81.脱皮
囚われているTOKOROや
拘っているomoiから
抜け出すのは
脱皮して新しい殻を被るのは
なかなか容易ではない
寧ろ
難渋の極みなのだ
長い歳月かけて培われてきたものなら
良くも悪くも
尚更のことに・・
彼の昆虫たちのように
いとも容易く
日常的に新鮮な衣を纏えたら
吾輩も虫たちのように
何時だって劇的に、斬新にその鮮度のmama
自己を重ねてゆけるかもしれぬ
そうして
そういう己になら
どんな種類の詩編も
surasuraと
言葉を縫合していけるに違いない
ときどきこんな風に
淡い儚い他愛ない絵空事に
想いを遊泳させる
前へ進むための刹那の遊びのように
止まらないtokinomanimaの
その歯車の一滴の潤滑油のように
82.一ミリも
書ける時は脇目も振らず
penを揮う
多作過ぎると揶揄されようと
空疎な内容だと嘲笑されても
又か!!と呆れられても・・
僕の中に
強大な磁力で引き寄せられるように
詩片や言葉の塊りが
自ずから前頭葉をknockする間は
三十年の空白を患ったのだ、昔
それだから
拠り所がいつ蛻の殻になっても
その為に臍をかんだとしても
口惜しさや悔恨の傷跡を
一mmも齎さないように・・
2019 02/11 3:30PM 万甫