東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

夏の報告と先週のプレアニオルズカップ

2019年12月06日 21時21分41秒 | レース反省

久しぶりです、3年の斉藤太朗です。8月~11月初旬まで休部してました。

 

休部するまでにあったこと、嫌だったこと、夏休みに考えたこと、これからのこと。語りたいことはたくさんあるけれど、限界的に忙しくて、合宿所に向かうこの電車の時間しかブログを書く時間が取れなかった。

 

だから僕のこの数ヶ月と、先週のクルーザー班の活動について、概要だけ綴ろうと思う。

詳しいことは年末年始かテスト後の2月にでもまとめたい。ちなみにそのブログはかなり面白いものになるはず。

 

 

この間の夏までは、部活は辛いことばかりで、大学も忙しすぎて、心が荒んでいた。夏の毎週6日の合宿に耐えることはできないと思って、夏休みの始まりから代交代まで部活に行かないことにした。

 

夏は、自分の心を整えて、豊かにもなって、一生忘れない時間になったと思う。

 

夏が開けたある日、自分の成長をめちゃめちゃ感じる出来事があって、「ヨット部に戻る必要ないじゃん!」ってすっきりした気分になった。

でもあえてヨット部で自分を試してみるのもありかなと思った。

でも手帳を見ると、土日ヨット部なんか行ったら死ぬほど時間が足りなくなることが明らかだったので、やっぱ辞めようと思った。

ってことをクルーザー班の春日に伝えたら、「一回乗りにきてみれば?」って言われたので乗りに行ってみたら、今のクルーザー班の感じが好きだったのと、ヨットやっぱ楽しいなって思ったので、クルーザー班入ることにした。

ただ流石にフル参加は忙しいので、適宜週1日休ませてもらうことにした。

 

でも結局今は、レースとかあって週でフル参加することが多いので、平日は時間なくて体調崩しそうなくらいの寝不足だし、今は頭痛い。

合宿所着いたらとりあえず寝たい。

 

僕についての話は以上。

 

 

先週のクルーザー班の活動は、プレアニ(3月にあるクルーザーの学生全日本レースの前哨戦)で、優勝できた。

先々週に自分たちのスタートの弱さと打開策をみんなで共有したから、革命的に克服できたんだと思う。特に維摩はめっちゃがんばってた。でも新たにスピードとレース運びに関する課題を見つけたので、今週の練習に繋がるんじゃないかと思う。

チーム全員が自分たちの成長を実感した、よい週だったと思う。

スタート風景(撮影 磯野洋佑さん)

明日は、海の上でただ1艇で、スタートを極めるための修行をする予定なので、先々週の僕たちの弱みだったスタートは、明後日には強みに変わるといいな。

 

今週もまたクルーザー班に嬉しくてぞくぞくするような変化が起こることと、来週は僕の生活に睡眠時間があることを願って。

 

3年斉藤太朗


豚汁を受け取る私はやたらと嬉しそうでした。

2019年12月06日 01時32分00秒 | レース反省


お久しぶりです。下重です。
全女以来のブログです。
大きな大会はだいたい小野さんと女子ペアを組ませてもらっていたのですが、おそらく今回の全日本470で最後の小野さんとのレースです。

小野さんの引退の最後のペアが私であることは、申し訳ない一方で今まで教えてきてもらった与えてくれたものを自分の糧にして後輩につないでいかなければならないな、という責任感に駆られます。

今回の全日本470は私にとっては充実した大会でした。
まず、どの日程も出艇直後は風がとても強く、昼にはインデッキまで風が落ちる日もありましたが、多くのレースが強風の中で行われました。

今まで私は強風に多少の恐怖心がありました。関東女子インでも全日本女子インでも風が強い中沈をした記憶は今でもフラッシュバックするほど悔しいものでした。

しかし、今回の全日本470は恐怖心が全く無く、それどころか自分がこの風の中でどれくらいできるのだろうとワクワクするくらい強風を楽しめました。
なによりも沈を1度もしなかったことは、多少なり自分も成長しているなと感じた部分ではありました。

結果は他2艇には敵わなず、自分的には少し悔しい気持ちが残りました。
女子ペア故か、風が吹けば吹くほど角度が取れず走り合わせをしてもどんどん置いてかれいく。
走り負けるはずのないような船がどんどん前を走っていくのを見るのはとても辛いものでした。

結果的に最後のレースとなった第7レースでは、コース引きを自分でやってみたいと小野さんに宣言し、リフトヘダーの風情報を教えてもらいながら私が主導してコースを引きました。
スタートで失敗し、最下位に近い順位での出だしでしたが、1上までに大きく順位を上げることが出来ました。
この経験は私にとって自信を持つことが出来る大きな記憶となりました。

最後に、全日本470が終わって、自分が470クルーとしてどう思ってるのか綴りたいと思います。

私は1番のクルーになりたいです。
同期の崇や廣瀬に比べて身長は劣ってるし、女子インで個人戦としてのレース経験はあるものの、チームとしてのレース経験には乏しいので秋インでのレギュラークルーには遅れをとっています。
今年入ってきた1年生クルーも2人ともとても真面目で、焦りも感じています。

今後、きっと体重をもっと落として微風クルーになる方が良いのではないかとかんがえたこともあります。

でも微風クルーなんて絶対嫌です。
私は正真正銘実力でレギュラークルーの座を勝ち取りたい。

崇よりも、廣瀬よりも、足立よりも上手くなります。後輩なんて眼中にないです。

これから冬の練習が始まって、また新たな1年が始まります。
誰よりも練習に来て、誰よりも乗りたいと思います。






へなへなメンタルを鍛え直せ!

2019年12月06日 01時04分03秒 | レース反省

こんにちは、仰秀1年の板坂 吉純です。今回は、プレアニオルズカップのお話をしていこうと思います。

 

と、その前に先々週の練習について少しだけお話します。先々週の金曜日は、気温が低く土砂降りの天気でした。駒場祭で自分のクラスが大失敗しているというニュースにダメージを受けながら、いつも通り出艇しました。自分は北陸出身ですから、寒さには自信があったのですが、それでもその日はやり過ぎくらいに着込んだつもりでした。しかし、午前中で体が悲鳴をあげました。土砂降りの雨と強い風、帽子もかぶらず突っ込んだ自分は本当に大バカ野郎です。先輩に頼み、人生で初めて途中離脱という苦い経験を味わいました。

 

その次の週にプレアニオルズカップがあった訳ですが、先々週の失敗、そしてレースということで出艇時には、不安でいっぱいでした。しかし、無駄に全日本選手権に出させてもらった訳ではありません。いざレースが始まると、全日本選手権の経験が活きて、覚悟を決め、体は集中モードになりました。1レース目と2レース目は、比較的集中して取り組むことができ、満足のいく出来だったと思います。しかし、3レース目に事件が起こりました。スタートに失敗し、人生で初めてX旗なるものが自分たちにあげられているのを目にしました。仰秀がペナルティーをくらっている間に、次々と他の艇が前を走り去っていきます。この瞬間は今でも忘れません。終わったと思いました。もう無理だ、どれだけ自分が頑張っても、と。しかし、終わってみれば順位は2位。一上と二上で追い上げ、先頭の神戸大学の船とはあともう少しのところまで迫っていました。ゴールの瞬間、スタートの失敗も忘れ、上マークでのスピンの回収ミスさえなければ、スピンをもっとしっかり捌いておけば、と数々の失敗が自分の頭に浮かんできました。結局はレースを諦めた自分の失敗が、足を引っ張って負けてしまったのです。スタートの失敗なんか関係ありませんでした。

 

諦めた自分がレースをダメにしてしまった。先々週の練習も、確かに寒かったですが、きっと諦めて帰ろうとした自分がいたから、離脱という決断に至ったと思うんです。「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、ヨットレースも最後まで何があるかわかりません。だからこれから自分は、どんな失敗でも最後のフィニッシュラインまでベストを尽くせる、技術、そして何よりメンタルをつけて、次のレースに挑もうと思います。

 

と、言ってこの一週間自分をいじめにいじめまくった結果、体調を崩しました笑 インフルエンザも流行っていますから、体調に気をつけて練習を頑張りたいと思います。

 

これからも応援の程、よろしくお願い致します。