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交流

侍の遺伝子を持つ全ての人へ―THE LAST SAMURAI―

2004-01-06 13:50:00 | 徒然なるままに
1月1日(木)

午後から中学生2人と『THE LAST SAMURAI』を見てきた。
映画の予告のコピーの『侍の遺伝子を持つ全ての人へ』という言葉がずっと私の心を捕らえていた。
トム・クルーズ扮するオールグレンと、渡辺謙扮する勝元の生き様とセリフが心に響く。
勝元の形見の刀に込められた『祖先たちが何のために戦って死んでいったのか』と言うメッセージ。
押し寄せる近代化の波に押しつぶされ、流されていった日本の魂・プライド・・・。
幕末に多くの血が流れ、累々と重なった屍を乗り越えて、日本の近代化の夜明けを迎えた。
『武士道』は今の日本にはかび臭い教えなのか?
黒澤映画に憧れた外国の映画人が、日本人が置き去りにして風化させつつあった『侍魂』を蘇らせてくれた。
小雪扮するたかが、夫の敵であるオールグレンに夫の形見のよろいを着せるシーンは、どんなラブシーンより切なくエロチックだ。
映像は、かなり衝撃シーンがあり、行き詰まる合戦や殺陣があり、中1の娘は思わず目を被っていた。
見終わった後
「ああいうこと、本当にあったの?」
と聞いてきた。

髻(ちょんまげ)を切ると言うことがどういうことなのか。
明治天皇は名君だったか。
官軍とは?
廃仏毀釈、文明開化・・・・

中3の息子も加わり、元旦早々、日本の近代化の夜明けの光と影を講義してしまった。
自分でもちょーっとあやふやな所があったりして、帰宅してから歴史書を確認したりして。

ところで、「勝元」と言うのは名字がなかったが「武田」のことなのだろうか・・・?
英語に堪能なところがまた魅力の一つだ。
やはり、気持ちが通じ合うためには、言葉を理解し合わなくては成り立たないし、二人の友情は、勝元が彼との会話を心がけた賜物だと思う。
ラスト近くの壮絶な戦いの後のシーンが感動的だった。『完璧』な最期だった。

『侍の血を引く者』として、どうしたら遺伝子の奥底に眠っている『侍魂』を呼び覚ますことができるのだろう?
「この国の人たちは、朝起きた時から、一つ一つのことに完璧を求める。妥協を許さない。」
「心の中にはいろいろな感情があるのだろうが、笑顔で接してくれる」
侍だけではなく、村人一人一人、子どもも、女性もそうだ。誇り高く、親切で、潔い。
今の時代、物も豊かに、便利になったが、その分、欠落しているものや、不器用な日本人が溢れてしまった。

日本、アメリカに限らず、世界のどこかで無駄に血を流している国や、病んだ国、どの世界の人々にも通じるメッセージがたくさんこめられた映画だと思う。

金魚と笹かま

2004-01-06 13:49:00 | 徒然なるままに
1月5日(月)

ようやくヘルペスも完治したので、午前中は、歯の治療再開。
正月休み明けで混んでいた。

午後から、息子と長女を散髪させに駅前の床屋と美容院に連れて行った。
待ち時間の間、末娘を連れて買い物。
末娘はもらったお年玉で、金魚の仲間を買うといって、ペットショップへ。
はじめは、姫めだかとえびを買うと言っていたのだが、お店の方に
「結構育ってしまった金魚と一緒に飼うと、餌にされてしまうよ。なるべく同じ種類や大きさのものがいいですよ。」
と言われ、仕方なく和金の『コメット』という種類の金魚を買ってきた。
ところが、この『コメット』、今は稚魚だから言いが、順調に育つと小さな鯉ぐらいに育つのだという。
最初は2匹買うつもりでいたのだが、今の水槽では2匹が育ってしまったら窮屈になりそうなので、しばらくは様子見に1匹だけ買うことにした。
それにしても、去年のソーランのお祭りの時に買った金魚が、今では小さな鮒のように大きくなってしまっているのだから、その子たちはこれからも大きくなっていくわけよね。いずれ、庭に池でも作らなくちゃいけないかしら?

夜、妹のお土産の笹かまを食べた。
やっぱり、石巻の笹かまは美味しい!
石巻にいたときは、高価でとても夕飯のおかずになんか食べられなかったなあ・・・。
(小さい時は、『べろかまぼこ』と呼んでいたっけ・・・)
御遣い物で頂いた時だって、もったいなくて大事に食べていたものだった。
安くても1枚150円はする。
新幹線で売っている真空パックチーズ入り何某みたいな消しゴムのような食感とはまったく違う!
ましてや、そこらのスーパーで売っている5枚で200円のものとは素材からして違うのだ。
久々に、妹が買ってきてくれた日本酒を頂いた。
これがまた笹かまと両方の美味さが引き立てあって、美味しいのなんの!
でも、ぐい飲み2杯も飲んだら、気持ちよくなって、今日のレポートを書かないうちに眠くなってしまった。

明日からは気合いを入れて、レポート作成に打ち込むぞ!