東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

時速270kmのスナイプクルー(1)

2022年11月19日 03時13分46秒 | 全日本インカレ 2022

 お世話になっております。1年スナイプクルーの三上です。
 およそ3ヶ月ぶりのブログ指名、テーマは全日本インカレ振り返りとのこと。大会中、1年は専ら陸で珠屋をしていたので、ほかの人が書いているような格好いいことを書くのは難しい。かといって、五熊君みたいにあんまりふざけた内容だと削除されてしまう。
 とりあえず、2週間前を思い出しながら、時系列に沿って振り返っていこうと思います。

11月4日(大会2日目)
 僕たち1年が琵琶湖で先輩方に合流したのは11月4日、大会2日目のことです。行きの新幹線の中では同期と、「スナイプの入賞は堅いな」、とか、「最高学年になったら総合優勝したいな」、とか、延々と熱い話をしていました。前日に繰り広げられたBREAKING DOWNの熱戦なんてそっちのけで。いい同期をもったなあと感じました。
 駅から宿まで歩いているときに、人生初の流れ星を見ました。願い事を叶えてくれるという言い伝えを思い出したのは、それが消えて随分と経ってからでした。でもよく考えてみると、別に星に頼むほどの願い事はないことに気づいて、なんだかもの悲しい気持ちになりました。その日はとっとと温泉に入って、そして寝ました。

11月5日(大会3日目)
 初めての全日本インカレは、思っていたよりもほんわかしていて、それでいて独特の雰囲気が漂っていました。午後は運良く、観覧艇に乗ることができました。470のスピンがカラフルで綺麗でした。誰かがそれを’金平糖’になぞらえて一句詠んでいました。センスがいいなあと感嘆しました。宿に戻って、夕飯を食べて、3時間くらい温泉に入っていました。久々に男同士、腹を割って話し合いました。文字通り、裸の付き合い。いいもんです。本当に。

11月6日(大会最終日)
 レースが始まらず時間があったので、出店に冬の海着を見に行きました。閉会式で大根田さんが賞状を受け取った時はさすがに嬉しかったです。バタバタしてて、帰りの新幹線で食べようとしたメロンパンとクリームパンは食べられなかったです。
 先輩方の活躍を目の当たりにしたこともあり、人間的に成長できた全日本インカレでした。

 迫り来るGPの恐怖と深夜テンションは、ここまで文章をまとまりのないものにするのか。尻切れとんぼのブログを読み返して、そう痛感します。何はともあれ、支えてくださった全ての方、本当にありがとうございます。そして4年生の先輩方、今までありがとうございました。

 До свидания!

長い長い秋の終わり

2022年11月18日 23時59分00秒 | 全日本インカレ 2022

お世話になっております。3年スナイプクルーの柳澤球大朗です。


先日行われた全日本学生ヨット選手権大会の報告をさせていただきます。


以下、リザルトになります。


470


4829 調/松尾

38-24-49-50-45-37-28-29 300点 

4791 高原/工藤

45-31-20-39-37-20-14-37 243点 

4692 藤田/丸山・吉田/加藤

57-42-51-54-73(DNF)-45-73(DSQ)-58 453点 


17 東京大学 996pt


スナイプ級


31308 西尾/山村

7-26-3-9-9-15-47 126

31494 古山/大根田

12-39-10-19-32-35-26 173

31418  大野/柳澤

42-29-34-21-53-46-17 242


5 東京大学 531pt


総合成績


9 東京大学 1527pt



去年関東11位敗退から始まった今年の東大スナイプチームは目標を高く上を目指していたものの、僕たち418は秋インまで同じところを見ていたとは正直言えませんでした。


秋インは4年生の引退がかかった試合であり、絶対に8位以内に入らなければならない、という意識があり、過度な緊張感の中レースをしてきたように感じていました。やはり上を目指すという目標を持っていても心のどこかで下との点差を見てしまったり、1度のミスから周りが見えなくなり連鎖的にミスを起こしてしまったり、普段通りのセーリングができず、苦戦することがありました。


ですが、全日本インカレに臨む時、大根田さんが東大はチャレンジャーだということをチーム全体で常に意識しようと話していました。本当にその意識は僕らの中にもすんなり入ってきました。常に上を見て、下との点差を気にすることはほとんどなかったし、各艇がやることをしっかりこなして実力を発揮すれば、結果がついてくると信じて、純粋にレースを楽しんで臨めました。


その結果、他大学が文字をつけたり回転をしたりして順位を落としていく中、東大スナイプチームは4日間を通してノーケースノートラブルでレースを終えることができました。それは紛れもなく、僕らの意識の変化が原因であり、今回の結果に繋がった大きな要因の一つでした。


ただ、個人としてはまだまだ実力不足を感じる部分がありました。大きなブローを見逃してランニングで抜かれてしまったり、上手く交通整理をできずスキッパーのガイドをミスしてしまったり、周りのレベルが高い分、ひとつのミスでたくさん点を稼いでしまいました。まだまだクルーとして足りないところを突きつけられた大会でした。


スナイプ全日本5位入賞。53年ぶりの快挙。素直にその結果に喜ぶとともに、自分としてはもっと上手くやれたんじゃないか、いらないミスが多かったんじゃないか、という悔しさは心に残っています。


琵琶湖にかけつけて応援してくれたLBや保護者の皆様、陸で応援してくれたその他の方々、サポートしてくれたみんな、本当にありがとうございました。


つらくて逃げたくなった時も、応援してくれている人々のために頑張ろうと思えました。


そして最後に4年生の先輩方、本当にお疲れ様でした。ヨットについて何も知らない時からほんとにいろんなことを教えてくれてありがとうございました。正直まだまだ教わり足りないところもあると思っているので、たまには海にいらしてください笑


さて、来年の抱負は次回のブログに取っておこうと思います。


それでは、失礼致します。


柳澤球大朗


3年間ありがとうございました

2022年11月18日 22時09分36秒 | 全日本インカレ 2022
お世話になっております。3年470クルーの丸山です。先日行われた全日本インカレの報告をさせていただきます。


詳細な結果の報告は他の部員のブログに委ねますが、スナイプチームは5位、470チームは17位という結果に終わりました。
スナイプの5位入賞は東京大学としては53年ぶりの快挙だそうで、一緒に練習してきた身として本当にすごいなと思います。一方で470の17位という結果は入賞という目標にはかなり差のある結果となってしまい悔しい思いが残りました。

自分は3番艇のクルーとして出場しましたが、真ん中より後ろを走ることが多く、また3日目には2回転と横文字をつけてしまい後悔の残るレガッタとなり、レベルの高いレガッタで順位を上げられるほどの実力が自分にはないことを実感しました。


秋に入ってからは琵琶湖に行くことを想定して陸に近い海面での練習や微風での練習に重点をおいて葉山練習を続け、琵琶湖にも早い段階で前入りをして入念に準備してきました。また、自分も全日本インカレで入賞するという目標に対する気持ちはかったですし、一緒に乗っていたいくさんや他の先輩たちの気持ちがもっと強かったのは肌で感じていました。それだけに、艇としてもチームとしても満足のいく結果を残せなかったので、引退する4年生を笑顔で引退させられなかったこと、サポートしてくれたみんなに良い結果をもたらせなかったことへの申し訳無さでいっぱいになりました。


全日本インカレがおわって約2週間がたって、今は慌ただしく代替わりをしている最中です。来年は小戸で今年以上の成績を残して、リベンジを果たしたいです。

最後になりましたが、今までご支援いただいたLB,保護者の皆さま、本当にありがとうございました。これからのヨット部も、応援のほど、よろしくお願いします。





最高の舞台

2022年11月18日 20時10分08秒 | 全日本インカレ 2022
お世話になっております。
スナイプスキッパー3年の西尾拓大です。

調主将から引き継ぎ2023年度のディンギー班主将を務めます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

今大会では、スナイプ5位入賞という、53年ぶりの快挙をあげることができました。
このような成績を収めることができましたのも、皆様のお支えあってのことと思います。本当にありがとうございます。皆様のご支援のおかげで、2年連続新艇を購入でき、また小松コーチ、矢野コーチ、にご指導していただくことができました。
今年度は全日本入賞を掲げ、近年は遠く足及ばなかったところを本気で目指したため、資金面や他の部分でも多くの無理を言ってしまいましたが、あたたかくご協力下さったこと、改めてお礼申し上げます。おかげさまで、練習環境が一段と向上し、伸び伸びと練習に打ち込むことができ、ボートスピードの改善/勝利への貪欲さがあらわれるようになりました。


思えば、昨年の秋インカレは最終日を待たずして、全日本インカレへの道は閉ざされていました。落ち込む僕に、小松さんが「今のスナイプにはエースが足りない。お前がならなくてどうするんだ」そう、熱く励ましてくれました。

そこから、一年。

冬は空回りして上手くはまらず、自分が494に乗って一番前を走るとは言い切れず、308で戦うことになりました。それでも494に乗っている古山さんを見るとやっぱり悔しくて、何がなんでも上手くなりたい、そういう気持ちになれました。

そこからさらに練習に没頭できました。ありがたくも多くの方にサポートしてもらい、熱望していた全個/全スナに出場でき、夏休みに20日間の長期遠征をしました。でもそこで待っていたのは自分が想像していたより、はるかに高い全国の壁。全スナに至っては全く前を走れなかった。ちょっと前の景色が見えても、ズルズル落ちて下位層に落ちる。何にもできなくて、本当に悔しかった。

全個では初日ちょっと良くて、でもそれを最終日までキープできず、いかにレーストータルで勝つことの難しさを痛感しました。勝てない焦りを感じるように。
遠征から帰ってきたら、残された時間をいかに効率よく使うか、を考えて、時にはチームの方針と合わず、迷惑をかけてしまってしまいました。

迎えた秋インの前哨戦。6大学戦。最終レースに歴史的2位から6位に転落。このままでは全日本にいけないのでは?、そういった空気感がチームに流れ、チームを引っ張ていくだけの成績を出せてないことに罪悪感があった。

そして、秋イン。さまざまな思いが交錯する中で、レースは混戦状態。最終レースが終わったとき、全日本にいける!という高揚感と、一種の安心感。そして、もっとできたはず、という悔しさ。

迎えた、全日本。僕らはチャレンジャーなんだ!、それを合言葉に僕らはとにかく1レース1レース無我夢中でした。本当に楽しかったです。
6レースを終えた時点で、個人成績3位。パッとした順位はないけど、とにかく低い数字を並べていく。地味だけど、一歩ずつ一歩ずつ。

そして、最後のレース。ここまで、粘ってきたけど、ついに大崩し。やっぱり、課題が残ります。

結局はエースには程遠かった、と思います。でも、間違いなく成長できたとは思う。

成長できたのは、紛れもなくみんなのおかげです。
小松さんがよく仰るように、個人の成長はチームの成長の現れ。切磋琢磨して上を目指す仲間がいたから、また支えてくれるみんながいたから、頑張れたし、ここまで成長できた。
上級生練習が多く、下級生を中心にあまりヨットに乗ることができなかったと思うけど、それでも、レスキューボートに乗って、動画をとったりコース練習の運営をしたり、レスキューの解装をしたり、普段からあらゆる面で支えてくれて、本当にありがとうございました。また、レース時は陸と海で連携をとりながら、僕らがベストを出せるようにずっと気を使ってもらっていました。間違いなく、東大のサポート力は随一でした。サポートから1点1点をもぎ取る、そういう戦い方の積み重ねが入賞につながったと思います。
また、レースを盛り上げようとパンフレットを作成したり、クリアフファイルまで作ってくれたり、LBさんや保護者さんの対応をしてくれたり、本当にありがとうございます。

また、今大会には多くの方に応援に駆けつけて頂きました。スナイプとかができる前の世代のLBさんから、数年前に卒部されたLBさんまで、幅広い年齢層のたくさんのLB様がお越しくださいました。東大ヨット部の歴史の長さを感じ、本当に多くのLBさんによりこの部が活動できていることを改めて感じ、幸せに思いました。
東大の旗を掲げた観覧艇を出して頂いたり、陸から大きな声で「頑張れよ!」と応援を頂いたり、非常に励まされました。ありがとうございました。

保護者の方にも遠方の琵琶湖の地まで足を運んで下さり、応援下さりました。入部してからコロナ禍ということもあり、今大会が入部以来、一番の盛り上がりだったと思います。

APA旗が上がり曳航されながら、
入賞の素直な喜び/達成感、レースがないことに対する残念さ、さまざまな思いがめぐった。

ハーバーバックして、多くの人と感情を共有できたのは最高の瞬間でした。
シングルハンドで、一人で活動してきた僕にとっては、常に孤独との戦い。いい時も悪い時も。

でも、今はチームがいる。全力でサポートしてくれる仲間がいる。応援してくれている人がいる。こんなに幸せなことはないと思います。

「ここまで来た、でもここまででしかない。」

僕らの新勧のキャッチフレーズ。本当にこの言葉通りだと思います。

まだまだ上がいる。同じ国立大でみた場合にも、京大は総合で3位。一緒に練習している早稲田は3年連続総合一位。僕らにとって全日本はチャレンジャーだった。でも早稲田は防衛戦。勝って当然という空気感の中、きちんと勝ってくる早稲田は本当にすごいと思います。

東大、こっからが勝負だと思います。大変なことは多いし、しんどいことも出てくると思うけど、もっともっとみんなで実力をあげていい景色を見たいです。頑張ります!!!

最後に改めて、サポートしてくれたみんな、LBの皆様、監督、コーチ、保護者の方々、協賛企業様、大会関係者の皆様、本当にありがとうございました。

これからの東大ヨット部にも引き続きご期待下さい。
色々ご迷惑をおかけすると思いますが、何卒よろしくお願い致します。

ディンギー班新主将
西尾拓大


大変お世話になりやした。ありがとうございました。
この恩返し、来年返せるよう頑張ります!これからもよろしくお願いします。

1年の締めくくり

2022年11月18日 20時10分08秒 | 全日本インカレ 2022
お疲れ様です。3年470クルーの加藤です。
とうとうこの日が来たかと思えるほど長く感じた全日本が終わりました。僕にとっても去年の全日本はとても印象強く、もうあの日から1年も経ったのかとも思いました。
まずスナイプの入賞本当におめでとうございます。またもや何十年ぶりの快挙を達成し、実際全日本のレスキューの上でもスナイプの良い結果を聞いただけでとても心を動かされました。470は、17位と目標に達することができず、惜しい結果とはなりましたが、本当に長い間お疲れ様でした。自分も交代で何レースか出させていただきましたが、心の準備もできてなく、期待に応えられるほどの結果を出せなかったことがとても悔しかったです。ただ、この経験は自分の中ではとても大きく、自分の実力がどれくらいなのかの大きな指針となりました。スタートからボートスピードやコースまで色々な面で他水域の大学に及ばないところも多く、まだまだこの先色々成長しなければいけないことが多いように感じました。
私自身がこの1年間を振り返ってみると、かなりまだ自分は受け身なところが多く、自分からヨットに対して上手くなろうと積極的に動いたことはあまりないように感じました。スケジュールだったり、誰が来るかの把握だったりはほとんど4年生に任せきりで、運営面においてあまり把握しきれていないことも多かったと思います。いざ代替わりして練習の運営だったり、学連の運営を考えたりすると先のことまで考えることはとても難しく、今決めたことが1年貫き通せるのもおそらく難しいんだろうなとおもい、この忙しさでさらにヨットのレベルアップを図るのは本当に大変だと思います。これから色んなことでつまずくことがあるかもしれませんが、暖かく見守っていただければと思います。
そして4年生の皆さん、本当に長い間お疲れ様でした。僕の中での1番の思い出はやはり下級生の頃たくさん乗った自主練の日々でした。あの時ほどヨットを純粋なスポーツとして楽しめたことはありませんでした。2年生の頃自主練のために特定の曜日をあけてまで当時は自主練に励もうとしていて、コロナ禍の中思い通りの大学生活を他の人が送っていく中、自分は充実しているなと思いました。ですが、いつまでもそうしては本当に目標としている全日本入賞までには届かないのだろうというのは当たり前だと思いました。スポーツの厳しさというのは自分が思っているよりも犠牲が必要で、ただ楽しい部活と両立させるのは全日本が終わり、ミーティングを重ねるにつれて難しさを実感しました。それでも、ヨットに対して真摯に取り組んでいる4年生の姿を見て絶対にもっと良い結果が出せると思いました。終わった時の悔しさは自分にも伝わってきました。
僕たちは4年生からヨットのスポーツとしての楽しさと厳しさを両方教えられました。これからも邁進していくので応援なほどよろしかお願いいたします。

おつかれさまでした

2022年11月18日 17時02分47秒 | 全日本インカレ 2022
平素よりお世話になっております。3年470スキッパーの佐藤弘輝と申します。
11/3~6の4日間、琵琶湖にて全日本インカレが行われました。

応援に来てくださったLBの皆様、保護者の皆様、誠にありがとうございました。

今大会、470は厳しい結果となってしまいました。非常に悔しいです。
今年のメンバーなら、今年の目標である全日本入賞も可能だとみんなが本気で感じていたと思います。だからこそ悔しい思いが募ります。
今年の代が始まる時、全日本入賞を目標にするという話を聞き、「さすがに厳しいんじゃないか…」と僕も含め下級生たちは感じていたのが事実です。ですが、その目標に向かい本気で努力する姿、また大会で結果を残していく姿を見て、その目標に現実感が増してきました。だからこそ全日本で前を走るのが見たかったな、と思います。
ただこの1年を通して東大が前を走る姿が何度も見せてくれたことは先輩が残してくれたこと大きなものだと思います。特に六大学戦では東大の未来を開かせる戦いをしてくれたと感じています。
4年生の皆さん、ありがとうございました。

率直に言うと、、
これから4年生がいなくなるのはめちゃくちゃ寂しいです。
僕は4年生の作るヨット部の雰囲気が好きでした。
海の上で統率力がある一方で、陸ではフラットに接してくれて、
後輩のことをよく気にかけてくれていて、、

本当にありがたかったなぁと思います。
今までお世話になりました。
ありがとうございました。
そして4年間お疲れ様でした。

(これからもたまにでいいので来てくださいね)


次は僕たちの代です。同期みんなで、また後輩も巻き込んで頑張って行こうと思います。


佐藤 弘輝

もっといいブログ書きたかったなぁ

2022年11月17日 18時49分38秒 | 全日本インカレ 2022
お世話になっております。
2年スナイプクルーの神田です。

全日本インカレを終えて、ブログを書かせていただきます。


まずは、4年生の皆さんへ。
これまで本当にありがとうございました。
ヨット競技に熱く全力で向き合いながらも、学年が2つ離れた僕たちにも親身に寄り添ってくださり本当に感謝しています。
本当ならば一人一人にコメントを書きたいところですが、迫り来るGPと試験のため…またの機会に直接伝えようと思います。すみません。
4年間の部活動の分ゆっくり休みつつも、たまに部活に来ていただけると嬉しいです。待ってます。


さて、ここから全日本インカレを振り返ります。

成績はSNSやみんなのブログにある通りです。
チームとして確実に1歩前に進むことができたことへの喜びとともに、全国の場ではその一歩だけではまだ足りないという厳しさも実感する結果となりました。

僕はインカレの前入り期間、そして、レースの前半2日間レスキューに乗せていただき、スナイプチームのサポートをしました。
どのペアも、各レグで着実に順位を上げ、目標圏内で帰ってくる。
普段練習している環境とは全く異なる琵琶湖においてもそれぞれが自分たちの役割を確実に発揮して、まさに東大ヨット部として戦う団体戦の強さが表れていたと思います。

スナイプの目標の優勝、また全体としての目標の総合入賞には届きませんでしたが、先輩方が素晴らしいバトンパスをしてくれたこと、本当に感謝しています。
これを無駄にしないように、これからの1年間、そして、さらにもう1年と仲間と共に切磋琢磨していきます。

引き続きご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。

神田陸人

好んだチーム

2022年11月17日 14時10分33秒 | 全日本インカレ 2022
お世話になっております、2年スナイプクルーの今川穂乃香です。
全日本インカレの振り返りをさせていただきます。

今回の全日本インカレは470、スナイプの両クラスが出場することができ、470は2年連続の出場、スナイプは3年ぶりの出場となりました。結果としては470が17位、スナイプが5位入賞、総合では9位でした。
去年に引き続き、全日本に連れていって下さったレースメンバーの皆さん、本当にありがとうございます。去年とはまた違う視点で全日本を味わうことができ、とても刺激的でした。

スナイプチームとしては53年ぶりの5位入賞で、東大の強さを目の当たりにしました。
私は今回、1、2日目は陸で珠屋として、3、4日目はチームボートに乗ってサポートとして携わらせていただきました。秋インの時とは違う艇数と雰囲気とで私まで緊張していましたが、レースメンバーは想像もできないくらいの緊張だったと思います。その中で毎回しっかり前を走っている姿は本当にかっこよく、尊敬しました。最終的には目標である優勝には届かなかったものの、4日目レースをせずに終わって曳航している時のレースメンバーの清々しい顔は忘れられません。この1年間、優勝を目指して様々な努力や尽力をしてきて、入賞という結果を出して終えることができて本当によかったと思っているのだろうと感じました。

スナイプチームは去年秋インカレで11位という成績で終わり、全日本を経験している人が一人もいない中でのスタートでした。その中でもチームリーダーの大根田さんは代替わり直後から全日本入賞を最終目標として掲げていました。正直、当時はその目標を全く想像ができなく、すごいなぁとどこか他人事のように聞いていました。しかし、一緒に練習するたびにレースメンバーのヨットの上手さを実感し、レースメンバーがレースに出るたびに全日本入賞が現実味を持っていくのを感じていました。しばらくして目標を全日本優勝に変えた時には本気で信じることができました。

今年のスナイプチームは下級生育成の期間と実践期間をしっかり区別し、下級生にもしっかり教えてくれて、でも同時に上級生も着実に実力アップしていて、最強のチームづくりでした。下級生としてはとてもありがたいことにしっかり乗艇機会を作ってもらえ、たくさんレースにも出させてもらいました。個人的には迷惑ばっかりかけてなかなか手のかかる後輩だったとは思いますが、そんな私にも毎回丁寧に教えてくださったり、気にかけて下さったり。全日本では4日間陸にいさせることもできたのに、3日目と4日目はサポートボートに乗れるように働きかけてくださりました。最後の最後までチームのことを考え続けて下さった大根田さんには本当に感謝しかありません。このような素晴らしいチームにいれたことがとても幸せでした。


最近新3年として同期ミーティングをしました。去年はただ先輩についてって自分のことを気にしてばかりでいることができましたが、そろそろ運営の方に関わるようになっています。去年、素晴らしいチームを経験させてもらったので、それを目指して尽力していきたいです。同時に来年こそはスナイプチームで優勝するしかないと思います。そのためにクルー力を根本的に上げなければいけません。本格的にクルーを始めたのは3ヶ月ほど前ですが、同期に引けを取らないくらいまで急ピッチで上達していきたいです。

最後になりましたが、4年生の皆さん、4年間、本当にお疲れ様でした。今年の目標である「好み好まれる」、私はこのチームをすごく好んでいました。すごく楽しくて強いチームを作ってくださり、ありがとうございました。
またこの1年間、応援して下さったLBや保護者の皆様、ありがとうございました。これからもさらに強くて好まれるチーム東大を作っていきたいと思いますので、応援の程、よろしくお願いいたします。

今川穂乃香

全国の舞台

2022年11月16日 19時48分00秒 | 全日本インカレ 2022
お世話になっております。2年470スキッパーの澤田です。

先日、11月2日から6日にかけて全日本インカレが琵琶湖の柳が崎ヨットハーバーで開催されました。今年の東大は両クラスが出場し総合入賞を目標に掲げていました。

僕は応援とサポートをする側でしたが、まずは先輩方、去年に引き続き全日本の舞台に連れてきてくださりありがとうございました。全日本インカレを2年連続で体感したことで、自分も来年再来年ここに来たい、来なくてはならないという思いが強くなりました。

去年とは違い、出場していた先輩方とは一緒にヨットに乗っていたこともあるし、一緒に走り合わせやコース練をしたこともあるし、かなり関わりがあって、一人一人どんな性格でどの風域が得意でどんな癖があるかまでなんとなくわかっていました。今年の代は去年全日本でいい結果を残せなかった反省を活かして、全日本総合入賞という目標を事あるごとにチームに言い聞かせ、練習を一生懸命やるだけでなく、新艇購入に働きかけたり新たにコーチを招聘したり、かなり早くから琵琶湖に前入りしたりと、高い目標を本気で実現しようと頑張っているのだと後輩として感じていました。だから、その先輩達が全日本の舞台でどれだけ通用するのかすごく気になっていました。

結果として470チームは17位、スナイプチームは5位で総合9位。近年の中では好成績を収めたものの、思いっきり喜べない結果となってしまいました。でも、特に470チームの先輩方は後輩に対して申し訳ないなんていう気持ちは持たないでいいと思います。本当に一生懸命練習していたこと、本人たちが一番悔しがっていることを知っているからです。

これから自分達がどうやってこの結果を受けとめてさらに上を目指していくのかを考えていかなければなりません。正直言って、今年の練習を見てきた身として、果たしてこれ以上の練習があったのだろうかと思ってしまいます。でもきっと違うやり方はいくらでもできただろうから、試行錯誤してより強くなるための練習や部のあり方というものを考えていこうと思います。

最後に、4年生の先輩方、ヨット部生活本当にお疲れ様でした!そしてさまざまな形で応援してくださった保護者やLBの方々、本当にありがとうございました。今後ともご支援•ご声援のほどよろしくお願いいたします。

ディンギー班2年 澤田健太