goo blog サービス終了のお知らせ 

TOLITON's WEB SITE

日記中心
 
情報提供(アニメ・映画・美術関係)

交流

侍の遺伝子を持つ全ての人へ―THE LAST SAMURAI―

2004-01-01 23:59:00 | 徒然なるままに
1月1日(木)

午後から中学生2人と『THE LAST SAMURAI』を見てきた。
映画の予告のコピーの『侍の遺伝子を持つ全ての人へ』という言葉がずっと私の心を捕らえていた。
トム・クルーズ扮するオールグレンと、渡辺謙扮する勝元の生き様とセリフが心に響く。
勝元の形見の刀に込められた『祖先たちが何のために戦って死んでいったのか』と言うメッセージ。
押し寄せる近代化の波に押しつぶされ、流されていった日本の魂・プライド・・・。
幕末に多くの血が流れ、累々と重なった屍を乗り越えて、日本の近代化の夜明けを迎えた。
『武士道』は今の日本にはかび臭い教えなのか?
黒澤映画に憧れた外国の映画人が、日本人が置き去りにして風化させつつあった『侍魂』を蘇らせてくれた。
小雪扮するたかが、夫の敵であるオールグレンに夫の形見のよろいを着せるシーンは、どんなラブシーンより切なくエロチックだ。
映像は、かなり衝撃シーンがあり、行き詰まる合戦や殺陣があり、中1の娘は思わず目を被っていた。
見終わった後
「ああいうこと、本当にあったの?」
と聞いてきた。

髻(ちょんまげ)を切ると言うことがどういうことなのか。
明治天皇は名君だったか。
官軍とは?
廃仏毀釈、文明開化・・・・

中3の息子も加わり、元旦早々、日本の近代化の夜明けの光と影を講義してしまった。
自分でもちょーっとあやふやな所があったりして、帰宅してから歴史書を確認したりして。

ところで、「勝元」と言うのは名字がなかったが「武田」のことなのだろうか・・・?
英語に堪能なところがまた魅力の一つだ。
やはり、気持ちが通じ合うためには、言葉を理解し合わなくては成り立たないし、二人の友情は、勝元が彼との会話を心がけた賜物だと思う。
ラスト近くの壮絶な戦いの後のシーンが感動的だった。『完璧』な最期だった。

『侍の血を引く者』として、どうしたら遺伝子の奥底に眠っている『侍魂』を呼び覚ますことができるのだろう?
「この国の人たちは、朝起きた時から、一つ一つのことに完璧を求める。妥協を許さない。」
「心の中にはいろいろな感情があるのだろうが、笑顔で接してくれる」
侍だけではなく、村人一人一人、子どもも、女性もそうだ。誇り高く、親切で、潔い。
今の時代、物も豊かに、便利になったが、その分、欠落しているものや、不器用な日本人が溢れてしまった。

日本、アメリカに限らず、世界のどこかで無駄に血を流している国や、病んだ国、どの世界の人々にも通じるメッセージがたくさんこめられた映画だと思う。

正月早々和やかに、エネルギッシュにスタート!

2004-01-01 23:57:00 | 徒然なるままに
1月1日(木)

2004年が明けた。
快晴の初日の出だった。
午前中は、近所の神社での元旦マラソンに出場。(夜更かしの子ども達は、おせちを食べたら寝てしまったので、私だけの参加)
元朝マラソンは実に20年ぶりだ。
帰省するたびに参加していたが、結婚してからは正月は嫁ぎ先の実家で「長男の嫁」をしていて、元旦マラソンどころではなかった。
今年は、受験生が居るため、帰省はしなかったので、思いきって参加することにした。
5年間チラシ配りのバイトで走り続けてきたのと、ソーランで足腰、持久力は付いているはずと思っていたのだが・・・。
会場に向かう時、自転車を走らせただけで息切れしている自分に愕然とした。
普段、ちょっと近所に出かけるだけでも車で行く生活をしているせいで、かなり体力が落ちているのか?!
充分ストレッチした上で、いざスタート。
小学生と女性チームは2.5kmのコースだった。あと1km地点ぐらいから呼吸が乱れてきた。
500mぐらいのところからは、足が上がらない。
気持ちだけが前のめりで、後ろから迫ってくる足音から逃げるようにラストスパート!
テープを切ったときは心臓が飛び出そうで、迎えてくれた人に返事もできない。
順位は21位(大人の女性では4位)。
途中で何度も歩こうかとも思ったけど、完走できた達成感はなんともいえない。
豚汁を食べたり、太鼓演奏や獅子舞を見物して、お獅子に頭をかじってもらったり、正月早々和やかに、エネルギッシュにスタートを切った。
来週は、地元町内会のマラソン大会。
明日から、毎日ジョギングして、今度はもっと上位を狙うぞ~!