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交流

家庭訪問教育相談員

2004-01-21 22:15:00 | 徒然なるままに
1月21日(水)

午前中はひたすらレポート書き。
明日が今年度分の最後のレポート受付最終日なのだ。
だが、最後の考察の段階で、参考文献を書くところで詰まってしまい、今回は断念か・・・?
「児童の行動観察」をいろんな発達心理学から分析せねばならず、観察と自分の意見・感想だけでは不十分なレポートであった。

午後から、中学校に出かけた。
教育委員会より派遣された家庭訪問教育相談員の方との面談に出席するためだ。
大学院で心理学を研究されていらっしゃる方で、若くてきれいで、聡明で、優しそうな方だった。
一通りこれまでのことや現状、我が家の家庭環境などを説明し、次回の家庭訪問のアポイントを取った。
来週の水曜日から、毎週、14:00~16:00長女を担当していただくことになった。

帰宅後、娘にそのことを話すと、
「初めて会う知らない人に、相談なんか出来ない」
と言う。
「初めての人でも、カウンセリングの人は、『守秘義務』というのがあって相談されたことは、絶対に相談人の許可なく口外することはないんだよ。
ママにも、お兄ちゃんにも、先生にも、友達にも相談できないことや、聞きたいことや言いたいことがあったら、その先生に聞いてもらってごらん。気持ちが楽になるし、専門的な立場からいろいろ相談に乗ってくれると思うよ。
今日、直接会ってお話してきたけれど、きれいで聞き上手な、優しそうな若い女の先生だったよ。
来週からいらっしゃるけど、最初は居間でお会いして、その次からは自分のお部屋で指導が受けられるように、少し片付けておこうね。」

少々対人恐怖症が入っている娘が、他人に心を開くのは簡単なことではないだろう。
でも、誰かに聞いてもらうという行為で、自分の気持ちを整理でき、自分自身と向き合うことが出来るかもしれない。
たとえ、そこまで行かなかったとしても、自分のちょっと先を行く素敵な先輩に出会って、自分のことを理解しようとしてくれる人と交流をもつことで広がる世界や、未来への希望が持てたらと思う。

私にとっても、貴重な出会いとなりますように・・・。


子ども達の遊ぶ声は、生活騒音?!

2004-01-21 21:06:00 | 徒然なるままに
1月20日(火)

午前中、子どもネットのサークル会をやった。
今年も楽しいこといっぱいの企画・運営の話し合いで、ワクワクした。
去年の年末の音楽会や、クリスマス会の反省でも、親も子も楽しかったことや、行事を通して子ども達に自主性が出てきたり、小さい子の面倒をよく見てくれるようになったりと、その子その子の成長ぶりがうかがえて、興味深かった。
家の場合も、中学生の息子も長女も、照れたりバカにしたりせず、自分の役割を果たしてくれたり、友達を誘ってちゃんと参加していた。
末娘も、お友達と協力し合いながら立派に子ども実行委員を務めていた。

中学生達はこれからは千葉・北総全体の活動に参加し、学校の枠を超えて世代を超えていろんな人たちと交流を広め、深めていくことだろう。
末娘は、高学年のお友達にサポートされながら自分達で楽しいことを企画・運営していくことを学んで実践していくだろう。
「親が黙れば子どもは動く」
をモットーに、今年も子どもネット、楽しんで頑張っていこう!

話し合いの後、気になることをメンバーの一人が持ち出した。
彼女は自治会の「広報」を担当している。
1歳、2歳、8歳の3児の母でもある。
今日も下の年子の2人相手に、見ているだけでも疲れそうな大変さだ。
その彼女に、先日自治会長が、
「『昼間の子どもの遊ぶ声がうるさいから何かしてくれ』と苦情があったので、記事にして広報誌に載せてくれ」
と言われたのだそうだ。
別に、彼女の家の子ども達のことではなさそうだったが、夜泣きがうるさいとか、朝早くから騒いだり大声で怒られているとかではない、
昼間、公園や道路で遊ぶ声がうるさいのだそうだ。

彼女の住んでいる地区は高齢化が進み、子どもがいる世帯は多くはない。
私達がソーランをやっていると、見に来るおじいちゃんのばあちゃん達は、涙を流して喜んでくださる。
でも、自分の生活圏で、始終子どもの声がうるさいとそういう感じになってしまうのだろうか。
祭りや運動会、自治会の行事も高齢化が目立ち、危険予防のため盛り上がる競技は軒並みカット。
お弁当や景品を用意しても、若い人や子どもたちの参加意識は低く、どこの自治会も頭を抱えている現状だ。
いかに三世代の世代を超えた交流を盛り上げるかが最大の課題のはずである。

それを、「子どもの声がうるさい」と広報誌に記事として載せろと、今小さい子の育児でめいっぱいの広報委員に、運営委員会も通さずに指示し、各家庭に配布するというのは納得が出来ない。

それを読んだ、子どものいる家庭はどう受け取るだろうか。
ますます少子化や核家族化、地域の高齢化が進むだけではないか。

ただ、迷惑に思い、我慢しかねている人がいると言う現実はあるのだ。
同じ内容でももっていきかただと思う。
・実際にどれだけの人が子供たちの遊ぶ声を迷惑に思っているのか、
・どんなとき、子どもたちのどんな声がうるさいのか、
・それに対して何か対策を試みたのか

大切なのは、誰もが住みやすい街づくりだ。
大きな災害のとき、1番の防災力は、地域住民の協力なのだ。
日頃の近所付き合いや、行事などの自治会活動を通しての交流や情報交換、信頼関係が、被害を少なくし、復興を早め、その町を救うのだ。
一方的で個人的な苦情を、一部の判断だけで公の広報誌に載せろと言うのはその根底をぐらつかせる非常識な意見だと思う。

今は死語になりつつある、「おかげさま」「おたがいさま」という言葉が自然に交わされる街づくりを心がけていきたい。