常に楽しかったです!

 

西尾拓大

 

わざわざ蒲郡で来てコーチングして下さった矢野さんと一緒に。

ありがとうございました!入賞は次回にお預けですが…


3年ぶりの小戸でした

2022年09月01日 18時33分00秒 | レース反省

お世話になっております。4年スナイプクルーの山村です。


今は蒲郡にいます。なんかよく分からない天気で毎日突然雨が降ってそれが過ぎ去ったら晴れて無風みたいなことがよくあって、今も海の上は大雨らしく霞んでいます。と書きましたが、書いているうちに通り過ぎて行きました。



自分からは全日本スナイプについて振り返ります。


レースの反省は色々あるけど、それを一つ一つやってくと長くなっちゃうので思ったことを書いていこうと思います。



七大戦の時はそんなに思わなかったけど、やっぱ海って場所によってほんとに違うんだなって思いました。当たり前なんですけど、そんな当たり前のことも体験して実感しないと分かんなかったなと思います。


小戸は葉山よりもずっと振れ振れでした。周期も短いしめっちゃ振れる。色んなところから吹いてくる風に翻弄されました。あと、ゴミが多かったです。こっちは多分雨のせいだけど。


いつもの慣れた海面じゃないそういう海に合わせるのが大変でした。分からないところは分からないから、じゃあそこでどうやっていくのかを学べたなと思います。



あと、ハーバーもきまりとかだいぶ違って面白かったです。赤旗もないし、着艇時間も日没までに帰って来ればいいとか、新鮮でした。福岡は関東よりも全然日没が遅くて出ようと思えばだいぶ遅くまで出れるなと思いました。



また、1艇だったからこそ思ったことがあります。


自分達は今回ケースを起こして審問がありました。2日目の最終レースだったのでとりあえず艇番をメモって、陸帰ってすぐ抗議書と審問の準備をしたんですけどほんと時間がなかったです。その間艇はセールをおろしただけの状態で置いていました。結局片づけられたのは審問が始まってからでした。


普段のレースでサポートしてくれる仲間がいっぱいいて、審問があるってなったら解装してくれたり準備を手伝ってくれたりしてたことのありがたみを痛感しました。



また、普段のレースでは一緒に戦う仲間がいて心強かったなと感じました。


一緒に海面でレースに出る同じチームの艇がいて、インカレだったら470もいるしレスキューの上にもサポートメンバーがいて、海に一緒にはいないけど陸で応援やサポートもしてくれていて、そういった中でレースに臨めるのは幸せなことだと思います。秋のレースシーズンはそのことを忘れずに頑張っていきたいです。



最後になりますが、今回の遠征に行けたのは多くのLBの方からご支援を頂いたからです。本当にありがとうございました!


全日本スナイプに出させてもらったことで遠征や遠征先のレースというあまりできない経験をすることができましたし、慣れない海面やレベルの高いレースから色々学ぶこともできました。


また、単純に遠征楽しかったです。いつもと違うとこに行くのは高揚感がありました。それに博多は美味しいものがいっぱいあって練習やレースの後に晩御飯も楽しみにできました。


過去形で書いてますが、まだ遠征は続いてます。全個頑張ってくるので応援よろしくお願いします!


以上


どうでもいいけどハンコって本当にいらないと思う。

2022年07月29日 23時58分45秒 | レース反省

お世話になっております。スナイプ班4年の青木です。

 

先週末に開催された、ノースセールカップ東日本スナイプ級ヨット選手権大会の結果を報告いたします。

 

25位 古山・大根田(14-7-24-22-43-36)

26位 西尾・山村(31-29-25-10-24-19)

37位 大野・柳澤(35-18-33-36-40-30)

54位 千田・神田(46−52−50−58−51-45)

62位 中静・青木(41-54-57-BFD-DNF-55)

 

南風のオーバーが安定して吹く中で6レースを消化することができました。

今レースで特徴的だったのは3点スタートだったことでしょうか。通常のスタートラインの真ん中に自走式マークブイが設置されており、スナイプのフリートレースではおそらく初めての経験でした。

お陰でラインを把握しやすかったはずなのですが、第4レースでは度重なるゼネリコの末にブラックに引っ掛かってしまいました。自分では見えているつもりで中静を前へ前へと誘導してしまいました。周りが明らかに低いと思った時の振る舞いの難しさを改めて感じます。そうはいっても他のスタートでは周りにいる上手い人達の中に埋もれて終わる、という結果になっていたので、結局うまくいったスタートは無かったです。そのラインをクリアできなかった帰結としての順位だと痛感しています。

 

次のレースは秋の六大学戦になります。そうしたらもう引退まで指折り数える頃になります。

春インや七大戦で同期が活躍するなかで、レギュラーじゃない自分は何をしているのだろうという気持ちが度々頭を掠めます。

ただ、調たちと話をすることで、引退までの自分の役割が頭の中で上手く描けることがあります。時間が経つとそれがまたくぐもってきて…を繰り返すのですが。

ここから3ヶ月は生活の9割がヨット部に染まる季節になります。それまでのあと一週間足らずは、ささやかな助走期間です。

気持ち作っていこ、と思う今日この頃です。

 

ディンギー班スナイプチーム4年 青木大吾


牛タン焼き 仙台辺見

2022年07月25日 21時18分56秒 | レース反省

今更ながら、七大学戦を振り返ります。 スナイプの古山です。

毎度遅くなってごめんなさい。

072整備がひと段落つき、平穏な日々が訪れるはずです。

リザルトはこちらです。

スナイプ級
27180 (30072) 西尾/山村 3-8-5-1-3 計20点 4位
31378 (30785) 古山/大根田 1-7-3-4-6 計21点 5位
🥇1位 東京大学 41点
🥈2位 京都大学 43点
🥉3位 九州大学 52点
4位 東北大学 70点
5位 大阪大学 100点
6位 北海道大学 112点
7位 名古屋大学 117点
 
総合成績
🥇1位 京都大学 81点
🥈2位 東京大学 99点
🥉3位 九州大学 115点
4位 東北大学 166点
5位 大阪大学 204点
6位 北海道大学 236点
7位 名古屋大学 265点
 

スナイプ優勝 470準優勝 総合準優勝でした。

スナイプは見ての通りギリギリでした。

接戦をモノにできたのはとても嬉しかったですが、総合優勝できるくらいの点差を稼げたのではないかと悔しい気持ちもあります。

初日のオープニングレース、1-2でしたがリーチング流し込みの前に、濃霧によってノーレース。2日目の最初のレースも、上マーク1-3でしたが、第1マークタイムリミットの15分に20秒足りず、ノーレース。

そして成立した次のレースで、両艇1上から悪く、その上、もう一艇が下マーク回航後のポートスターボで2回転、自艇がロールジャイブのロッキング判定で2回転、結果7-8。ここで京大と10点近く差がつき、正直、ついてねえと思ってしまいました。

それでも、いい風が入ってきていて、あと3Rきっちりあると思ったので、気持ち切り替えて、1Rずつ死ぬ気で臨みました。

リコールやケース、もう一発42条でリタイアは絶対にしないように気をつけました。

3・4Rで、点差を縮め、ラスト1R残して、1点差で負けている状態。

最終レースはかなりドキドキな展開でした。

1上時点では、両艇が京大2艇の前で回航しましたが、1下レグで即ジャイ後下レーンに入ってしまい、詰められ2上で抜かされてしまいました。割と焦っていて、走りに影響出てました。

2上を東大-京大-京大-東大で回航し、このままでは点差変わらず。

しかし、最後の下レグ、風が落ちて無風状態に。最初はスピードを維持するため上り目でエンドに出し出ししていましたが、無風状態では何してもしょうがないので、ジャイブしてランチャーおろしてバウをマークに向けておきました。

そよそよ風を逃しまいと、センサービンビン。

西からきた風を感じて瞬間にランチャーをばしっとあげる。

エンドに出してオーバーセールしていた京大艇の前で回航し、ほぼクローズのリーチングでフィニッシュ。

命からがら、勝ちました。

陸の皆さんには、ハラハラさせるシリーズをお届けしてしまい、ごめんなさい。

サポート誠にありがとうございました。

艇数が少なく、戦うべき相手がはっきりしているレースは良い経験になりました。戦い方が難しい。いつか必要になる場面も出てくると思います。

けど、ハラハラドキドキするし、心臓によくないので、あまり好きじゃないです。

結論、七大戦、楽しかったです。一昨年も去年もあったらよかった。

 

ラスト3ヶ月、全力で取り組んでいきます。

 

それでは失礼します。

 

 

 


牛タンのお店で話がはずんだ 八木山と萩原って韻踏んでる

2022年07月23日 23時20分00秒 | レース反省


お世話になっております。4470スキッパーの藤田郁です。


7/16-18の閖上での七大学戦、振り返っていきます。

470のリザルトは以下の通りです。



4046 (4692) 調/工藤 2-6-8-6-3-1 計26点 4

4534 (4791) 高原/松尾藤田/加藤 5-11-1-3-6-6 計32点 5


1位 京都大学 38

2位 東京大学 58

3位 九州大学 63

4位 東北大学 96

5位 大阪大学 104

6位 北海道大学 124

7位 名古屋大学 148




関東個人戦で東大内3位だったので、スターティンメンバーにはなれませんでした。2日目の4レースに藤田・加藤ペアで出場しました。


外洋ならではのうねりが大きいはじめての海面、はじめて乗る船で、不安要素はいっぱいありました。

ただ、私はプラクティスレースの日、レース1日目ともに、ヨットには乗れなかったけれど、共用の支援艇に乗せていただいていました。そこで風の周期や海況を俯瞰できたことが、強みになりました。また、私も加藤もはじめて閖上でヨットに乗るということで、チームメンバーがヨットの走らせ方、海面についての知見を細かく共有してくれたことも役立ちました。


しょっぱな1レース目、スタート同時に調・工藤ペアが42条違反(2回転ペナルティ)の笛を吹かれてしまいました。もう心細くてしょうがなかったですが、自分たちが走らないといけないと思い直し、ボートスピードに集中しました。予想通りに風がふれ、すぐ後ろをついてきていた京大に対するタクティクスがすべてうまくいったことが功を奏し、トップフィニッシュすることができました。


ガニサス嬉しかったです。

わたし意外と勝負強いのかもしれません。


3.4レース目は、東大2艇とも1上時点で上位にいるという展開で、チームレースを考えさせられることがたくさんありました。うまくいったとこもあるし、失敗したとこもあります。14艇しかいないからこそ、11艇に対する振る舞い方が命取りで、ランニングの間はずっと頭をフル回転させていました。きっと加藤もクローズの間そうだったと思います。

経験したことを言語化して、チームに還元するつもりです。


結果、京大と6レース、全14艇で20点差も付けられてしまいました。たらればを言うつもりはないです。今の実力として、真摯に受け止めて、最後の夏合宿に突入します。



あともうひとつ、今回はサポートも頑張りました。


レース1日目、共用の支援艇に、470チームから唯一乗せてもらいました。


今回の七大学戦は、独自に支援艇も観覧艇も出せず、海に出ることができる人がとても少ない大会でした。

だから、できる限り陸上のみんなにも海上の雰囲気を伝えたいと思い、部内の大会LINEを荒らしまくりました。

1年生はうるさすぎてビックリしたかもしれないけど、成相がブログで言ってくれていたように、海と陸での一体感は生めたのかなと思います。これが東大の良い文化になるといいなぁ。



来年は東大が主幹校です。準備も運営も何もかも大変そうです。

就職する予定ですが、できる限りのお手伝いをして、大会の成功に貢献できればと思います。



レース1日目に一緒に支援艇に乗った東北大のOBの方が、東北大ヨット部を心の底から応援しているのが伝わってきて、なんだか嬉しかったのです。

東大も、好み好まれるチームであり続けたいです。そんでもって、私もああいう素敵なOGになります。


最後に、七大学戦の準備・運営に関わってくださった全ての皆さまに感謝申し上げます。

レースメンバーも、サポートメンバーも、お疲れ様でした。海でも陸でもいっぱいおしゃべりできて楽しかったです。ありがとう。夏合宿、大変だろうけど、みんなで楽しく乗り越えましょう。


あと4か月弱、よろしくお願いします。



東京大学運動会ヨット部4

藤田郁


牛タン食べ過ぎた

2022年07月22日 21時49分13秒 | レース反省
こんにちは。一年の天野です。
気がつけば、期末試験がすぐ来週に迫っていて、絶賛ピンチです。

先週末に七大戦が仙台で行われました。
レース前日は、東北大学の友達にあったり仙台城(跡)にいったり、それこそ牛タンをたべたりと仙台を満喫しました。仙台は空気がカラッとしていて、道も綺麗で住みやすそうなよいところでした。

七大戦当日の二日間、一年生は他大学との交流がほとんどで、空き時間にはみんなで集まってサッカーをしたり、各大学の練習や部員の状況について話し合ったりしました。数年後にこいつらとレースで競うのかと思うと思わず楽しみにもなりました。また、コロナに感染してしまい、しばらくヨットと離れてしまっていた僕にとっては、今大会はレースの雰囲気を経験でき、さらにはヨットに対するモチベーションを上げるよい機会となりました。しかし、レースのサポートを何もできなかった自身の未熟さを知る機会ともなりました。解装などすら手伝えず、つったってるだけの自分がただ単純に情けなかった。

先輩方へ
本当にお疲れ様でした。先輩たちが出艇していく後ろ姿はとてもかっこよく、いつかああなりたいと思わせるようなものでした。さらなる高みを目指して、秋インカレでも暴れてきてほしいです。

僕にとっては、はじめての遠征で、正直なところあまり実感がありませんでした。来年の七大戦は僕たち東京大学が主催することになっています。それまでに、立派な東京大学運動会ヨット部部員になれるように努力します。そして、いつか七大戦に自分がでるその日がきたら、今回の先輩方に負けないような成績をとってみせます。


と、意気込んでおりますが、まずは目先の期末と夏合宿をなんとかします……

本当にお疲れ様でした!
一年 天野聡太

180との思い出

2022年07月22日 21時15分00秒 | レース反省

お世話になっております。4年スナイプクルーの山村です。七大戦が終わりました。


レースの反省ブログを書くのが久しぶりすぎて何書いていいのかよく分かりません。なんなら書いたことなかったかもしれないです。なので、真面目な反省ブログはみんなに任せて書きたいことを書こうと思います。成績も古山があげてくれる(と思う)のでそちらをご覧ください。




七大戦は、チャーター艇で行われる大会です。2艇ごとのペアが7組作ってあって、くじ引きで決めます。今回は艇の性能で組み合わせてあったらしいです。


自分達は多分艇番の低い艇に乗るだろうことが前日に決まっていました。



7月16日午前10時過ぎ、大根田が引いてきたくじの番号はb。ホワイトボードを見ると、31378 27180と書いてありました。27180。27番台とか今まで見たことない。しかも、あの艇化石って呼ばれてるらしいよって声が聞こえてくる。これはやばいと思いました。


抽選会場の屋上から降りて艇の所にいくと、いつも乗ってるのと同じ辻堂と青いオクムラらしき艇が待っていました。青いオクムラといえば古山と大根田だったので一瞬古山たちが乗ることになりかけたのですが、マストの関係で自分達が乗ることに決定。ただ、ぴかぴかのコブラグリーンのマストがついていて思っていたより良さそうでした。


とりあえず艇体とマストのチェックをした後は整備が始まりました。2人で整備項目をチェックして、手伝ってもらえそうな所は周りに手伝ってもらいつつ、どこをどう変えていくかを話し合って、部品があるか確認して。ちょっと愛着が湧いてきた頃に、センターのぱったん(スナイプのセンターボードの上がる幅を調節するための部品)を固定する部品のネジが浮いていることに気づきました。沈したら危なそうだけど、更に上のネジのナットが錆び付いていて取れないせいで直せない。結局東北大学の方に手伝ってもらいつつ、西尾が力技でナットを取って解決しました。替えの部品は買いに行ってもらいました。他にもトラベラーを通したりなんだり、気づいたら13時を過ぎていて、艤装も終わって海に出れたのは14時過ぎでした。



海に出た後は感覚の違いに戸惑いました。


そもそも、感覚以前にデッキが浅くて違う乗り物のようでした。ロールタックをすると、大してロールがかかってなくても落ちそうで怖い。しかも思った所にジブがなくて全然掴めない。わーわー言いながらタック練しました。


クローズの感覚もランニングの感覚も違いました。途中で一回378と乗せ変わったことで、よりはっきりと感じました。クローズは艇にパワーが溜まって進まない感じがしました。艇というか、艇の底の真ん中みたいな。でも色々いじっていくと良くなっていって、普段なら許容してもらえるミスが許容されないからこそ、探し当てていくのは楽しかったです。最初27180だって聞いた時に生じた、とりあえず叩かないようにしようという考えはもうどこかへと行っていました。



海から帰ってきた後は、急いで解装して開会式までの間に整備して、その後もまた整備しました。海で気づいた整備項目は結構多くて、結局20:30くらいまでハーバーにいました。180のことが好きになっていました。古山たちが072をあんなに整備している気持ちが理屈じゃなく分かりました。できることなら180もやすって吹きかけてぴかぴかの見た目にしたいと思うくらいでした。


また、東北大学の方々には、この日だけではないですが、大変お世話になりました。自分達が20:30までいたせいで施錠ができず、居残らせてしまってすみません。何度も諸々聞きにいきましたが、それも毎回快く対応してくださりありがとうございました。



レース1日目の朝もいくつかいじりました。D旗が遅くなって、待ち時間にのんびりして、それまでずっと動いていたなと思いました。


出艇してすぐ走り合わせたのですが、最初走らなすぎてどうしようかと思いました。でも色々いじって、ジブリーダーを更に後ろにしてみたら突如として走り出しました。そこからはずっと調子が良くて艇速に不満はなかったです。前日に直したフォアプラーもいい仕事をしてくれました。


この日は前日より風が吹いたので、前日に出していなかった整備項目に気づき、着艇後にまた整備をしました。小さいものだったのでこれはすぐに終わりました。


2日目は晴れていてD旗予定通りに出艇しました。1日目ほど走りはハマらなくて、しかも艇速が良いと思う時ほど違うミスで後ろにいて、申し訳なかったです。



着艇して、元の状態に戻していく時、整備は大変だけど、戻すのってなんだか一瞬なんだなと思いました。大会が終わったことを実感しました。


この日の復旧作業だけでなく、整備も艤装も解装もいっぱい手伝ってもらいました。マストを黙々と作ってくれたり、ロープを通し直してくれたり、車で部品を買いに行ってくれたり、書ききれないけど他にも色々ありがとう。手伝ってもらえたおかげで艇の状態に不満なくレースに臨めました。


また、それ以外にもたくさんサポートしてもらいました。たまやだったりハーバーとの間の送り迎えだったり情報の確認だったり。ほんと助かりました。ありがとう。


今回の大会で2艇だからこそやりやすかったチームレースから学んだこととか、乗り慣れない艇でもどうやって合わせていくかとか伝えていけたらなと思います。



180は27番台なのによく走ってくれました。今回自分達はチームレースを意識して走っていて個人成績に重きをおいてはいなかったけど、それでもやっぱり180にはもっと良い成績をとらせてあげたかったです。それに、そしたらもっと470の助けになれたと思います。艇速じゃなくてコースやスタートで負けました。もう180に乗ることはないけど、もっと上手くなって308で走ってこようと思います。




今回の大会は上に書いただけではなく、本当に多くの方にお世話になりました。


まず、コロナ禍の難しい情勢の中、今大会を運営してくださった東北大学ヨット部、並びに関係者の皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。


また、LBの皆様、保護者の皆様、いつも支えてくださりありがとうございます。総合で2位、スナイプチームとしては優勝という成績が取れたのも、日頃から現役のことを考え練習環境を整えてくださったり、温かいご声援を送ってくださっているおかげです。今後ともご支援ご声援のほどよろしくお願い致します。


以上



牛タンを同期で食べました。同期全員で食べたのはいつぶりだろうか。

2022年07月22日 21時05分13秒 | レース反省
お世話になっております、2年470スキッパーの成相です。

自主練が終わって、ブログあるやんって気づいて書いている次第です。今日の自主練は、爆風ではないもののそこそこの強風で、なかなかいい練習になりました。もちろん、課題や分からないことも多いのですが、何か一つでも発見できて成長できるような練習を重ねることが重要だと信じて頑張りたいと思います。ところで、その自主練が終わって小松さんとお話しした際に、小松さんがおっしゃっていたことが印象的でした。それは、要約すると、学生のヨット部では、下の代の成長がチームにとって重要であるということと長期的な視点に立ってチームのことを考える必要性についてでした。来年になれば、今の四年生が抜けて470チームは特にレースメンバーの入れ替えが大きくなります。さらにその次の年になれば、クルーの先輩がいなくなり自分たちの下の代のクルーが多くレースメンバーになってくるはずです。このような視点に立った際に、自分ができることは、まずは自分のレベルの向上です。普段は配艇とかの関係上、あまり練習機会がないので、今日のような自主練も活用して頑張りたいと思います。
また、七大戦と関連づけるなら、来年は海でレースを見る、あわよくば出るようになりたいです。今回の七大戦では、陸でたまや担当だったのですが、正直海でどのような風が吹いててどのようなレース展開だったのかよくわかりませんでした。しかし、ラインで流れてくる情報から思うこともありました。一つは、うまくいってるときのラインの内容が細かいことです。中には紅葉さんの一言までありました。このように東大がうまくいっていると思われる時に陸の空気も良くなるということもあって嬉しい瞬間でした。もう一つは、すごいチームは安定した順位でまとめていたことです。これは2艇ともまとめているということです。これができていたのは特に京大で、だからこそ優勝できたのでしょう。

二十数年ぶりにスナイプ優勝、470準優勝、総合2位という結果はすごいことだと今日下重さんがおっしゃっていて、来年は東大が主管校ということもあってこの結果を塗り替えられるようにしたいですし、その一翼を担えるようになりたいと思う次第です。


成相悠喬