お世話になっております。
3年470スキッパーの鈴木です。
先週の11~15日にかけて全日本470が開催され、東京大学からは4艇が出場しました。リザルトは以下の通りです。
4692 古橋 斎藤
23-30-18-27-(UFD)-DNF-34-DNC-DNC-DNC
合計308点 シルバーフリート内32位
4579 松前 工藤
18-18-24-26-25-33-15-(BFD)-DNC-DNC-DNC
合計289点 ゴールドフリート内38位
4452 天木 廣瀬
26-20-22-23-30-12-25-(DNC)-DNC-DNC
合計252点 シルバーフリート内25位
4357 鈴木 下重
37-39-(DNF)-31-26-24-18-DNC-DNC-DN
合計307点 シルバーフリート内31位
全日本470では11,12の二日間が予選シリーズとなっており、その成績をもとにシルバーフリートとゴールドフリートに分けられます。13,14,15の3日間は決勝シリーズとなっており、予選シリーズで振り分けられたフリート内でレースが行われ順位がつけられます。
全日本470はレベルが高く、出場が厳しいため僕も当初は出れない予定でした。しかし、運良く出場枠が降りてきたため無事参加することができました。僕は今まで先日引退した大橋さんとずっとペアを組んでいたのですが、今回出場にあたってペアを解散し同期の下重と出場しました。久しぶりに乗るペアであり、出場枠もギリギリで勝ち取った身なので周りから学びを得ることとレースを楽しむことを目標に今回のレースに臨みました。
初日は北東の平均6m程の風の中、2レース行いました。もともと強風の走りにあまり自信がなかったのですが、この日は特にクローズの走りが悪く、また激しい振れに対応できずへダーを走っている時間が長かったため気付けば後ろに艇が全然居ないというレースになってしまいました。
2日目は初日より更に強い平均7m程の風の中3レース行いました。最初のレース、前日のリベンジに燃え、気合いを入れて望みましたが、岡田圭樹選手の圧倒的な走りのおかげで、最後のリーチングレグでタイムリミットのフォンが鳴りDNFとなりました。これには思わず僕も下重も顔を合わせ苦笑いでした。しかし、このDNFを引きずることなく次の2レースに臨めたため、この2レースは初日よりもいい成績で帰ってくるとができました。
3日目は予選シリーズとは打って変わって軽風の中2レース行われました。潮が強く何度もゼネリコが繰り返されました。しかしシルバーフリートということもありスタートをそれなりに決めることができ、前2日に比べて振れにもうまく対応できたためそこそこの順位でフィニッシュすることが出来ました。
4,5日目は3日目の夜に大会参加者の一人からコロナウイルスの感染擬似者が出たため参加をキャンセルしました。しょうがないとはいえ少々しんどかったです。感染擬似者はPCR検査の結果陰性でした。本当に良かった…。
今回のレースを通じてヨットはやっぱりメンタルが大事だなと感じました。大事な初日にぶっ叩いてしまいましたが、レースを楽しむことを目標としてた事もあり翌日にそれを引きずることなくレースに臨むことができました。そのおかげで日を追うごとに成績をよくしていくことができました。ヨットはメンタルゲーやとよく言いますが、改めて実感しました。
その一方で自分に足りない部分も多く見えてきました。まず走り。強風では角度がとれずどんどん先行艇に置いてかれてしまう。この走りを何とかしない限りは前を走れないのでこの冬で克服したいです。次にマーク際の厳しさ。この夏のレース期間を通じてマーク際で戦略を建てるクセはつきましたがまだまだ甘く、今回のレースでも下回航で一気に5艇ほどに抜かれる場面がありました。これからしばらくレースはあまりないので、各レースの一回一回の回航を大事にして行こうと思います。
以上で反省を終わります。今後ともよろしくお願いします。
3年 鈴木智貴