音の出ないpianoは
君になら解ってもらえると思うんだけど
戻ってこない問いかけは
淋しいよね
何度でも何度でも
発信はできるのだけれど
結論が待つことと言うのは
侘しすぎるよね
-闇は何処まで行っても暗いし
-無は何処まで行っても姿を見せない
幾ら鍵盤を叩いたとしても
音の出ないピアノは
もう楽器じゃないもの
君になら知ってもらえるかも知れないけれど
帰ってこない谺は
そのうちに誰も声を出さなくなる
言葉が溢れ出すから
想いが湧き出すから
独りじゃないって感じるんだ
僕は何時でも”おはよう!”と声かける
其処に
独りじゃなく居ることを
確かめるために
いつでも、聞き耳を立てながら・・