守田です(20181013 09:30)
10月21日(日曜日)に兵庫県姫路市で「その時どうする?原発事故が起こったら」というタイトルでお話します。
午後1時半から4時まで。県立姫路労働会館にてです。
● 自然災害が次々と発生
今年、日本は本当に度々大きな自然災害に襲われました。
大きな影響があったものとしてあげられるのは6月18日大阪北部地震、6月29日米原市竜巻、7月豪雨、猛暑、7月末から8月初旬の台風12号の迷走、9月初旬台風21号の暴風、9月6日北海道胆振東部地震、台風24号の暴風などです。
7月豪雨で221名の方が犠牲になられた他、全国で多数の死者が出てしまいました。あらためて犠牲になられた方に哀悼の意を表明し、ご遺族のみなさん、また被災されたみなさんにお見舞い申し上げます。
この災害の連続の中で浮かび上がってきたのは、さまざまな面でこの国の災害対策がとてもではないけれども十分とは言えないことでした。
その点でたくさんの救えた命が救えませんでした。その点でこれらの災害は単に「自然災害」とは言えない側面を持っています。自然災害に人災が加わって被害が拡大してきているのです。
この状態をなんとしても変えたい!そのために災害の度に危険情報を発信するとともに、被害状況を分析し、今後の知恵となる点を抽出してきましたが、あまりの災害の連続で追いかけるのに手いっぱいという感もありました。
さらに世界に目を向けてみるとインドネシアで巨大地震と津波が起こり、2000名以上の方が亡くなったことをはじめ、自然災害+人災が続いています。
地球を覆うプレートはわずか10数枚ですから、インドネシアや太平洋の島々の周辺で続いている巨大地震が日本列島の乗るプレートに影響する可能性も十分に考えられます。
あるいは気候変動は日本ばかりか世界中を覆い、例えばスウェーデンでは8月に全土を覆う山火事が発生しました。
● 災害からの命の守り方の知恵を積み重ねよう
しかし本当に残念ながらこの国の政府はいまだに旧来の災害対策のレベルにとどまり、これだけの災害の連続に見合うような体制への見直しをしようとはしていません。
さらにはこんなに災害が連続しているのに、危険極まりない原発の再稼働すら続けています。南海トラフを震源とする巨大地震も迫っていると言うのにです。
こんなことではとても命を守れません。
ではどうしたらいいのか。どう考えたらいいのか。
災害の一つ一つに対して命を守るすべを重ねるとともに、この国難とも言える災害に備えるためにも原発を止めるべき大きな世論を作りだすことです。
さらにはオリンピックなどやめて災害対策にこそお金をつかうべきです。リニア新幹線だとか北陸新幹線の延伸などは言語同断です!こうした世論も逞しくしていかなくてはいけない。
そのために各地で「自然災害や原発災害からの命の守り方」を問う企画をぜひどんどん行っていただきたいです。もちろん僕を講師として呼んでいただければどこへでも飛んでいきます!
10月21日は姫路に行きますが、主催者の脱原発はりまアクションのみなさん、共催の生活協同組合コープ自然派兵庫のみなさんは、これまでも何度も僕を呼んでくださり、こうした企画を共にしてきました。
今回も今年起こった災害についても学びたいとのことでお声がけいただけました。これまで一緒に積み上げてきた「命を守る輪」をさらに豊かなものにするために心を込めてお話します。
● ナルボンヌから世界に発信したはりまの行動も紹介します!
さらに今回の講演では夏の南仏ナルボンヌで行った反核サマーキャンプの報告も少しだけ入れさせていただくつもりです。
なぜかというと世界に出て僕は日本民衆の脱原発行動での奮闘を伝えているのですが、その一つとして紹介しているのが関西電力姫路支店前、およびJR姫路駅までの脱原発はりまアクションのみなさんの行動だからです。
反核サマーキャンプには昨年7月にドイツのデーベルンで初めて参加したのですが、ちょうどそのときはりまのみなさんの金曜行動が250回目を迎えていて、その報告を僕はドイツで受け取りパワポに入れ込んで報告したのでした。
そして今夏、南仏に旅立つ前にはりまの行動は300回を迎えたのでした。もちろんこれもパワポに入れ込み、250回、300回を共に世界から集まったみなさんに紹介しました。
はりまの行動に世界から集ったみなさんが共感してくれました。
そんな点も踏まえて「その時どうする?原発事故が起こったら」というお話をしますのでぜひお近くの方はご参加下さい!
以下、企画情報をお伝えしておきます。
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自然災害続出!今こそ聴きたい守田さんのお話!
「その時どうする?原発事故が起こったら」
~知っていれば役に立つ!フリージャーナリスト守田敏也さんに聞く~
日時 10月21日(日)13:30~16:00
会場 県立姫路労働会館
内容 守田敏也さんのお話85分、質疑・意見交換
参加費 一般500円 避難者・障がいをお持ちの方200円・大学生以下無料
託児室あり(一週間前まえに事前申し込み 500円)
主催 脱原発はりまアクション 共催 生活協同組合コープ自然派兵庫
連絡先 菅野個人電話 079-421-2853
菅野Email hssss461@ybb.ne.jp