四季折々

~感じるままに~

ハデ干しの稲

2024-10-04 05:20:59 | 写真・花
昔懐かしい風景に出会いました。
刈り取った稲をハデに掛けて、天日干しにしている風景です。
ただ、農家にとっては大変な作業である様子がうかがえました。

雨上がりの昨日 06:30 頃写したものです。


田んぼ沿いの道路を上方に進んでみると・・・倒れているハデが!


ズームアップしてみました。
一昨日の日中から夜にかけての雨の重さに耐えられなかったようでした。


長いハデもちょっと傾いているようでした。
昨日の日中は曇り時々小雨でした。
農家の方は立て直しの作業で苦労されたものと思います。

この稲はさきおとといに刈ってハデ干しされたようで、
更に刈り取りの準備もされていましたが・・・



雨で作業は中断されたようでした。
農家にとっては、この時期は天気との戦いのようです。

「ハデ」は、広島地方でいう名称のようで、
稲などの穀物や野菜を刈り取った後に束ねて天日に干せるよう、

木材、竹、金属棒などで柱を作り、横木(竹)を何本か掛けて作るものです。
地方によっては、「稲掛け(いねかけ、いなかけ)」「稲機(いなばた)」「稲架(はさ、はざ、はせ、はぜ)
などと呼ばれているとか。
一昔前までは全てこの方法で干されており、刈り取りも含め重労働でした。
現在では多くの田んぼで、刈り取り、脱穀がコンバインという農機具で一度になされ、
籾は乾燥機で干されているようです。
ただ、ハデによる天日干しの米の方がおいしいと言われているようです。
我が家ではつい先日、島根県雲南市産のコシヒカリを頂き、早速新米を食させてもらいました。
刈り取ってわずかな間に白米にされたものとのことでしたが、おいしいお米でした。

しかし、昔、田舎で食べた新米の輝きや味とはちょっと違っいたように感じました。
そんなこともあり、ハデ干しの新米を食べてみたいと感じた昨日でもありました。


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