夏休みも終りますね。私はこれといってレジャーには出かけませんでしたので、今、話題のジプリ映画「風たちぬ」を見てきましたよ。私的な感想ですが、私たちヒコーキ好きが期待して見に行くとガッカリしますね。面白くないです。宮崎監督はヒコーキ好きでも有名で、http://www.youtube.com/watch?v=V1ubtgsHzfs
ラジコンの九試単戦の飛行会などにも出向いているようですが、今回の題材がジプリ映画としては少々無理があるような気がしました。そこに嫁さんになる人とのロマンスを絡めるものですから、ヒコーキ好きとしては中途半端な描き方で、ジュラルミンの引き抜き材、枕頭鋲、牛で各務ヶ原の飛行場まで試作機を運ぶ等、でお茶を濁す程度。零戦はエンディングのシーンで数秒登場するたけです。同じヒコーキを扱った「紅の豚」は楽しめたのに、少々ガッカリでした。それと日本禁煙学会なるところから喫煙シーンが多いとクレームをつけられているとか。当時の時代背景を表現するために目くじら立てることもないだろうと思っていましたが、ちょっとタバコを吸うシーンが多すぎますね。主人公と相手が会話するシーンでは、かならず「タバコをくれ」となります。他に表現のしようがある気がして、安易な感じがしましたね。まぁ、これは私の感想です。大ヒット上映中だそうですから、興味のある方はご覧になればと思います。
で、レンズが多数ありますね。ちょつと気が滅入るのですが、何とかしなければ・・
少し前にも同じ内容をUPしていますので簡単に・・・かなり曇っていますね。これでは霧の中の写真になってしまいます。
この個体は、単に曇りだけではなくて、何か化学薬品が結晶として固まったような異物もついています。
100mmです。20mmに比べたら、レンズ構成も複雑でなく、ガラス自体が曇るようなこともないので清掃で、きれいなる個体が多いです。この個体の場合は、大きなゾウリムシ状のカビが発生していましたが、きれいに除去しています。
レンズは全て分離したところ。右側のヘリコイド部から、変質して流れ出した油が、左側の絞り羽根部へ浸透していくのです。
これで完成。20mmは各面のレンズに清掃出来ない曇りがあって、本来は断念をする状態のレンズ。しかし、棚のオブジェでは役に立たない。撮影が出来てレンズです。100mmは、使用もごく僅かで、レンズの状態も良好になっています。私も、テストで常用しているレンズ。これ以上長いのは使いにくいです。