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従妹のこと

2004-01-15 07:05:00 | 徒然なるままに
1月14日(水)

午前中、従妹からTELあり。
彼女は16歳年下。私が高校1年の時に名付け親になった。
今、彼女は2児の母となり、私のよき相談相手になっている。
18歳の時に母(私から見れば叔母)が亡くなり、去年、父を亡くした。
母親を亡くしたあたりから、心の拠り所を失い、家を出て、いろいろな苦労を知ってきた従妹。
ご主人にめぐり合い、心の平安を得るまでには、さまざまな経験なや出会いがあった事だろう。
今の従妹は、その経験が生かされ、誰よりも前向きでしっかりした妻、たくましい母、かわいい嫁になった。
今朝も、私の息子の受験のことや長女の話に、自分の生い立ちを思い出し、自分がいかに親に心配をかけ、親が一生懸命自分を守り、応援し、お金をかけて一人前にしてくれたのかを、自分も親になって、初めてそのありがたみを知ったと言う話をしていた。
本当に、無くなった叔父や叔母、祖母に聞かせてあげたい言葉だった。
「親に恩を返せない分、お義母さんを大事にするんだ。だって、この世に『お母さん』と呼べる親は、お義母さんしかいないんだもの」
「自分が親に心配をかけた分は、子どもに返していく。学校で学んだことや、取った資格は、子どもが大きくなったら、必ず生かす仕事につく。それまではだんなの収入だけでもちゃんと先の貯えも出来るようにやりくり頑張る」
そして、何より、ちょっと障害をもつ上の子にたいして、
「この子のおかげでたくさんの貴重な出会いがあった。私も、いろんなことに関われた。これは財産。
これから、この子の将来のために、後見人を立てたり、親として応援してやらなきゃならないことのために、病気もしていられない、お金も貯めなくちゃ」

本当に強くなったなあ・・・。
私の脳裏には、まだあどけない少女の面影しかない従妹。
上の子が生まれた頃は、私が相談役だった。
今はまるで立ち場が逆転している。
でも、何かにつけ、TELをくれて近況を知らせてくれたり、相談し合うのが嬉しい。

3月、叔父の一周忌がある。祖母の13回忌にもあたる。
久し振りにいとこ一同集まる絶好の機会だ。
こういう法事って、亡くなった人を偲び、供養するだけでなく、残ったもの同士、日頃のご無沙汰を解消し、交流を深め、絆を強めるためにも、必要な慣習なのだと思う。

私も、この日ばかりは旧姓に戻って、母の手伝いをして来ようと思う。