頴悟抄㈤「惑星」
足という部位が
自身の重さに耐えきれなくなったら
動物としての
機能や特権が
剥ぎ取られてゆく現実を
目の当りにするようになったら
僕はどんなに落胆するだろう
僕はどんなに悲観するだろう
何とか持ち堪えている今の内から
その異常感覚をシュミレーションし
悲嘆の感情を
麻痺させておかねばならぬ
古希を超えて
そのペインの予兆が
ときおり惑星のように
僕の脳裏のcosmosを不気味に廻る
頴悟抄㈤「惑星」
足という部位が
自身の重さに耐えきれなくなったら
動物としての
機能や特権が
剥ぎ取られてゆく現実を
目の当りにするようになったら
僕はどんなに落胆するだろう
僕はどんなに悲観するだろう
何とか持ち堪えている今の内から
その異常感覚をシュミレーションし
悲嘆の感情を
麻痺させておかねばならぬ
古希を超えて
そのペインの予兆が
ときおり惑星のように
僕の脳裏のcosmosを不気味に廻る
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