東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

代替わりです(2年小山)

2009年10月14日 16時11分23秒 | Weblog
こんにちは。秋期関東インカレにスナイプ29279クルーで出場しました、2年の小山です。
まず、インカレでは全然走らず申し訳ありませんでした。8月からスナイプに転向したのですが、短期間ではまだまだこの艇に関して分からない部分も多く、走りや動作に関して研究したいことやスタートへの不安を残したままの出場となってしまいました。

インカレでの大きな負けポイントは2つ。スタートとマーク際でした。
まずスタートに関してはラインにおけるポジション獲りの不味さと船を止めるハンドリング技術の不足があげられます。その意味でクルーとしてもっと船のパワーに敏感になることや、自分でライン見るだけじゃなくスタート全部を引っ張っていく姿勢を今後身につけたいと思いました。
マーク際、特に下マークとサイドマークに関してはどのタイミングで落としだすのか、内側にどう食い込むのかがよく分からず苦労しました。夏まで470クルーとして近藤さんと色々なレースに出場していましたが、スピンに精一杯で周りを見る余裕が持てなかったことが悔やまれます。これも来シーズンの課題としたいです。


インカレでいい経験ができた点としては、1上を上位で回った後順位をうまくキープできたこと。周りの艇がみんなレベル高い有名選手ばっかでドキドキしましたが、リーチングレグや2上のコースなど自分の頭をしっかり使って順位を守れたことは自分にとっても大きな自信になり嬉しかったです。


4年生が引退して、新体制のもとまた冬の練習が始まります。
去年は基本動作を身につけるだけで精一杯だったので、今年はラフやベアひとつずつに関してヒール具合やジブの感じ、船の止まり具合や加速具合を色々実験して研究していきたいと思います。
4年生の皆さん、本当にお疲れさまでした。現役引退してもどんどん練習来て、色々とヨットの技術教えてください。よろしくお願いします。

最後に
インカレを支えてくださったLBの皆さん、一年生。マネージャーさん、本当にありがとうございました。
これからは上級生として部のことや練習のことで頑張っていくので、今後もよろしくお願いします。

2年 小山慧

インカレ反省(2年早野)

2009年10月14日 09時50分19秒 | Weblog
2年の早野龍輝です。
インカレが終わりました。
自分は今期はスナイプクルーとしてレースに出場しました。



まずレースそのものについての反省を述べます。
3日間とも2~4メートルくらいの微・軽風域でのレースとなりました。

スタートで出遅れればそれでビリが確定してしまうような実力であるため、スタートではリコール覚悟で攻めることを心がけました。さすがレベルの高い決勝だけあって、スタートラインに並ぶのが少しでも遅れるともはや入る隙間がないという厳しい展開が多々あり、スタートがいかに難しいかを実感しました。

上りレグでのコースの組み立てについては、軽風で比較的余裕があったため、他艇のミートや大きなブローの流れを常に考えながら上りレグを走ることができました。レースを迎えるにあたって、それまで自分が身につけたことを最大限発揮することを目標とし、常に周りをみて判断して声を出し、スキッパーに伝えることを意識しました。この風域ではミートの際に相手のスタンを切っても、そのまま進んでいってブローをとることで位置関係が簡単に逆転できることを実感できました。

ランニングでは他艇がのぼってくることに注意したり、ブローをコールしたりと、常になにか情報を入れることを目指しました。

決定的に不足していたのが、マーク際での他艇との交渉でした。マークに近づいてきておよその位置関係が確定する場面から、声を出してルームを要求したりすることが、なかなか自分だけでできませんでした。また、実際にゾーン内で混雑した状況に遭遇すると、ルールに基づいて権利を主張することができず、他大学にただ圧倒されるだけの状況が何度かありました。紙の上でのシミュレーションだけではなく、マーク練習中に常に優先の判断ができるようにならなければいけないと思いました。




成績はふるわなかったのですが、この8~10月は非常に成長できたと思います。
クルーとして、どうすればスキッパーの負担をいかに減らし、レースを組み立てていけるかを考えながらセーリングをしていたと思います。なかなか難しいことばかりでスキッパー(東郷)の役に立つことはできませんでしたが、これからインカレまでの2年間の間にどこをどうのばしていけばいいかが少しわかった気がします。

下手ながらも多くのレースに出て、関東の最高のレースに出場できたことは、これからの成長の糧になると思います。また、自分のペアの船を与えられ、整備や管理において責任を課された上で練習を続けたことで、練習やヨットに対する意識が各段に変化しました。少しでも整備のほころびや故障があれば即座に改善することや、壊れやすい個所の点検を怠らないことがいかに重要かを実感しました。



今年は全日本インカレに出場することができませんでした。部としての勢いが削がれてしまうことのないよう、これからは2番目に責任のある代として、競技はもちろんのこと、部の運営に関することにも積極的に参加し、主体的な行動をしていきたいと思います。


最後に、自分にさまざまなことを短期間で教えてくれたスナイプレースメンバーだけでなく、運営やVSRの件でお世話になったLBの方々、朝早くから夜遅くまで手伝いをしてくれた1年生に感謝し、1年後の秋インカレにむけた新たなシーズンを始めたいと思います。



2年 早野龍輝