降って来るもの

写真と散文とぽえむ

蚕のように

2022-08-24 21:01:57 | SI27

     蚕のように

 

たった四コマで表現されてしまう

そうして

それで充分の一生もあれば

朗朗と歌い継がれる

大河の人生もある

けれど

その他大勢の営みは

もしかしたら

一幅の風刺画にもならず

百巻の物語の

まえがきの数行で語り尽される

生滅の吐息でしかない

けれど

それで良いのだ

其其の夫夫に価値は在って

それ故生かされ

その各各に

詩の種が内包されている

それは又

大勢の他人や

長編で語られる偉人や

光彩を放つ恒星のように

煌きを残してゆく傑人には

理解の他の現実だが

それでも実は

この世界は

そういう

名もなきpeople達が

蚕のように

吐き出す数多の哀楽で成り立ち

その情感の繭の糸で

艶やかに紡がれてゆくのだ

 

 

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窓Ⅶ~補足~

2022-08-24 05:34:29 | 風景

     ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 窓series、此れにて・・と何日か前に書きましたが、本拠地ではない場所での補足です

 いつも現在地から通う工場は、実は息子たちと同居することになって引っ越しをした以前の家に隣接して在るんです。通うと言っても車で1分、徒歩で3分、何しろ同じ団地の班違いというだけの近さですから苦も無くの通勤ですが、で、便宜上その住居を「SH secondHouse」と呼び、現住所を「FH fastHouse」と呼んで区別しています。

※iron仕上げ台から

 

 ※硝子戸から外の・・

  

※作業場からの

 

※工場の玄関から

 

※SHのlivingから

 

※ダイニングから

窓を見ていると、何時間もの、何日もの、何年もの時間の経過や思い出の風景が脳裏を過る・・

 

※茜の夜明け前

 右上の茜の空で超slimの

三日月

去りゆく夏の朝の空です

 

         元気な一日を  08/24 05:57 まんぼ

 

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想い人

2022-08-23 21:10:11 | SI27

 

      想い人

 

ボクがアナタを恋しく想うとき

アナタはいつでも

ボクの斜め上辺りで

優しく頬笑んでいる

 天と地は

 想像もできない隔たりだけれど

 ボクの想いが

 濃密であるほどに

 アナタは近い

ボクがアナタを恋しいときは

アナタはボクの直ぐ近くで

確かに

ボクを見つめている

 アナタはきっと

 ボクと一緒に

 ボクの人生を生きる

 

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色溜りⅡ~greenish~

2022-08-23 06:36:04 | 徒然

     ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 薄曇りの朝です。昨日は体調管理も兼ね、久し振りに野球というスポーツを通じて、若者たちが躍動する姿をじっくり観戦しましたよ。104回目の甲子園で初めて「白河の関」越えの全国制覇

「仙台育英」に野球ファンの僕からも拍手と祝福を

さて、4回目接種の副反応による倦怠感で一日遅れになりましたがブログ『※色溜たまりⅡ』を

 

   

※しかも、グリニッシュ!!のtitleで・・

 

  

   

  

        happyに出合う一日に  08/23 06:35 万甫

 

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豊饒

2022-08-22 20:58:36 | SI27

      豊饒

 

巷の人混みに紛れて

達人は確かに存在する

比べる相手が僕だから

それが

一般的な基準なのかは

保証できないのだが

 

例えば,鳥の声を訳せる人

例えば,花と語らえる人

例えば,happyを見付けられる才媛

例えば,普通に癒し絵を描ける人

例えば,細やかな気遣いの麗人

例えば,例えば,etc

 

そう言う確かな存在に

恵まれれば恵まれる程

囲まれれば囲まれる程

人も人生も豊饒に成り得るに違いない

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産直~crescent~

2022-08-22 06:30:17 | 風景

    ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 昨日は”ワクチン接種”の副反応を警戒して、殆ど自宅を離れず。前回と同じように夕方から”悪寒”と”倦怠感”が出て、念のため解熱剤を用意してもらって22時前には消灯。

 何度か目覚めるし、思い出せないけれど”楽しくない”夢を何本か見て、結局4時前には起きることに。

 livingに入るとカーテン越しに綺麗な三日月が。早速カメラを持ち出し一枚だけ撮る。野菜ならず、けれど、これぞ「産直」の此の地の空で今輝く『Crescent』です

   

                 08/22 04:28 まんぼ

  投稿を終わって暫く横になる。悪寒は無くなったようだが、倦怠感の方が纏わりついて思っていたタイトルでの記事が書けなかった。

 少し開いた障子の隙間から朝の光が射し込んでくる。何時の間にか時間は移ろう・・。

暑くなりそな・・ 元気出して一日を   06:30:06 まんぼ

 

 

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色溜り Ⅰ~夏花~

2022-08-21 05:08:03 | 

     ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 心算はないのに何故か四時を少し過ぎた時間に覚醒を始めたのだ。

※ワクチン接種 半信半疑でも、此れだけ感染者が蔓延してくると、最早選択の余地がない決断。

 もしや、昨日打ってもらった否応なしの注射のせいなのかな~。と考えても見たが、でもなさそうだ。前回と同じように唯その近辺の筋肉痛でしかない。

 合点のいかぬまま、でも起きることにする。先ずは顔を洗ってその決意を示し、coffeeを淹れながら関節と筋肉を解し、一息ついて04:30、何時もの様に血圧と脈拍を測る。朝晩の計測はもう半年を超えて続いているのだ。数値に特別の変化はないのを確認。カップに砂糖少しの珈琲を持ってPC机に来る。

 僕より夜更かしのブロ友さんの記事と、僕より早起きのブロ友さんのブログ訪問。それが済んで05:05、初めて自分のブログ更新に取り掛かるのだ。

【色溜り】この言葉に出合った昨日、我が家の周辺でこの夏中咲いている元気な花たちの、其れを撮った。

この花は素晴らしく、強い!!

  

  

    

  

最後はお気に入りの・・

   

           良い日曜日を  08/21 05:30 まんぼ

 

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時の間に間

2022-08-20 22:27:40 | SI27

     時の間に間

 

此の寅の刻限が好きだ

夜と朝の端境の

此の薄暗がりが好きだ

 

眠りの癒しと充足の気で迎える

此の静謐の

天と地の在り様が好きだ

 

黙って其処に在れば

自ずと降って来るものと交錯する

此の時の間に間が好きだ

 

inochiは闇から生まれ

inochiは闇に還る

そんな言伝ことづてが腑に落ちる

此の暫くの移ろいが好きだ

 

無から有に変わってゆく

此の彼誰かわたれの未明の

此の薄明の

天地の佇まいが好きだ

 

僕はその束の間

inochiの粒子になる

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流離

2022-08-20 11:22:37 | SI27

      流離

 

楽しいことは瞬く間に過ぎる

嬉しいことは束の間に遠ざかる

きっと

悲しいことも辛いことも

いつか

一欠けらのinochiの時になる

そうなのだ

今、生きている現実

今まで、生きてきた事実は

きっと

泡沫うたかたの夢

けれど、人間は

その夢幻の意味を求めて

心の旅を流離さすらうのだ

多分そこに

明瞭な答えはない

それ故

四苦八苦の道程になる

それ故、又

inochiを先へと繋いでゆける

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障子

2022-08-19 21:18:23 | 風景

※障子の在る風景

 

或いは※障子の向こうに見える風景

    

 

※雪見障子の雅

 間仕切りは殆ど障子と襖の田舎の家で育ったので、町に出てきて第二の故郷に安住の地を見い出しても、変わりなく”ふるさと”は恋しいままだし、目を瞑ると、障子のある風景の中に子供の自分がいるのを感じる。

 近頃は限界集落から消滅集落へと、地方の在所や村はそんな風に揶揄される現実を歩んでいる。と云うより、為らざるを得ない現実の厳しさと寂しさに翻弄されている。いつの日にか、故郷は無くなる。胸の裡の風景へ里帰りするしか方法が無くなる。

 僕は暇を見つけては、僕のicochiの原点である其処へ行脚する。そうしてその有り様の様様の全てを記憶に書いてゆくのだ。帰るべき場所が崩壊するその悲しい現実に備えて。

           

                08/19 21:35 万甫

 

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