明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(1230)東日本大震災と福島原発事故から5年、さらに脱原発を推し進めよう!!

2016年03月05日 12時00分00秒 | 明日に向けて(1201~1300)

守田です。(20160305 12:00)

もうすぐあの東日本大震災と福島原発事故から5年の日を迎えます。
この時期に、この5年間のさまざまな努力・思い・活動を引き継いで、さらに脱原発に向けてともに歩むことをみなさんに訴えます!

安倍政権はあの事故の反省などまったくせずに、この国を悪い方、悪い方へ向けようとしています。
原発は再稼働へ。オリンピックは騙しとる。憲法違反の集団的自衛権を押し通し、しかも言うに事欠いて「このままでは違憲だから憲法を変える」とまで言い出しています。
この面だけみると、この国に起こっていることは悪いことだらけに見えます。

しかし僕は一貫してまったく違う風を感じてきました。
この国の民衆の、草の根からの覚醒です!ものすごい規模です。ものすごい力です。そしてとても感動的です。
僕がこう思えるのは各地から講演に呼んでいただけるからです。そのどこでも必ずおられるのは「311で目覚めた」という方!必ず「自分の無関心がいけなかった」とおっしゃられます。

実は今朝もある山村でぜひ僕の講演会をやりたいと企画して下さっている方からメールをいただいたのですが、こんな風に書いてありました。
「私は原発事故までは何も考えず政治は頭の良い人達が正しい事をしてくれていると思って自分には関係ない世界だったのですが、事故後、子どもを守る為に知ろうとすればする程信じられない事実にぶち当り、居ても立っても居られず震災の年初めてデモに参

加しました。木枯らし吹く金曜の夜でも官邸前にはご年配の方がいて、こういう方のお陰で自分は幸せに暮らしてこれたのだと思いました。」

こういうメールをいただくと胸が震えるのですが、実に本当にこのようなコメントをいただくことが多いのです。
とくに小さい子どもを持つ世代の女性たちが多い。「政治は自分には関係ない世界だった」「そう思っていたのがいけなかった」とまさに覚醒している。
もちろん男性でもこう語られる方がたくさんいます。こうしたことが日本中で起きているのだと思います。

ではどうして政治は変わらないのかと思われる方も多いでしょう。
いやそんなことはありません。何よりも日本中の原発を私たちは停めてきました。野蛮極まる安倍政権とて、なかなか原発再稼働に手を付けられなかったのです。その証拠に選挙では一切再稼働を口にしません。
もちろん川内1、2号機、高浜3号機は動いており、その危険性はまったく無視できません。でもそれでも圧倒的な数の原発を私たちは止め続けています。

このことでアメリカのウラン会社、ユーリックが倒産しています。もっともウランを買っている日本の原発が動いてないからです。ちなみにユーリックは世界の4大ウラン燃料会社の一つでした。
川内・高浜原発の再稼働もけして攻勢的なものではありません。ここらで稼働しないと、停止期間が長すぎてもう動かせなくなってしまうこと、運転員も育たず、保守点検料も入らず、電力会社が大変なピンチだから焦って稼働しようとしているのです。
だからこそなおさら危険極まりないことを見すえておかなくてはなりませんが、しかし今なお、原発を止めようとする私たちのイニシアチブの方が上回っているのです。

ではそれはなぜ議席に反映しないのか。一つには小選挙区制など、選挙制度があまりにひどくで民意がちっとも反映しないからです。
同時に、野党があまりに脆弱で、はっきりいって日本全国津々浦々で起こっている覚醒に追いついて来れてなかったからです!
いやいまだに、あの原発事故の時に、率先避難者となって福島から、東北・関東から全国に飛び散って行った避難者たちの思いをくみとる政党は存在していません。なぜってどこの政党も避難の促進を掲げてないからです。

しかし今年になって政党の側からこうした民衆の覚醒に呼応しようという力強い動きも出てきました。この動きをリードしているのは共産党です。
安倍政権の暴走を止めるため、安保法を廃棄するため、野党協力を呼びかけてくれたからです。同時に全国で市民の中からも「野党は共闘」という声が高まり、ようやく参院選を前にした共闘体制ができあがりつつあります。
僕はぜひこの野党共闘が脱原発共闘へと成長して欲しいと思うし、そのために僕も尽力したいと思っています。

みなさん。こうした流れを見ていくならば、けしてこの5年間、悪い流ればかりではないことが見えてくるはずです。
いや僕は17歳の時に社会運動に飛び込んで以降、これほどの規模での民衆的覚醒に立ち会った経験はないです。すごい時代だと思っています。
その流れを加速させたい。いや実際に加速しつつあるので、可能な限りそれに掉さし、微力を振り絞って、流れの強化に貢献したいです。

そんな思いも胸に、3月11日にを挟んで連続して講演を行います。
3月11日は光栄なことに福島県郡山市のラジオに出演させていただけることになりました。郡山コミュニティ放送局ココラジで午後8時からですが、インターネットを介せば全国で聴けるそうです。
ぜひお近くの講演会場やココラジなどを通じてお話を聞いていただけたらと思います。一緒に脱原発の向けてともに歩みを強めましょう!

同時にこうした活動の継続のために、カンパを訴えさせてください!
みなさんのお力を借りて、さらに質の高い情報の発信を続けたいと思います。
ぜひ以下にお送りください。

振込先 郵貯ぎんこう なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
他の金融機関からのお振り込みの場合は
店名 四四八(ヨンヨンハチ) 店番448 預金種目 普通預金 口座番号 2266615

以下、講演スケジュールを貼り付けます!
私たち一人一人の力で、さらに「覚醒」を推し進めましょう!

*****

3月10日 兵庫県篠山市

日置地区人権・同和教育研究会
東日本大震災の教訓に学ぶ。今配布される安定ヨウ素剤と放射能災害を考えよう。

私たちの住む篠山から50キロしか離れていない福井県高浜原子力発電所が再稼働をはじめた。様々な安全性が確認されたとはいえ放射能に対する恐怖は残っている。
東日本大震災から5年。原発事故は今もなお避難した人々が故郷に帰る機会を奪ったままだ。
仮設での暮らしが復興住宅にと変化したものの、帰郷できない人たちは家族が離散し、夫婦の関係にすら亀裂を生じる事態となっている。
安全に暮らしたい。安心して暮らし続けたい。そんな当たり前の願いも失われてしまう。篠山に生きる私達は何をすればいいんだろう。

場 所 城東公民館 (大会議室)
日 時 3月10日(木) 午後7時 受付6時30 分
内 容 放射能災害と人権 安定ヨウ素剤の活用を学ぶ
講 師  篠山市原子力災害対策検討委員会委員
       守田 敏也 氏 (フリージャーナリスト)

原発事故により故郷に帰れなくなった人たちの思いと、壮絶な避難体験を教訓として、私たちが今しなければならないことは何かを共に考えたいと思います。
私たちの身にもおきるかも知れない放射能災害を、安定ヨウ素剤の配布に合わせ考えましょう。

問い合わせ先
日置校区まちづくり協議会 TEL:090-8210-3177(向井)

*****

3月11日 福島県郡山市

☆郡山コミュニティ放送ココラジに出演します(事前収録です)
http://www.kocofm.jp/

午後8時から2時間枠。翌週から3週間放送が続きます。
2時間枠2回の話を二度ずつ放送してくださるそうです。

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3月12日 滋賀県大津市

まもなくあの日から5回目の3月11日を迎えます。
安倍政権の動向を見ると、何も反省することなくむしろ悪い方へ悪い方へと舵を切っていることが分かります。
とくに2020年の東京オリンピックを大嘘でもぎ取って以降、被曝隠しが強烈に進めら、被災者の被曝地戻しが進行しています。あまりにひどいです。


日々マスメディアから流される情報では耳目に入りにくい、福島のこと。5年を迎える今だからこそ、改めて耳を傾けたいと思います。
高浜原発が再稼働した今、私たちが住んでいる場所から出来ることは何か、ご一緒に考えてみませんか。

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『福島の今―東日本大震災・福島原発事故から5年―』
◆日時: 2016年3月12日(土)13:30~16:00
◆会場: まちなか交流館ゆうゆうかん 2階コミュニティーホール(大津市長等2-9-1)     
https://www.facebook.com/events/1673012732971814/

◆ゲストスピーカー:
・東日本大震災 滋賀県避難者の会 佐藤勝十志さん
 『重い選択・帰還と移住~あのとき何が起きていたのか』
・フリージャーナリスト 守田敏也さん
 『原発事故後を生きる』
◆定員:50名 (先着順・要申込み)
◆参加費:500円 
◆お申込み・お問合せ先: まちなか交流館(077-525-6674)へお電話ください。《10:00~19:00 水曜定休》

※16:00~17:00、同会場にて懇親会を予定しています。(別途300円申し受けます)
※お子様連れ歓迎…託児はございませんが、お子様用フリースペースをご用意しております。
※アクセス情報…JR大津駅より徒歩15分。京阪浜大津駅より徒歩10分。
  菱屋町商店街内、おもちゃのからくり時計が目印です。 
  専用の駐車場はございません。近隣の民営・公営駐車場をご利用ください。

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 《佐藤勝十志さんプロフィール》
 福島県相馬市では会社を経営 2011年3月15日に栗東市に避難。現在両親・妻・長女の5人で市営住宅に居住。
 東日本大震災滋賀県内避難者の会 世話人代表

 《守田敏也さんプロフィール》
・・・「明日に向けて」では省略します・・・

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 主催:まちなか交流館 077-525-6674
( 大津市長等2丁目9-1)※水曜定休

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3月13日 京都府京田辺市

3・11あの日を忘れない
美しい自然のために。子どもたちの未来のために。

オール京田辺・綴喜メモリアル行動2016

3月13日(日)
午後1時30分開会
京田辺市中部住民センターせせらぎ

お話 福島原発の今―放射能から命を守る―
   守田敏也さん

参加協力費 200円

主催 オール京田辺・綴喜メモリアル行動実行委員会
後援 京田辺市

連絡先 電話0776‐62‐7474 大植
メール ohue.noboru@gmail.com
ブログ http://blog.goo.ne.jp/311memorial

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3月14日 大阪府堺市

防災学習講演会
福島原発事故から学ぶ緊急災害時の備え

東日本大震災の被災地支援を引き続きすすめ、福島の教訓からわたしたち
地元の防災・減災にどのように生かすのかを考えます。

一緒に考えてみませんか

・原発事ゆえによる福島県のきびしい状況
・原発事故の過酷さ、命を守ることの困難さ
・緊急災害時の備え
・地元自治体と一緒にとりくむべき課題

講師 守田敏也さん

午前10時より 生協堺東本部生協ホール(南海高野線 堺東駅そば)
参加 無料
子どものお世話あり(無料)

主催 大阪いずみ市民生活協同組合
http://www.izumi.coop/event/event2/_1684/777-160209.html

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以下でも講演します。次回以降に詳報を流します!

3月19日 京都府亀岡市
午後1時半より ガレリア亀岡
主催 酒井あきこ
https://www.facebook.com/events/552140808279440/permalink/552171038276417/

3月21日 京都市西京区
午後1時半より 西京区役所2階
主催 原発ゼロをめざす西京ネットワーク

3月26日 埼玉県三芳町
午後2時より4時まで 三芳町立中央公民館 ホール
主催 三芳九条の会

3月27日 埼玉県秩父郡皆野町
午後1時より 皆野町ムクゲ自然公園 森のホール
主催 守田敏也講演会実行委員会 
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=963517623730507&set=gm.1052557731454664&type=3&theater

コメント (2)
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