今日、車で市内中心部に出かけ、ふと不動院の方を見ると、屋根が黒っぽくなっていました。
数か月前は黄色っぽく見えていたのに、いつの間にか変わっており、帰路立ち寄ってみました。
自然に変色しているようです。やはり黒い方が重厚に見え、不動院らしくなっていました。
上層の屋根の陰の部分はまだ変色していないようでした。
この写真は、昨年10月10日に写していたものです。
この金堂の屋根は、約700平方メートルあり、約12万枚の「こけら板」が使われたそうです。
さわらの木から作られた、厚さ3㎜、30㎝四方の「こけら板」を、野地板の上に、葺き足し3㎝の間隔で重ね、竹釘でとめて葺き上げられているそうです。すべて手作業だそうです。
また、この「こけら板」は、手作業で、ナタで厚さ3㎜に割って準備されたものだそうです。
気の遠くなるような作業ですね。
今は、内部の修理が行われており、工事期間は今年の8月31日までと表示されていました。
完成見学会などが開催されたら、ぜひとも行ってみたいと思っています。