降って来るもの

写真と散文とぽえむ

心訓抄Ⅱ.84

2019-02-16 13:47:26 | 心訓抄.Ⅱ

        84.脱出

 

哀しいかな・・

 

ヒトはほぼ例外なく

馴染んでしまうのだ

間違いなく染まってゆくのだ

 

その存在する環境に

その置かれた立場の居住まいに

その居心地の良し悪しにも

その感情を凌駕する劣悪にさえも

 

それだから何時でも

磨き抜いて尖り切った意思の意志で

昆虫たちの脱皮のように

日日に

否とする場所から

脱出する試みを続けねばならぬ

 

哀しいことに

Homo sapiensの習性のように

ヒトとして生まれた慶事の後の

四苦八苦の宿命のように

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吉備の国を旅して⑧-氷雨降る「吉備津神社」へ-

2019-02-16 06:19:27 | 

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪


一日延ばしの”吉備の国を旅して”の最終回になる今朝は、氷雨の降り出した国宝の本殿や拝殿、360mもの廻廊を備える「吉備津神社」を。

ここは”桃太郎”のモデルと言われる”大吉備津彦命”を主祭神とした神社。

長い階段を上ってゆくと

国宝の拝殿が

           

本殿

国宝の本殿は”比翼入母造”と呼ばれ全国唯一の建築様式らしい。

此れも国宝に指定されている前長360mにも及ぶ廻廊。

延々と続く廻廊。

    

当方にある”長谷寺”にも数百段を数える上りの廻廊があって、ふとその体験と同化する。

雨が降り始めたので、この廻廊を往復して吉備路の旅を終えることにする。

ようこそ、お参り!!

そんな風に聴こえたような笑顔の・・

神社前の店で食べた黍団子入りの”ぜんざい”でお開きに。吉備路の旅を切り上げることに

ブロ友さんの住む吉備路。まったりと時間が流れましたよ。何だかわがふるさと大和に居るような・・

                       02/16 06:53 まんぼ


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心訓抄Ⅱ.83

2019-02-16 05:32:01 | 心訓抄.Ⅱ

        83.独り芝居



それぞれに付与された人生は

たった一回公演の

たった一幕の

たった一人の出演者の

唯一己が主人公で主役の

書き換えなしのlive脚本の

何時でも現在進行形の

定められた終焉時間のない

独り芝居で展開する比類ない物語


自ずから書く脚本に添って

自ずから立ち居振る舞いの演出家を務め

やり直しの利かない

それゆえ何時でも真剣勝負の

出来具合に選択の余地のない

何時でも一本勝負の

全身全霊でこそ挑み得る舞台


けれど望めば

時として批評家にはなれる

物語を遡って

部分的な修正はできるかも知れぬ

もしも、僕や貴方が

役割を熟知して振り返るのなら

其処を変節点に

目前の筋書きは訂正できるかも知れぬ

それが自業自得の約束事ゆえ・・

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