東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

牛タンおいしかった

2022年07月22日 14時22分11秒 | レース反省
平素よりお世話になっております。
3年スナイプスキッパーの千田です。

先週七大学戦が宮城県名取市の閖上で行われました。
名取は何にも遮られることなく一面に広がる水田を見渡せる町で、そこまでではないにしろ、なんだかちょっと地元を彷彿とさせる良い場所でした。

試験直前の遠征ということで、参考書をスーツケースに詰め込み、有意義な空き時間の使い方をする予定でした。
が、はじめての遠征だったので非常にドキドキワクワク、夜も眠れなかった結果寝不足で、当初の予定とは大きく変わってしまいました。

さて、大会の振り返りをいたします。
今回はレースに出られるのは各クラス2艇ということで、ほとんどが陸上サポートという形でした。
スナイプチームに関しては、実力からすると余裕で優勝できると感じていました。しかし、東大ワンツーだったレースがノーレースになったり、回転したりというのが積み重なり、結果的に優勝できたものの、少し苦労したレースだったようです。こういうものを見ると、改めてケースに対して気を引き締めなければならないなと感じました。

レース2日目、最終レースを残し、東大スナイプは京大に1点負けている状況でした。フィニッシュ速報が出て優勝が決まった時は、やはり興奮しました。
この快感を秋インカレでも味わいたいと、そう思いました。

これから怒涛の夏合宿です。
美味しいものをいっぱい食べて夏バテを乗り越え、来る夏合宿に備えたいと思います。

千田綾菜

手応えはあった、でももっとできた

2022年07月08日 16時33分41秒 | レース反省

お世話になっております。3年470クルーの松尾一輝です。

長らくブログを書いていませんでしたが、目標にしていた個人戦が終わったと言うことで、節目の振り返りとさせていただきます。

 

少し戻りますが、春インカレの時は個人的に後悔がありました。

春合宿後の燃え尽きや気持ちの浮き沈みもあって、レギュラー争いの中で妥協してしまったこと、ヨットと真摯に向き合いきれなかったことにすごく心残りがありました。もっと自主練行けばよかった、もっとペア間で衝突を恐れずに意見し合えばよかった。いろんな後悔があり、個人戦までの1ヶ月強は絶対に後悔しないような日々を過ごそうと心に決めました。

 

それから1ヶ月、たくさん自主練しました。広い相模湾に、ヨット1艇だけしかいない日もありました。小松さんはそんな時も毎日来てくださり、走りをつきっきりで見てくださり、マークを1人で何度も打ち替えてラウンディング練習に付き合ってくださいました。本当に感謝しきりません。ペアの高原さんとも、毎回練習するたび互いにどうすれば速くなるか一緒に考えて、すごく濃密な1ヶ月でした。

6月の葉山はほぼ毎日強風でした。おかげで、強風のクローズはかなり速くなったし、ランニングのロッキングも小松さんと特訓したおかげでペアの武器になったと思います。普段のコース練習でも、ランニングでかなり抜けるようになってきて、展開が楽になりました。

個人戦の1週間前くらいの合同コース練習では、トップで回航する場面や早慶を相手にランニングで抜ける場面も出てきて、全個出場が現実的なものとして考えられるようになりました。

 

そして迎えた個人戦。

 

18位と12点差の23位でした。

 

手応えはありました。でももっとできたと思いました。

 

1レース目のBFDから気持ちを立て直して残りの6レース大きく叩かなかったことや、第6レースを6位でフィニッシュできたこと、苦手意識のあった微軽風で前を走れたことなど、良い場面もありました。

でも、

 

BFDのレースに参加できていれば

第3レース、2下でスピンがもぐらず、普通に上げられていたら

 

全個にいけたかもしれないという後悔が重なります。

 

でもそれは単なる言い訳で、どのペアも何かしらのトラブルはつきものだから、ちょっとしたトラブルがあっても前を走れる実力を目指さなければいけないのだなと思います。

「ノーケースノートラブル」は大前提だけれど、それがあっても目標に手が届くくらいのレベルアップを今は貪欲に求めないといけないと思っています。

 

自分達が日々感じつつある手応えを手応えのまま終わらせるのではなく、結果に残したいと改めて思いました。

秋には、何も思い残すことがない状態に達せられるよう、この1ヶ月の密度を保ったままこれからの日々を過ごします。

 

最後になりましたが、LBの塚本さま、天木さま、下重さま、来ていただきありがとうございました。

 

来週末には3年ぶりとなる七大戦が開催されます。優勝目指して頑張ります!!

 

松尾一輝


結果が全て

2022年07月07日 23時47分25秒 | レース反省

お世話になっております。

470クルーの工藤光生です。

先週末に470級の関東個人選手権が行われました。

詳しいリザルトについては、以前の投稿をご確認いただきたいと思います。

 

結果を簡潔に申し上げますと、今年の470チームからは1艇も全個にいけませんでした。

 

2日間ともに安定した南風が吹き、インデッキから1.5ピンまで全ての風域でレースが行われました。

1レース目こそなかなかスタートが成立せず、出場艇数の1/3近い船がBFDにかかるということもありましたが、レース運営はほとんど完璧で上マークまでの距離も十分とられたこの上ないレガッタでした。

 

そのレガッタで自分たちの艇は、18位以内に入ることができませんでした。

 

自分たちは誰よりも

全個に行かないといけないと思っていたし、

全個に行きたいと思っていたし、

全個に行くべきと思っていました。

 

でも、行けませんでした。

 

主たる反省は1日目のミスの多さです。

 

1レース目のスタートで下2で出て下ピンの船とのケースに巻き込まれてしまったこと。

2レース目のスタートで風を取りに行く際にスタボポートを避けさせてペナルティを解消し、その際にアフタープラーが外れてしまったこと。

3レース目の2下で半沈をして、スピンハリを切り忘れ1分以上起こせなかったこと。

4レース目のスタートでベーラーを開け忘れ、絶品の下ピンスタートを台無しにしてしまったこと。

 

1レースとして、良いレースができましたと胸を張って言えるレースはありませんでした。

 

ヨットにたらればはないとわかっていますが、

もしどれか1つでもなかったら9点を縮めて全個に行けていたかもしれません。

 

でもその一方でこれだけミスが積み重なってしまうほど、

気持ちの面で準備ができていなかったのだと思います。

 

素晴らしいレース運営だったからこそ、自分たちの未熟さを突きつけられています。

自分はまだ、結果をしっかりと受け止めきれていないと感じます。

 

 

以前申し上げたことがあるかわかりませんが、全個には個人的なこだわりがありました。

 

自分は大学でヨットを始める前、10年以上水泳をやっていました。

水泳生活で一度だけ、個人で全国大会に出たことがありました。

小学5年生の時に出場したジュニアオリンピックカップという大会です。

でも、そこで何位だったのかは、覚えていません。

順位を目指すというレベルになくて、出ただけで終わってしまいました。

 

それがずっと心残りで、、、

ヨットでは全個にいって胸を晴れるような順位を取りたい。

そう思っていました。

 

でも結局、それに挑戦する機会すら得ることができませんでした。

 

 

 

実は水泳をやっていたときの心残りはもう1つあって、

メドレーリレーで出場した全国中学で10位で入賞ができなかった。

というものです。

 

ヨット競技で過去の自分を超えるためにも、

 

「琵琶湖で行われる全日本インカレでは絶対に賞状を持って帰りたい。」

 

 

全日本インカレは琵琶湖で11月6日まで行われます。

このブログを書いている今日からあと4ヶ月後にはちょうど終わっています。

 

その時にこんな鬱々とした気分でいたくありません。

いつまでも下を向いていないで、勝つために本気で取り組んでいきたいと思います。

 

 

まとまりのないブログとなってしまい申し訳ございませんでした。

今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

 

470チームリーダー 工藤光生


ここまで来たと思っていたけど、ここまでも来れていない。

2022年07月07日 23時45分00秒 | レース反省


お世話になっております。4年470スキッパーの高原諒です。

今、7/2,7/3に行われた関東個人戦を振り返ってブログを書いています。

個人戦を振り返って書くブログ、4年生だけでも大根田、調、高原、工藤と4人もいて、未練がましい辛いブログが続きますが、新入生の希望に満ち溢れたブログとサンドイッチマンしながらなんとか読み切って欲しいです。。。

なかなか筆を執ることができなくて、結局〆切日の夜になってしまいました。ヨット部の先輩方の引退ブログや秋イン振り返りブログで「ブログをしばらく書く気になれなかった」っていうのを何回かみたことがあります。それを読んだときは小説を読むときみたいに先輩方の心情を理解していた気でいたけど、今やっと本当の意味でわかったといえるのかも知れません。

関東個人戦、引退なんかよりずっとちっぽけなのに。 本気で目指していたからだろうか。



個人戦に向けた練習が始まった当初は、正直クルーの松尾には申し訳ないけど全日本にいけたらアツいなくらいにしか思っていなかった。それは関東の実力者を上から18人並べて、その時の自分たちの実力と実際各レースで何点とるかを考えたら、冷静にそういう気持ちになってしまった。

でも練習を積み重ねていく中で互いに成長し合う感覚があって、だんだんと自信がついて、いつの間にかこれはいけるなっていう確信になり、いかなくてはいけないという信念に変わっていった。蒲郡の海で青字のTOKYOと書かれたセールを上げて、ハイクアウトする未来を思い浮かべていた。実際、1レース目でBFDとった後でも全く諦める気持ちにはならなかったし、最終レースの風が落ちた2上でも先にブローに入ったらいけると思えたくらい本気で目指せていた。

4791にどんな些細な不満も出てこなくなるまで何時間も整備をしたし、部品1個ロープ1本で負けないように全てチェックして、研究の日程調整をうまくして自主練習にできる限り行った。

それだけにただ実力が足りなかったことを突きつけられ、それまでの確信が打ち砕かれることが耐えられないんだと思います。



授業に全然集中できなくてどうしようもなかったので各校上位3艇の合計点を計算してみたら、ここでも打ち砕かれてしまいました。

1 日本大  57
2 早稲田大 146
3 慶應大  287
4 中央大  319
5 明海大  353
6 明治大  356
7 横国大  (363)
8 東京大  370

(横国大は1日目DNCの艇と 2日目DNCの艇があったので2艇のDNCではない点数を1艇の点数として置き換えた)



毎週一緒に練習しているからこそチームのレベルアップは身を持って感じられているし、全日本にいけなかったとはいえ3杯がまとめられたので、期待しながら集計していたんですけど。結局琵琶湖にいけるギリギリの8位。

ここまで来たと思っていたけど、ここまでも来れていない。

やはり周りも同じくらい成長している。周り以上に成長しないと。

なんとかして関東の5位6位の壁を越えて、全日本入賞を成し遂げたい。



自分の胸の中にあるものを吐き出すだけのブログになってしまったけど、今日からもう一回前に進み始めます。

これまでもたくさんサポートいただきましたが、今後も引き続きご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。

高原諒






喉元過ぎても熱さを忘れずに

2022年07月05日 21時01分00秒 | レース反省

お疲れ様です。4470スキッパーの調です。


先週の土日、関東個人戦がありました。

リザルトは以下の通りです。


94


50 4579 調・工藤 (33)-28-28-22-6-15-18 117 22

51 4791 高原・松尾 (BFD)-24-22-28-20-6-20 120 23

49 4692 藤田・加藤 11-(36)-34-31-18-8-31 133 24

249 4452 吉田・丸山 28-40-41-37-40-25-(DNF) 211 35

250 4357 佐藤・大野 49-47-45-39-56-56-(DNF) 283 46

251 4303 澤田・山本 (DNF)-50-57-52-44-60-DNF 358 57



結論から言うと、関東個人戦で敗退し全日本個人戦には行けませんでした。


正直に言うと、絶対突破はできると思っていましたし、この敗退を受け入れるのは非常に辛いです。


レースを振り返ります。



初日。南風強風が安定して吹く絶好のコンディションで、自艇は前を走れませんでした。


前提として、強風のボートスピードが上位校に対して及んでいなかった。上位15艇には明らかに走り負けていたし、15-30くらいにも走りで差をつけられなかった。


そして、何よりも、あまりにもミスが多かった。経験値があるペアで、ボートスピードが優れなくても他でリカバリーをしてまとめなければいけない展開なのに、本当にアホみたいなミスを繰り返しました。


スタート後に簡単なポースタでケースを起こし、唯一10番前半で回ってきたレースも2下でティラーを離し沈。


今でも思い出します。



結果、初日を終えて、個戦圏内まで約30点とかなり厳しい展開になりました。


2日目は南風の軽風で、周期的なシフトがあるコンディション。


自艇はスタートのサイドを慎重に見極め、ある程度順位をまとめることができました。

自分の実力をそのまま出すことが出来ました。


しかし、結局9点及ばず敗退。


初日しょうもないミスで稼いだ何十点。

2日目死ぬほど集中して稼いだ数点。


ヨットレースは減点方式。

この言葉がまさに当てはまります。


一年生の頃から目標にしていた全個は、するすると消えていきました。

今でも初日の景色がフラッシュバックして、胸が苦しくなります。


でも、僕らの目標は全日本インカレ6位です。


全個に行ったよりも、負けてあそこで変われて良かったと、引退後笑って言えるように、もっと真摯にヨットに、部活に取り組んでいこうと思います。



未練がましい、見苦しいブログになりました。


泣いても笑ってもあと4ヶ月、死ぬ気で走り抜けます。



ディンギー班主将 調亮太郎



貴重なレース経験

2022年07月05日 19時24分00秒 | レース反省
お世話になっております。2年470スキッパーの澤田です。最初にちょっと雑談をはさませていただきます。最近、レースが続いていた関係で葉山と江ノ島の間を往復することが多かったのですが、その中でダイチャリの使い方を覚えました。そして初めて電動アシスト自転車に乗りました。これは電車より安く景色も素晴らしいので最良の移動手段です。しかし、いくら電動だとはいえ起伏があって割と体力を使うので疲れている時はおすすめしません。借りる時間が30分以内であれば130円なのですが、それに収めることには一回も成功していません。雑談はこれで終わりにします。

さて、6/25,26はスナイプの関東個人戦の運営で3マークを担当していましたが、7/2,3は470の関東個人戦に同期の山本と選手として出場しました。スナイプのレースは風が振れ振れだったり強すぎたりして1レースしか行われなかったのに対して、470は7レースも行われました。しかもそのうち4レースは7~8mくらいの割と強風で、練習でさえこれほど強度の高い練習はやったことがなかったため、体力的にかなりきつかったです。でもそれだけ得られるものも多く、充実した二日間でした。

レースを振り返って、成長した部分と課題だと感じた部分について話そうと思います。

まずスタートが決まる回が少なからず出てきたということ。スタート前のボートハンドリング•微速前進が春よりも上達してきて、最前列でウェイティングしてスタート直後フレッシュを掴んで走れることが、何回に一回かできるようになりました。もちろん、周りに強い選手がいなかったとか比較的空いていたとか好条件が重なったためかもしれないけれど、それでも確実に一段階成長したと感じています。次に一回も沈しなかったこと。春の練習を思い出すと、風が強いとやっぱり沈することが多く安定して走れなかった自分がいます。今回のレースでは沈艇もちょくちょく見かけましたが、自分達はなんとか回避できました。それから、スタートラインの有利がどっちかというのも毎回ではないけれど当てることができたかなと思っています。第5レースで下有利の時に、タックして多くのスタボ艇の前を切って行った時は流石に興奮しましたね。

課題については挙げればキリがないのですが、特に強く感じたのはボートスピードの遅さと風の変化の把握とランニングのタクティクスです。ボートスピードについては普段の練習の走り合わせなどでより意識して取り組んでいくべきだと感じました。風の変化の把握はなかなか難しく、どう取り組んでいけばいいかわからないところではありますが、他艇の角度や海面など情報源は絶対にあると思うので、これから沢山経験を積んでいこうと思います。ランニングでは自分がジャイブポイントを決めているのですが、もっとこうすれば良かったんじゃないかと思う部分があるのでコース練で実践していきたいと思います。

小松さんや矢野さんはよく、レースで安定して良い成績を出す選手の考え方や行動がどのようなものか仰います。それを聞くと、やっぱり強い人には強い人なりの理由があるのだと感じます。自分もどうすれば速く走れるのかを常に考え、今の成長曲線を今後も保てるよう頑張っていこうと思います。

それでは失礼します。





たこせんは、「多数関東個人戦通過」の略です

2022年07月01日 22時14分00秒 | レース反省

1年前の関東470決勝は、苦い思い出のかたまりです。


1Rめ、5m程度のあまり強くない風のなかランニングで沈をして、DNF2Rめ、スタートで第三線で出て、前とどんどん離されて、フィニッシュライン直前でまたもDNF3Rめだけなんとか得点をつけて、よし明日こそと思ってのぞんだ2日目は強風でAPA。え、おわり??



あれがちかさんの現役最後のレースになってしまいました。

もう自分でもあのレースにどう折り合いをつけるべきか、わかりませんでした。


もうあんな思いはしたくない、あんな思いを後輩にさせたくない。そう胸に誓って、最高学年になりました。


そして、思いがけず、再挑戦する機会をいただきました。


関東470決勝2022です。


お世話になっております。4470スキッパーフジタイクです。


投稿遅くなり、失礼しました。


さて、先週の土日に行われた関東470決勝のレースについてのご報告です。


以下、リザルトです。


86

4579 調(4)/工藤(4) 19  19

4692 藤田(4)/下重様 22  22

4791  高原(4)/松尾(3) 23 23

4452 吉田(3)/丸山(3) DNF 87

4357 安藤(2)/大橋様 RET


個人戦に向けたペアである加藤が学連に駆り出されたということで、1年前と同じく、ちかさんと出ました。

両日とも平均10mの強風予報、でも関東470協会ならやるだろうな、という風。


1日め、「4-5knot」という海上情報をみてハ?となるが、出艇してみてその意味を知る。

北風と南風がK-1してました。波は白波が立つくらい高くて、風向があっちこっちにかわり、それでいてブローはものすごく強い。沈艇もいっぱいいました。


そこからさらに風が落ちて、なが〜い海上待機。酔いとの戦いです。目の前で「あ、やばいかも」と言ってるちかさんをみてこちらも「あ、やばいかも」てなりました。ちなみに2人とも耐えましたよ。


ようやく南風が安定して入ってきたと思いきや、なんだかミルミル吹き上がります。

オレンジがあがって、スタートラインに戻ろうとしたとき、たっっかい波に体勢をくずし、沈をしてしまいました。

急いで復帰し、スタート6分前くらい。アウターの下まででてピンダウンを一瞬で終わらせ、慌てて並びに行きます。スタート3分前。リサーチする時間がなかったので、空いていた真ん中のアウターよりからそのまま出ました。


あとはもう、一生懸命走らせて、安全にタックして、ロングはちかさんに見てもらって、ちかさんが他艇を見ている時にたっっかい波がきたら叫んで。ランニングも船が安定してからスピンをあげて、安全にジャイブして、攻めた動作をせずにフィニッシュしました。


2日め、前日と同じ予報でしたが、APA

レース委員長があばらを折ったようです。海に出るのが辛かったのかもしれません。


女子ペア2位だったので、銀メダルをもらいました。



完璧にやるべきことをやれたとは言い難いです。詰めが甘い部分もたくさんありました。


けれど。


1年前のモヤモヤとした呪縛から、解放された気がします。


ありがとうございました。


他にも、レースのために、大橋さま、鈴木さま、古橋さまが来てくださいました。

ハードなコンディションの中、ありがとうございました。


明日からの個人戦も、頑張ります。流れ、キテます!!!


東京大学運動会ヨット部4

藤田郁


敗北

2022年06月30日 22時53分25秒 | レース反省

お世話になっております。4年スナイプリーダーの大根田です。

先週末に行われた関東個人戦について振り返らせていただきます。

詳細なチームのリザルトは西尾が上げてくれているので、そちらを参照ください。

 

私のブログでは自艇の反省をしようと思います。

結果は31位。

惜しくもなんともない平凡な結果で終わりました。

 

出艇した直後の滑りは西尾艇と比較しても負けていない走りができていた。

ボートスピードに関しては文句なかったと思う。

敗因はメンタルでした。強風の個人戦という環境の中でいつもやっていたことができない。そんなレースでした。

 

20knot近い強風の中、安全志向になりすぎていた。安全にボートスピードで勝負して行けばいける、そんな空気が自艇の中で生まれてしまった。

その結果、普段通りのスタート前のルーティンを怠り、圧倒的な下有利の中上からスタートし、スタートした時点でほぼ敗北が決まったようなものでした。

ヨットレースをせずに負けてしまった。

そこに気づいた時にはもう遅かった。

1R決着で私たちの個人戦は終わりました。

 

個人戦が終わり、時間が経てばたつほど、敗北の実感が湧いてきます。自ペアのメンタルの弱さが情けなく感じられます。

こんな負け方は2度と許されません。

 

幸いなことに私たちにはまだ秋の団体戦が残っています。

団体戦ではチーム全員がこんな失敗をしない。保守的にならずにチャレンジャーであることを忘れないチーム。そんなチームづくりも意識していきたいと思います。

 

レースで負けた身としてはあまり語れることはないので短いですが、今回のブログはここらへんで終わろうと思います。

 

最後になりますが、今回サポートに来てくださった戸沢さん、天木さん、大橋さん、下重さん、智貴さん、古橋さんありがとうございました。

 

まずは今週末の関東スナイプで同じような失敗をしないようにしていきたいと思います。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

スナイプリーダー兼副将 大根田智也


一番到着!?(スナイプ関東個戦)

2022年06月30日 10時49分28秒 | レース反省

お世話になっております。

スナイプスキッパー3年の西尾拓大です。

 

先週末に開催されました関東スナイプ個人戦の報告をします。

 

成績は以下の通りです。

 

計1R  全84艇

31308 西尾/山村 7位 (全日本個人選手権出場)

31494 古山/大根田 31位

30736 大野/柳澤 44位

30418 中静/青木 49位

30785 千田/神田 50位

30072 今川/佐藤 DNC

 

詳しいリザルトはこちらをご覧ください↓

https://sd254a156085413e3.jimcontent.com/download/version/1656229252/module/14000778788/name/2022年関東学生ヨット個人選手権大会スナイプ級_最終成績表.pdf

 

おかげさまで僕らのペアは、全日本個人戦への出場権を獲得することができました。

(全日本個人戦は9月の頭に蒲郡で開催されます)

このような成績を挙げることができたのもたくさんの方々のご協力があったからこそと感じています。日頃から現役のことを思い練習環境を整えて下さっている、LB会の皆様、監督チームの皆様、また現役の活動を応援してくださる保護者の皆様に改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

 

今回は天候に恵まれず1レースのみの大会となりました。自然相手の難しさを改めて実感させられました。そんな難しい中、なんとかレースを成立させてくれた運営や学連の皆様、ありがとうございます。

 

個人戦ということで、どうしてもチーム全体というよりかは個人の成績をできるだけ発揮できるよう考え、動いていました。もしかすると、みんなには少し迷惑をかけてしまったかもしれません、すみません。その分、全日本個戦でたくさん吸収して、チームに恩返しできたらなあと思います。

 

では、この辺でレースの振り返りをしたいところですが、荒れ狂う波と暴風への対応に追われていたので、大した話はできないです…。スタート、動作などなど課題が山積みです…

ただ、今回感じたのは一番到着(レース海面に一番早く着くこと)の良さですね。

(もうちょっと、かっちょいい言い方募集しています…)

 

確かに今までも一番出艇は部全体で取り組んできました。朝早くからスロープに船を並べて、D旗(出艇しても良いという合図)を待ち構えるのは、もう恒例の雰囲気になりつつあります。(見出しの写真が出艇時のものです)そこの一場面を切り出せば、強豪校と対して変わりません。

しかし、「一番出艇=一番到着」とならないのが、スナイプの現実でした。というのも、出艇したらすぐに自校のレスキュー艇に曳航してもらうのですが、東大のスナイプは40馬力の疾風をレスキュー艇として使用し、他大学は70馬力や200馬力のレスキュー艇を使っています。普通列車と特急ぐらいの違いはあります笑。少し盛ってますが…確かに疾風に愛着はあるのですが、この時だけは恨みたくなります。一番で出艇したとしても、レース海面に着く頃には下から数えた方が早いなんてことが多いです。

 

でも、今回は疾風を新入生練習で使えないこともあり、馬力のあるレスキューを大会期間だけチャーターしました。おかげで一番出艇、一番到着が可能になり、誰よりも早くレース海面につけました!

これにはレスキューメンバーの迅速なサポートも大きかったです。ありがとうございます。レース海面に早く着けば着くほど、レースに必要な風や潮の情報を得られるし、今回のような経験したことのない波に少しでも慣れることもできます。まさに良いことずくめでした。

 

これからも一番出艇、一番到着の基本姿勢を大切にしていきたいです。

 

せっかくなんで、自艇の話もしたいと思います。もう少しお付き合いください。

 

きっと、顔にも出てるとは思うんですけど、最近やけにヨットに乗ってて楽しい自分がいます。言葉では表現しにくいのですが、新たな感覚を学び初めている気がします。

 

ある帆走練習の時から、ただ真っ直ぐ走らせるんじゃなくて、いろんなとこをいじってみようってなって、手当たり次第いじる、みたいな日がありました。常識にとらわれず、理屈はほっといて、とにかくどうなるかみたいな実験をしまくりました。すると、バング1cm引くだけで、テンションをちょっと入れるだけで、ピンを半回転するだけで、ビックリするほど感覚が変わって、例えば、船のバウらへんがちょっと重なった、前に進むパワーが強くなった、船がちょっと浮く感じ、船が氷の上を滑る感じとか、正しいかどうかも良くわかないけど、なんかこう感覚が変わったみたいな…

 

きちんとした文章じゃなくてもそれをペアでとにかく言語化してみると、びっくりなほどお互いの感覚が一致して、「あー!それそれ!」みたいに盛り上がり…

 

スキッパーとクルーでは座っている位置や見ている視点とかが全く違うから、感覚は違うのかなと今まで思っていましたが、案外分かり合えたことが衝撃的でした。それからは、今こんな感じだからここをちょっと引いてみようとか、お互いに走りに関して提案することが多くなり、ちょっとばかり二人で船を走らせている!っていう気がします。

お互い思っていることが、「ぼやき」で終わるんじゃなくて、共有できる時ってやっぱり楽しいですね。僕のたどたどしい日本語を理解してくれる、くれはさんに感謝しています!これからもよろしくお願いします。

 

よく小松さんが「ヨットは二人で走らせるんだー」って一見当たり前のことをおっしゃるんですけど(二人っていうのはもちろんディンギーの場合で、クルーザーだともっと5, 6人になるのかな)、これって案外難しい…どうしてもスキッパーはスピード担当、クルーはコース担当みたいにお互いの仕事を分業化して、あんまりお互いのことに干渉しなくなったり、あるいはちょっと他人事になったりしてしまう気がします。

でも、本当に「二人で」船を操るってどういうことなんだろうって思うし、なんかそれぞれがバラバラに動くってのも違うなあと。奥が深いですね…

 

もっともっといろんなことを試して、「ヨットを二人で走らせる」ことを考え続けて、今の何倍も上手くなって秋には暴れ回りたいです。

 

最後に、今週末は多くのLBの方がいらっしゃって、支えてくれました。

戸沢さん、大橋さん、ともたかさん、下重さん、村上さん、ありがとうございました。また荒波の中、レスキューに乗ってくれたマネージャーのみんな、ありがとうございます。

 

今週末は470の関東個戦が行われます。引き続き応援のほどよろしくお願い致します!!

 

西尾拓大

まさにfinishする時の写真です。

(写真は羽田様に撮って頂きました。いつもありがとうございます。)

 


【調査結果】スナイプのマストの円周は大体180mmです。

2022年06月02日 20時55分59秒 | レース反省

 

 

4年スナイプスキッパーの古山です。

 

先週は、第3回江ノ島スナイプに参加しました。

今回は日曜日にOPの大会があり、葉山新港に100艇のOPが押し寄せるとのことで、新港からの出艇ができなかったので、土曜に江ノ島に着艇し、日曜は江ノ島から出艇しました。

初めて江ノ島で出着艇しました。

土日ということもあり、江ノ島は観光地感があって、気分は上がりました。

のどかな葉山、遊園地だが人気がまばらな八景島、とはまた違った良さがありましたね。

 

さて計4R行われました。

リザルトは以下の通りです。

 

全76艇

31308 西尾・山村 36-12-DNF-17 24位

30072 古山・大根田 48-44-DNF-30 41位

30736 中静・青木 53-52-DNF-35 46位

31494 大野・柳澤 41-29-DNF-BFD 50位

30785 今川・阿部様/永田様 59-62-DNF-45 57位

31418 千田・神田 35-59-DNF-BFD 60位

 

初日は、予報通り朝は風がなく1時間AP。

APが降りる頃には、インデッキの南風が入ってきました。

2Rには7mほどまで上がりオーバーコンディションとなりました。

3Rは3上までのコースでどんどん風が落ちていき、DNFが大量発生しました。

 

二日目は初日よりも、いい南風が吹く予報でしたが、なかなか上がって来ず。

いざ出艇してみると、鬼のような上潮で、本船もアンカリングできないほど。

 

案の定、ゼネラルリコールを5回くらいしました。

自分は、絶対にブラックに引っかからないように、本船に近いポジションで奮闘していました。同じ考えの船が多く、上潮を考慮してポジションどりするのが難しかったです。でも上手い振る舞いを見たり、やられたりして学ぶことができました。

 

 

レガッタ全体を通して、自分はボートスピードを出すのに苦労しました。っていうか、出せませんでした。今回いつも乗ってた船とは違う船で、マストがより硬かったので、風が上がった時の感覚が違い、アジャストしきレませんでした。

もっと良くなかったのは、それでメンタルもよろしくないまま、走ってしまっていました。

 

うまくいかない中でも、その時にできる最大限のことを発揮できるような力を身につけて、大きく叩かない安定した成績を出せるよう精進していきます。

 

来週から新入生きます。