都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
手作りおもちゃの伝道師になろう! 「手作りおもちゃ学芸員養成講座」開催しました
おもちゃこうぼうで毎日開催されているてづくりおもちゃプログラム。
これまでもおもちゃ学芸員のみなさんにも、サポートに入っていただいていました。
そして、もっとてづくりおもちゃの魅力をお客様に伝えたい!てづくりおもちゃのスキルを高めたい!という
おもちゃ学芸員さんの声を受け、「第1期手づくりおもちゃ学芸員養成講座」を開催しました。
おもちゃこうぼうの成り立ちをお伝えし、人気のある手作りおもちゃを実際に作ってもらいました。
作っているときの表情は真剣そのもの。
手作りおもちゃ学芸員には、おもちゃ学芸員の次のステップとして、
これまでのおもちゃの遊び方・ワクワクを伝える活動と並行して、
今後、スタッフと一緒に、てづくりおもちゃの指導や新しいおもちゃの開発などでも活躍いただく予定です。
東京おもちゃ美術館の母体である芸術教育研究所から、脈々と培われてきた、てづくりおもちゃの心。
道具を使い、自らが工夫して、自分だけのおもちゃを作り、そのおもちゃで遊ぶ。
東京おもちゃ美術館で、作って持ち帰れる自分だけのてづくりおもちゃ。
この楽しさ、大切さをお客様と一緒に感じられる時間を、
手作りおもちゃ学芸員のみなさんと一緒に共有していきたいと思います。
現在、その養成講座を受けた手作りおもちゃ学芸員のみなさんは、おもちゃこうぼうにて実習中!
すでに、東京おもちゃ美術館で長年活躍いただいているみなさんも
手作りおもちゃに1日集中すると、上手く伝える難しさや新しい発見を見つけると同時に、
やっぱり手作りおもちゃが好き!と再確認されているようです。
手作りおもちゃ学芸員になるには、まずは、おもちゃ学芸員の活動からスタート。
まずは、おもちゃ学芸員養成講座へ!
日時:2016年11月12日(土)・13日(日) 両日共に10:00~16:00
詳細・お申込みはこちら
障がいを見て、聞いて、感じて ~ NPO法人レインボー 両角さんをお迎えして
9月23日(金)に、おもちゃ学芸員の勉強会、「館長のグッド・トイ・カフェ」を開催しました!
日々、東京おもちゃ美術館で来館者のみなさんへ様々な遊びを伝えているおもちゃ学芸員さんが、
おもちゃや遊びに関する学びをさらに深めるために、毎回、様々なゲストをお迎えしています。
今回のゲストは、おもちゃコンサルタントマスターであり、NPO法人レインボー(http://ameblo.jp/rainbow2006/)代表の両角美映さん。
NPO法人レインボーでは、障がいのあるこどもたちや家族の理解者を増やしていきたいという想いで、
こども向けの劇形式の体験型公演を通して障がいを見て、聞いて、感じてもらう出張授業やおもちゃなどを
使ったコミュニケーション講座などの活動を行っています。
両角さんがレインボーを立ち上げるきっかけになったことや、障がいのある子どもたちが日々の生活のなかで
どのようなことを感じているのかをお話いただき、またその体験をするワークショップを行っていただきました。
軍手を二重にはめて、一斉に折り紙を折りはじめます。
限られた時間のなかで、急かされると、作り方を知っている簡単な折り紙でも、思ったように作れず、みなさん悪戦苦闘。。。
ゆっくり落ち着いたらできるのに、できあがっている人もいるなかで、なかなか進まない手元の動きに、
思うようにできないことへの焦りや苛立ちを感じる体験をすることができました。
印象に残ったのは、障がいがあることによって、様々な制約によって日常生活のなかで”当たり前に”養われていく身体的発達や社会経験などが少なくなってしまうこと。
そのため、訓練や療育の一つとして、遊びのなかから身体的機能や言葉などを引き出すことが、障がいのある子どもたちにとって大切さであることを教えていただきました。
遊びの場面では、特性や興味に合わせておもちゃを選ぶことや、遊び方のサポートなど配慮と工夫があることで、
遊びを通してチャレンジしたり、達成感を感じたり、学びの機会をたくさん提供できる可能性が広がります。
また障がいをもっている方本人だけでなく、障がいのある子どもをもつ家族に対する姿勢として、日々様々な不安や葛藤を感じながら生活している家族を受け入れる場所が今の社会にとって必要とされていることを強く感じました。
東京おもちゃ美術館で出会う様々な来館者のみなさんが、心から美術館に遊びにきてよかった、と思っていただけるような場所でありたいと改めて感じられる時間でした。
東京おもちゃ美術館では、新しい仲間を募集中!!
日時:2016年11月12日(土)・13日(日) 両日共に10:00~16:00
詳細・お申込みはこちら ↓↓
ひろみん
おもちゃ学芸員になったきっかけ Vol.6
11月12日(土)・13日(日)『第22期おもちゃ学芸員養成講座』 受講生を大募集中です
現在、おもちゃ学芸員(ボランティアスタッフ)として活躍している方は、
「どんなきっかけで、また、どんな思いで活動しているのか?」インタビューしました
ご興味のある方はぜひ、おもちゃ学芸員になってみませんか?
(プロフィール:おもちゃ学芸員歴2年 70代 )
突然杖を使わないと歩けなくなり、頚椎の手術をして回復しましたが歩くスピードが半分になり、
一年ばかり家に居ました。
有名な昆虫好きで解剖学者の講演で聞いた、脳は1秒過ぎれば過去として記憶するが薄れてゆく、
現在が現実に起こっていることと認識し、未来は想像でしかなく何が起こるか判らないという言葉を
思い出し、何か新しいことを始めたいと考えていました。
東京おもちゃ美術館の学芸員養成講座を知り、2015年1月から学芸員スタートし、楽しい場所で適度な
運動となり、時間はたっぷりあるので月2回のシフトの条件は十分クリアできました。
最初は子供の遊び場かとびっくりしました。一年が過ぎる頃から人間が生まれて初めて接する芸術品は
おもちゃであるだから「おもちゃ美術館」というコンセプトの意味が分かりだしました。
人類の進化とその前の哺乳類の進化の過程で、目を持ったことによる視覚(動きのバリエーション)、
水から出て聴覚(快い音)や嗅覚(自然素材のにおい)、胎盤から生まれた後の触覚(感触や大きさ重さ)
が発達した。出会ったおもちゃから受ける刺激が大切で、おもちゃと『赤ちゃん木育ひろば』や
『おもちゃのもり』の場が提供されています。
グッド・トイや手作りおもちゃで遊び、企画展示とフォローアップ講座で知識を学び、おもちゃまつり
などの活動に参加を通じておもちゃの見方が変わりました。
今年始めに木育インストラクターの講習を受け、木の素材へ注意が向くようになり、箸作りの手伝いをしました。
いろいろな知識を得て、お客さん、スタッフ、学芸員の皆さんとコミュニケーションをとりながら美術館の
ボランティアライフを楽しく過ごしています。
そしてなにより知人に、美術館ボランティアをしていると言えることや職業欄に無職から学芸員(ボランティア)
と書けることがとてもうれしいことです。
おもちゃ学芸員養成講座についてはこちらをごらんください。
第22期おもちゃ学芸員養成講座 受講生募集中!
おもちゃ学芸員(ボランティアスタッフ)は、来館者と人、人と人を繋ぐ架け橋の様な存在です。
現在、10代~80代までの約300人程の、学生から定年退職された方まで、老若男女・職種や趣味も様々な
おもちゃ学芸員が登録しています。
赤いエプロンを着て、おもちゃの遊び方や昔からある遊びの楽しさを、赤ちゃんから大人の方までに
お伝えする『遊びの案内人』 になりませんか?
館内での活動以外にも、東京おもちゃ美術館を生涯学習の学び舎として、フォローアップや
サークル活動など、多くの学びの機会もあります。
年間15万人の来館者に、わくわく・ドキドキをお伝えいただくことが最大のミッションです。
ぜひ一緒に、東京おもちゃ美術館を盛り上げてください
第22期おもちゃ学芸員養成講座の詳細は、こちらをご覧ください
はっち
『韓国文化院』に見学に行ってきました!
9月1日(木)に、おもちゃ学芸員のみなさんと『韓国文化院』へ見学会に行ってきました!
見学会とは、普段東京おもちゃ美術館で活動いただいているおもちゃ学芸員さんを対象に
おもちゃや遊び、文化の知識を深めるために、年2回、美術館を飛び出して、
おもちゃ作家さんの工房や美術館・博物館などの文化施設に見学にいくイベントです。
今回は、東京おもちゃ美術館から徒歩5分とご近所にある『韓国文化院』へ。
韓国文化院とは、韓日の文化交流の場として、韓国文化情報の発信や日本の文化・芸術分野との交流だけでなく、
観光やその他の産業における交流の推進などを行っているところです。
東京おもちゃ美術館とは、近くにある、というだけではなく、今年の7月に初めてコラボレーションイベント
「K-Cultureと日本のおもちゃで遊ぼう」を開催しました。
見学会では、韓国という国について、その国の衣食住に関する文化についてのレクチャーのあと、
建物内の施設の案内をしていただきました。
4階には、韓国の伝統建築様式の家屋と屋上庭園があります。
庭園には、韓国の国花「木槿(むくげ)」がちょうど満開を迎え、調味料やキムチなどを貯蔵する甕が
配置されていたり、ビルの屋上にあるとは思えない、開けた空間で韓国の伝統的な生活様式を感じることができました。
おもちゃ美術館に向かう途中に見える大通りに面した韓国文化院の建物は、流線型のデザインになっているのですが、
これは、長い袖を振りながら踊る韓国の伝統民俗舞踊「僧舞(スンム)」のフォルムをイメージしたデザインだそうです。
そして、最後には、7月のイベントでも好評だった韓国の伝統文様を使った独楽づくりワークショップを行いました。
韓国における紋様は、建物や衣服など衣食住の様々なところで用いられるそうですが、
例えば衣服に刺繍される紋様によって職業や階級の違いが表されるなど、日常の生活から切り離せない
また、植物や動物など身の回りにある様々な自然物を紋様として生活に取り入れる点は、
日本の生活文化ととても近いところがあると感じられました。
この日に初めて韓国文化院に足を踏み入れたおもちゃ学芸員さんもいらっしゃり、
これからのお互いの交流を深める貴重な機会となりました!
ひろみん
おもちゃ学芸員プレゼンツ・夏休みイベント!
今年の夏は、おもちゃ学芸員が企画したワークショップを2つ開催しました
手作りおもちゃ好きの、おもちゃ学芸員が考案した『ポンポンダンス』
風船のドラムを叩き、紙コップの底をステージに見立て、その上にモールで作った人形たちが
楽しそうに、ダンス ダンス
ドラムでポン
ポン
跳びはねるものあり、クルクル回るものあり、みんなそれぞれ個性のある手作りおもちゃが
できあがりました
『小さなお抹茶体験会』
毎月第一土曜日に「小さなお茶会」のイベントを開催していますが、今回は、
『自分で点てたお抹茶を飲んでみよう!』ということで、お茶室に入る時のお作法、お茶の道具、
点て方などを、おもちゃ学芸員が指導する体験会を行いました。
初めて見聞きすることに、子ども達は真剣に耳を傾けていました。
さて、お味はいかに!?
まだまだ夏休み中にも楽しいイベントを開催しますので、遊びに来てくださいね
イベントスケジュールはこちらから ⇒ 夏のおもちゃ美術館
第22期おもちゃ学芸員養成講座の受講生を募集中です。
詳しくはこちらから
はっち
おもちゃ学芸員考案のワークショップ開催!
もうすぐ、夏休みですね~
東京おもちゃ美術館では、たくさんのスペシャルイベントをご用意しております
そのうちのひとつ、おもちゃ学芸員が考案した『ポンポンダンス』をご紹介します
風船で作ったドラムをぽんぽん叩くと、その震動でステージ(紙コップ)の上の人形が踊り出すおもちゃです。
おもちゃ学芸員の中でも、特に手作りおもちゃが好きなメンバーが集まり、
どうやったら、面白い動きをするか、材料は何を使えばいいのか?
みんなで何度も話合い、試作を作ってやっと完成しました
ドラムを叩いて、ダンス!ダンス!ダンス!
ご予約はWEBフォームにて受付中です。楽しいおもちゃを、ぜひ作りに来てくださいね
『ポンポンダンス』
日程/7月23日(土)
時間/①10:30~ ②13:30~
参加費/400円 対象/小学生親子~
その他のおすすめイベントはこちらをご覧ください 【夏のおもちゃ美術館】
館内には、飲食スペースがございません。お食事は、近隣のレストラン等をご利用ください。
はっち
「グッド・トイ2016 フォローアップ講座」が行われました!
先日、6月11日(土)に発表されたグッド・トイ2016のフォローアップ講座が行われました
グッド・トイに選ばれたおもちゃについての知識を深め、お客様に楽しいご案内ができるように学んでいく講座です。
今年はスタッフより、実際に遊ぶ様子を見せながら、おもちゃの魅力が伝わるようにプレゼン形式で行いました
遊び方のコツはもちろん、危ない遊び方や持ち方、展示の際の注意点など、お客様にご案内する際のポイントを伝えていきます。
おもちゃ学芸員の皆さんは、一つ一つのおもちゃに興味を持ち、メモを取りながら熱心に聞いています
おもちゃの紹介後は、おもちゃ学芸員さん、スタッフとともにおもちゃで遊びました。
「思っていたよりも軽いね」、「お子さんが口に入れないように注意しないとね」など、実際に触れてみて感じることがたくさんあります
また、「こんな遊び方も面白いね」と、新たな発見が生まれる時間にもなりました!
全2回の開催で、たくさんのおもちゃ学芸員さんにご参加いただきました
今年のグッド・トイは全部で20点。スタッフ、おもちゃ学芸員が楽しい遊び方をご案内いたしますので、ぜひ遊びにいらしてくださいね
リリー
新しいおもちゃ学芸員が仲間に加わりました!
6月14日、15日に第21期おもちゃ学芸員養成講座を行い、8名の新しいおもちゃ学芸員さんが仲間に加わりました!
東京おもちゃ美術館の成り立ちやおもちゃ学芸員として大切にしてほしいことのレクチャーからスタート。
おもちゃを使った自己紹介のワークショップや手作りおもちゃ体験では、受講生同士が一緒に声を掛け合いながら参加してくださり、どんどん笑顔になっていく様子が印象的でした!
先輩おもちゃ学芸員さんからは、おもちゃ学芸員になったきっかけや、美術館のなかで思わず笑顔になってしまったドキドキ・ワクワクしたエピソード、
お客様と一緒に楽しむコツなど、美術館でのおもちゃやお客様との出会いが楽しみになるお話しをしていただきました。
スタッフによるわらべうた遊びや、教える・指導するとはひと味も二味も違うおもちゃや遊びの楽しさを伝えるヒントがたくさん詰まったレクチャーにも、みなさん積極的に参加いただきました。
現在、8年前の開館当初から活動を続けていただいている方から、新しく仲間になっていただいた方まで、
300名以上のおもちゃ学芸員さんに東京おもちゃ美術館は支えられています。
そんなおもちゃ学芸員さんに会いに、そして一緒に遊びにいらしてくださいね。
また、次回、おもちゃ学芸員養成講座は、【 第22期 11月12日(土)・13日(日) 】
詳細・お申込みは、ホームページをご覧ください。
http://goodtoy.org/ttm/about/gakugeiin.html
ひろみん
東京おもちゃ美術館を生涯の学び舎に! ~ 特別スキルアップ編 ~
東京おもちゃ美術館でボランティア活動をしている「おもちゃ学芸員」は、館内での活動を通したおもちゃの遊び方や伝え方の学びだけでなく、おもちゃの成り立ちや遊び方のスキルアップなど、さまざまなスキルアップ、勉強の機会に参加して、それぞれの学び・発見を深めていただいています。
前回のブログで、東京おもちゃ美術館で活動している「おもちゃ学芸員」さんの日常でのスキルアップについて紹介しましたが、今回は、日常の活動時間外でのスキルアップ・学びの場について紹介します!
おもちゃ学芸員向けの特別イベントとして、「館長のグッド・トイ・カフェ」を開催。
遊びやおもちゃに関わる外部講師をお呼びして、子どもたち・大人たちにとっての遊びの大切さや遊びの力、おもちゃの面白さなどについてそれぞれの立場からお話いただいています。
さらに館長との対話、そして参加者のみなさんとの対話を通して、日頃のおもちゃ美術館での遊びを振り返りながら、遊びからはじまるコミュニケーションや、遊びに集中することの大切さ、おとなとこどもの関わりについての学び・知識を深めていただく場となっています。そしてその学びをまた美術館での活動に活かしていただいています。
昨年度には、TOKYO PLAY代表の嶋村仁志さん、翔和学園の伊藤学園長にお越しいただきました。
その時の様子は、ぜひ過去のブログをご覧ください。
ゲスト:TOKYO PLAY 嶋村仁志さん
ゲスト:翔和学園 伊藤学園長
また、休館日の木曜日には、美術館や博物館、お世話になっているおもちゃ作家さんの工房などへ訪問する
「外部見学会」を行っています。
美術館の中だけではなく外へ足を運び、おもちゃ学芸員さん同士での交流を深めながら楽しくさまざまな体験をしていただいています。
外部見学会のようすはこちら!
東京おもちゃ美術館では、来館者のみなさんにおもちゃで楽しんでいただくだけでなく、その楽しさを伝える「おもちゃ学芸員」のみなさんにも新しい遊びのスキルの習得や、仲間との出会い、さらなる技磨きなど、ご自身の活動の幅を広げる場として多くの方の学び舎の一つでありたいと考えています。
そんな「おもちゃ学芸員」の活動にご関心のある方は、6月14日(火)・15日(水)に開催される「おもちゃ学芸員養成講座」にご参加ください!
おもちゃ学芸員養成講座のカリキュラム・お申込方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
スタッフ一同、ご参加お待ちしています!!
ひろみん
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