日記帳
書くことが習慣になってもう幾十年が経った。一冊の日記帳が大晦日を終えると、元旦にはたった一行の書き込みだとしても、どうしても真新しい一頁目を開きたくなるのだ。
ノートに書いたアトランダムなメモから始まって、一年、三年、五年を含めて半世紀以上の過去が其処に積み上がっている。だからと言って滅多に覗きはしないのだが、身近に、手許に己が人生の生きた証があることで些かの安心と満足を得られるのだ。
そんな訳で2020年1月1日からつけ始めた5年日記帳が2024年の12月31日つまり、この大晦日に任務を終える。ふと、過去を保存してどうする?何れ不要のゴミになる・・、って断捨離の事が頭を掠めたのだが、やっぱり浮世の波を漂うだけの日日は味気ないと思い直して・・。
日記帳
今のまま
今の、此の儘の僕のまま
この先の五年を亙る為の
「覚書」のように
五年連用の日記帳を贖う
無事に「1825日」を熟せるか否かは
誰にも、勿論、僕自身にも
確たる証は皆無だが
その未来の一行一行を
生きた証の一頁として
証文にしてゆくために
遣って来る未来との遭遇を書き留める為に
今年も、2025年から2029年までの
1825日分を記述する、五年連用日記を贖った
因みに、思惑通り5年の月日を遣り過ごせば
喜寿を飛び越えて
僕は傘寿の”愛でたさ!!”を迎えるのだ
2024R6 12/24 06:00:06