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交流

懐かしい恩師と仲間との再会

2004-01-16 07:09:00 | 徒然なるままに
1月14日(水)

午後から両国に芝居を見に行った。
テアトル・エコー時代以来の恩師、川和孝先生演出、シアターX自主公演。(1/13~18)
http://www.theaterx.jp/04/01meisaku18.html
『牝鶏』(金子洋文・作)と『俳諧亭句楽の死』(吉井勇・作)の2本立て。
両方とも、一幕物の短編だったが、見ごたえがあった。
『俳諧亭句楽の死』の中に、『新内』の演奏のシーンがあった。
公演後、『サポーター研究会』というのに参加し、「新内の解説と実演」を聴いた。
新内節とは、江戸時代後期に遊里を中心に流行した音曲で浄瑠璃の一種だ。
実演には、新内剛士(新内演奏家)とそのお父様でありお師匠さん(重要無形文化財)が特別出演をしてくださっていた。
三味線とその唄と語りの世界は、独特の雰囲気があって、江戸情緒たっぷりの別世界のようだった。
最前列の席のこんな至近距離で、こういう日本の伝統芸術を聴けるなんて、本当にラッキーだった。
日頃、子どもネットなどで、『おとなも子どもも楽しめる舞台』しか見ていないので、こういう、大人が堪能できる芝居は本当に久し振りだ。

公演には、エコー時代の同期生も来ていて、彼もまた自分の劇団を持ち、2月の公演に向けて稽古中だという。
公演後、当時、養成所の所長であり、声優の槐(さいかち)柳二先生と卒業以来の再会。
私のことを覚えていてくださり、舞台稽古の見学にお誘いいただき、感激!!

夢を追いかけて、夢中だった日々・・・。あの頃の気持ちとエネルギーが戻って来た。
あの頃と同じ夢は追いかけられないけれど、一緒に頑張った、そして今も頑張っている恩師や仲間に再会できて、たくさんのエールとパワーを頂いた。
私は私らしく、いつも目標に向かって前向きに突き進んでいきたい。
夢はいつも現在進行形で語っていきたい。
このところ、日常のことで煮詰まっていただけに、懐かしくも、新鮮な風穴を開けてもらった貴重な一日だった。

は~るよこい

2004-01-16 01:58:00 | 徒然なるままに
今日は、久々に人形劇の活動に参加しようと思い、長女を起こしに行った。
長女は、布団をかぶって泣いていた。
どこか痛いのかと聞くと、
「どうして私は起きられないんだろう」
と泣く。
そりゃあ、「あいのり」なんか見てから長風呂やってりゃあ朝起きられないわと思いつつ、
「今朝は起きようとは思っていたの?」
と聞くと
「うん」
といって泣く。
夕べ寝るときまでは、
「明日は朝から学校へ行こう!」
と思って寝たらしい。
が、兄や妹が起こされても、一緒に起きれず、また眠ってしまったのだ。
とにかく、「気持ち」はあっても、昼夜逆転の生活リズムが、急に正常に戻ることはありえない。
娘は、昨夜、自分から電話して同級生に今日の時間割を聞き、FAXを送ってもらっていた。
「どの時間割でもいいから、自分が無理なく参加できる授業に1時間だけ出席する。授業が無理なら、部活にだけ行く、というように、1日1回は制服を着て、学校に行ってみるというところからはじめてみよう。
今日は、6校時目が「総合」だから、出席しやすいんじゃない?
昼ごはん食べたら、行ってみてごらんよ」
他にもいろんな話をし、娘は涙をこぼしながらも、その時点では行く気にはなっていた。
でも、ついに今日は制服を着ることはなかった。

先日、私のEメールの送信ボックスに、未送信のメールが残っていた。
娘がタレントに当てたメールだった。
いつもは自分のアドレスから送るのに、何故、私のアドレスに残っているのか気になって読んでみると、

『私は、5月から学校に行ってません。

 時々、何か行事があるときは行ってるんですが、ほとんど行っていません。
 今は みんなと一緒に学校に行きたいと思ってるんですが、勉強とか、友達との距離とかが心配でかなか行動にうつせません。

 ○○ちゃんに、ぃぃァドバィスをしてほしいんですが…。』

1月8日、始業式の日付だった。
これは娘から、私へのSOSだと思った。でも、ここで焦りは禁物。
以前の娘は、学校に行けない理由を「いじめ」をはじめ、周りのせいにして、自分を正当化し同情を引くような文章を書いていた。
それが今回、「学校に行っていない」とか、「行動に移せない」というように、自分の行動を客観的に分析している。すごい進歩、成長だと思う。
自分自身と向き合うこと、それは、大人になっても結構辛いものがある。
こんな時、親としてはどう対応すればいいのか・・・・。

父に電話で聞いてみた。
「とにかく聞き役に徹すること。どうしたいのか、どうするのか、自分で考えさせ、自分から話させ、話をしているうちに考えがまとまるように。そして、それを行動に移せるがどうかをひたすら見守る。
指示したり、指摘したりして、プレッシャーをかけるのは逆効果。」
と言われた。

ひたすら聞き役に回る。私の最も苦手とするところだ。

「春に咲く花は、今の寒い時期に種をまき、球根を植えておくんだよ。どこに植えたか分からないくらい、何も無いように見えていても地面の下では、ちゃんと芽を出す準備としている。
枯れたように見える木だって、枝には硬い芽やつぼみが、寒さに耐えて春を待っている。
あなたの春のために、今からどんな種まきをしたらいいか、自分で考えてごらん。」

はーるよこい、はーやくこい、
あーるきはじめた ○~ちゃんが、
中学校の制服着て靴はいて、
学校に行きたいと待っている~。