ナンバンギセル(南蛮煙管)の花に初めて出会いました。
古くは「万葉集」に登場する一年草の寄生植物だそうです。
古くは「万葉集」に登場する一年草の寄生植物だそうです。
名のごとく、キセルの形をした奇妙な花でした。
昨日09:40ころ写したものです。
以上は同じ場所に咲いていた3本を角度を変えるなどして写したものです。
すぐ近くに数本群生していました。
ススキなどがが生えていた斜面で、草刈りが行われた後しばらく経ったような場所でした。
以上は同じ場所に咲いていた3本を角度を変えるなどして写したものです。
すぐ近くに数本群生していました。
ススキなどがが生えていた斜面で、草刈りが行われた後しばらく経ったような場所でした。
ナンバンギセルは、ハマウツボ科ナンバンキセル属の寄生植物とか。
イネ科(主にススキ)に寄生し、花柄のみ地上に出して花をつけるそうです。
葉緑体をもっていないので自ら栄養を作ることができず、
ススキなどの根に根を張ってその植物から全面的に栄養をもらって生きているのだとか。
根を張られたススキなどは大迷惑ですね。何か利点はないのですかね。
ところで冒頭に書いた「万葉集」への登場ですが、万葉集に、
「道の辺の尾花が下の思ひ草今さらさらに何か思はむ」
という和歌があるそうです。
尾花はススキのことで、その下の「思ひ草」はナンバンギセルと推察されているそうです。
ススキの下で頬染めながら頭を垂れるように咲いている様子を、恋に物思う人にたとえたものとか。
万葉人の観察力、想像力はすごいと感嘆される歌だそうです。ただ、よみ人しらずとか。
この「思ひ草」により、ナンバンギセルには、「オモヒグサ」の別名(古名)があるそうです。
それにしても、万葉の世から今の世まで、
この「思ひ草」により、ナンバンギセルには、「オモヒグサ」の別名(古名)があるそうです。
それにしても、万葉の世から今の世まで、
他の植物から栄養をもらって一年毎に子孫を残し・・・ ものすごい生命力ですね。